◇◇K'sのチューニング日記◇◇

■ はじめに■
AMCシャワーキャブのチューニング日記も一通り、終わったので、、ジェット、バイクひっくるめて、メカをいじったことを日記につづってみます。
●日記は 新しい日にちの記事を上の段に書き足します。 つまり、時系列(古い最初の記事は一番下になりますので、時系列を追って読むには下から上の方向に読んで下さい。 これは 頻繁に日記を読みに来てくれる人は このページの上の方だけ読めば最新の記事が読めるという配慮です。 それでは 始まり始まり!




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(2007/10/29)レイクハバスへの道’07 スポンソンとNew-SJ編
レイクハバスの会場では、各アフターマーケットの会社が多数

実物を展示しているので、(カタログでは無く)実際に見比べながらパーツを見たり、エンジニアとお話が出来たりするので、いろんな意味でおもしろいですね。
今日の日記としては、フロントスポンソンを取り上げてみます。 フロントスポンソンは(今となっては)旧SJの(ただの)板スポンソンで“ごくわずかに”ワイドハル化するだけでも繰安性が向上するので、大ヒット。クローズドではSXRに主流が移った後は、いろんなメーカーからもっとワイドハル化するような3D形状のフロントスポンソンが発売されてます。 ksがチョイスしているのはBlowsionのSPEC-Uで、スポンソンが張り出した中に、さらにもう一本グルーブ(溝)が切られたタイプです。
竹之下選手などは鮫のえらの様な形状をチョイスされてますが、いろんなメーカーを比べてみると、出っ張り量としてはBlowsionが一番出っ張ってますし、グルービングが施されたモノはこのSpec-Uだけですね。ノーマルとSpec-Uを並べた写真を見ると違いがよくわかりますよ! ks艇にもつけてますが、かなりいいです。くしも、New-SJもフロントだけワイドハルにして、“オタマジャクシ形状”としてますが、SJがさらに曲がりやすくなったのと同じようにSXRにフロントスポンソンを取り付けると、非常に曲がりやすくなります。前が浮力が安定していても、後ろの幅が狭いので、スッと切れ込んでくれる感じです。
たかだか、SJのワイドハル化は片側5m程度ですが、なんとBlowsion Spec-Uは片側30mm近く出っ張りますし、グルーブ(溝)も切ってあるので、グリップ効果抜群です。 これをつけた時には、足回りの強化の効果を痛切に感じました。 これはつけるべきです。 ワイドハル化したSJに、さらにこのスポンソンをつけると、大変なことになるかも知れませんね。 それに、元々フロントの浮力が無い750SXなどには絶対つけるべきパーツでは無いかとksは思ってます。
ヤマハさんも、エンジンは変えませんでしたが、いいところに目をつけて、繰安性に特化したいいジェットを出してきましたね。この08_SJならksも欲しいと思いました。(当然、もし、New-SJを買えば、さらにフロントスポンソンは取り付けてしまいそうですが、、、、(^^;) ただ、Blowsionのスポンソンは堅いので、ハルのカーブにそわせるのが、ちょっと大変な作業ですね。






(2007/10/28)レイクハバスへの道’07 持ち物編
海外旅行としてのレイクハバス(World Final)を見に行く上で、一般の海外旅行で持って行くモノ以外で持って行った方がいいものをいくつかアドバイスとして、、、。
* 日焼け止め、日焼け止めリップクリーム、帽子
10月後半といえ、モハベ砂漠の中のレイクハバスはとてつもなく紫外線がきつい。
  普段、そここそ日焼けしているksでさえ、土曜の予選だけで、PF25の日焼け止めを塗っていても顔はぼろぼろ、唇ベリベリ。 特に唇には来ます。 Ksはテンガロンハットを持って行きましたが、出来るだけツバの大きい帽子も!
* 大会のスケジュール表
IJSBAの公式サイトに大会(予選〜決勝)の細かいレーススケジュールやアトラクション、テントの配置が出ています。スケジュール表はプリントアウトして持って行きましょう。
* 寒さ対策のトレーナー
アリゾナ州は砂漠の中なので、日中は泳げるぐらいに暑いけど、日が暮れると、めちゃ寒い。
* 水着(女性はビキニ)(^_^;)
当然、USAでは出したモンがち。 レイクハバスの水はとても綺麗です。Ksも飛び込んで泳ぎましたが、間違って浅いところで飛び込んだら、そこの岩に胸がヒットしてベリベリに、、、
* 国際免許
レンタカーを運転するには国際免許がいりますが、日本国内の運転免許も必要です。
* 写真付きクレジットカード
IDカードの代わりになります。
* パスポートのカラー縮小コピー
これがあると、モーテル飛び込みチェックインで役立ちます。 コピーに借りたレンタカーのナンバープレートを書いておくと、モーテルの窓口で必ず聞かれれるのでメモしておくこと。パスポートはとっても大事なので、むやみに持ち歩かない。
* 小銭部が2層に分かれた財布
USAの小銭(25¢、10¢、5¢、1¢)の内、前者3つはぱっと見、似ているので、慣れてないと、小銭が払えず、お釣りの小銭が貯まる一方になります。 小銭入れの部分が2層になって、25¢と10¢、5¢と1¢を分けて入れると、色と大きさが明確にちがうので、ぱっと硬貨を組み合わせて、1ドル未満の支払いが出来ます。これは覚えておきましょう!!
* お昼の食べ物
パーツやTシャツは山ほど売っているが、食べるモノが意外と売っていない。特に土曜日。 会場に入る前にどこかガススタでドーナッツか、前日に24スーパーでサンドイッチをかっておいた方が良いかも。 乾燥しているので、意外に水もたくさん飲みます。 ミネラルウォーターのボトルを前日に買っておくべし!
* バッグ イン バッグ(Bag in bag)
おみやげ用にバッグをたたんでもう一つ持ってきましょう。Ksは娘がすっぽり入れる大きさのものすごく大きいバッグをたたんで持って行ってました。でも、帰りにはそれもぱんぱんです。 ライジャケやウエットやツアーコートはかさばるので、小さいバッグなど役に立ちません。 前回、ksは台湾で2ヶ月過ごした時には自転車や海外仕様のデリカのバンパーまで買って帰りましたから〜〜〜! 
どうせ、USA内は全部車で移動だし、多すぎるバッグも、成田に着けば、成田空港内から宅急便で自宅まで送れるので。
* 睡眠薬 または睡眠補助剤
時差ボケを防止するため、飛行機に乗ったら、現地の状態(昼か、夜か)に合わせて、薬で強引に寝る! USAでドライバーに成る人はこれをしないと危険。 でも、これさえすれば、到着当日からガンガン日常通りに行動出来ます。
* 下着は旅行日数の半分で十分
下着やTシャツレベルの薄さだと、ホテルにチェックインしてお風呂場で洗って干しておけば、湿度が低いので、翌日朝には乾く。汗もかかないので、水(お湯)洗いで十分汚れが落ちる。  アリゾナは昼間は暑いので、半ズボンで行動すべし。ロスは長ズボンでちょうど良い。
* 地球の歩き方(ロサンゼルス編)、アメリカンドライブ
ま、この2冊はバイブルでしょう。
* 地図のプリントアウト
  上記2冊にも、ロス〜レイク・ハバスまでの道がわかりやすい縮尺で地図が載っていません。 
http://global.navitime.co.jp/area/us/map.act?mode=poi_named&poiCode=US17514701
上記から 何段階か、ナビで設定しやすいポイントの縮尺でルートマップをプリントアウトして持って行きましょう。
* レースに出る人は
表彰台に乗る可能性が有る選手は、アワード用にセンスある衣装を一着。女性はセクシー系を一着。  いろんな人と関わり、いろんなスポンサーさんの目にとまります。いろんな方と交流が出来ます。 英語のネームカード(名刺)を作って持って行きましょう。 お世話になった方々には “後でお礼します。写真送ります”と名刺交換をしましょう。そして、(慣れて無くても)英語でお礼のメールを送りましょ。 人生がまた広がります。
*ビデオの充電器
 家電品は日本のコンセントがそのまま使えます。 ビデオやデジカメのバッテリーが上がらないように充電器は持って行きましょう。

ま、こんなモンでしょうか??



(2007/10/25)レイクハバスへの道’07 業界の発展とジュニア達
まずは業界の発展として、
日本はJJSBAとJJSFの二つの団体があります。しかし、JJSBAは事実上カワサキ重工の社内団体で (他メーカーの)オープンな参加にせず、カワサキワンメイクにしため、競技人口が減少し、レース参加クラスもレースが成立しないクラスも出始めたため、さらにクラスを2つ(ストックか、改造か)に絞ってしまった。
協会側は“一般ユーザーが参加しやすいことを主眼に”と弁解しているが、アフターマーケットのパーツ代の資金が動かない業界に繁栄が有るはずが無い。 ジェットみたいな大がかりなスポーツは個人だけの運営には成り立たない。乗り手と、販売店やパーツメーカー両方が繁栄しないと、単発な高額なおもちゃにしかならない。ショップもライダーをサポートしても資金が無い。 日本でパーツ開発をしながらライダーをサポートできるのは数ショップしかない。パーツの制限を絞れば絞るほど、業界はだんだん衰退すると思います。個人では大きな大会に出るのは難しい。消化器の準備から、ランチャー、テント、経費の負担など。 今、それを支えているのは各ショップですが、ジェット10台、20台売れたところで利益はたいしたことは有りません。とても家族など養えません。 継続的なチューニングパーツや修理で何とかやっているのが現状で、10年以上続いているショップは、ジェット以外に本業をお持ちなのがほとんどです。
アメリカでも、当然レギュレーションはありますが、それ以外にも、“何でもありあり”の考え方があります。写真の様にスタンドアップに1200cc!!のエンジンを積み込んだりやWammerJetなど。 こういったところからいろんなアイデアやライダー側のあこがれを産みます。日本では レギュレーションをストックにするばかりの状況ではJet屋はやらない方がいいです。商売になりません。なるならCoCoイチのカレー屋の店長ですかね〜。
ジュニアクラスに対して
アメリカで、ジェットのジュニアクラスが始まったのは、本当にうらやましいです。と、言うより、モータースポーツ発展の為には、当たり前か。。 ジュニアはどんなスポーツにも底辺として存在し、時によってはゴルフのはにかみ王子の様に大人のレベルを超してきます。そして、ジュニアが発展すればするほど、ジュニアのレベルは大人と切迫し、一部分は確実に大人を凌駕します。モトクロスやロードレースは、チャンピオンは日本でも海外でもほぼ例外なくジュニア出身でしょう。4輪でもF1ドライバーのほとんどは、まずはジュニアのカートからのスタートです。ジュニアのパワーは今も将来もはかりしれません。
日本の2輪の協会(MFJ)も3,4年前からジュニアの育成に力をかけてます。まずは子供達にバイクにさわる機会を増やす為、10台以上の子供用オートマバイクを持って全国各地で巡回して体験試乗会を行ってます。ジュニアのいいところは家族を巻き込むことです。いま、日本のジェットのレースを見ても、一般のギャラリーなどほとんどいません。やるのも見るのも選手だけ。 でも、ジェットには有りませんが、ジュニアのモータースポーツは家族総出は当たり前。じいちゃん、ばあちゃん、お友達まできます。
ロードレース(鈴鹿8耐)のパレードやもて耐のパレードには 必ず先頭はジュニアライダー達にバイクに乗って行進してもらいます。“子供が自由自在にバイクに乗っている”と大人達の目に触れさせる機会から作っています。 MFJの月間雑誌も3回に1回は表紙はジュニアライダーだし、ホームページのトップの動画にもジュニア達の集合写真が毎年変わって使われてます。 サッカーだって、正選手と手をつないでの地元ジュニアが入場し花を添えます。 ジュニア本人、そしてその親に夢を持たせます。長男がすれば次男も続きます。 モータースポーツの世界では、2輪は日本でも“ジュニアクラス”と言う免許制度の抜け道が有るのに、なぜジェットには無いのでしょうかね〜〜。
(ボートの)笹川会長が生きていてくれていれば。。。。。。
ks自身も、最初のマリンスポーツを経験したのは笹川会長が設立したB&Gでした。東広島のB&Gでディンギー(競技用の小型ヨット)とカヌーをここで習いました。当然無料です。その延長でボート免許を取りました。当時(30年近く前)はジェットスキーなど、一般には知られてなかった時代です。笹川会長は悪人だったかもしれませんが、その何百倍も世の中に貢献した人だと思ってます。競艇などの公共ギャンブルも、負の面かもしれませんが、そうやってお金が動いて正の面も作れていきます。 
JJSFがやはり高いところから見て、組織を運営しているのはマリンスポーツ財団の流れをくんでいるからなのでしょうね。
今回、Havasuのワールドファイナルで偶然にもジュニアクラスに出場していた小原聡将君(中一)に会うことが出来ました。免許制度で認められてない日本では、JJSFの速報でも取り上げられて無かったし、仮に優勝でもしたら取り上げられたかもしれませんが、たぶん、ハバスで日本のジュニアが出ていたことなど、日本のジェットユーザーに伝わることは無いと思います。悲しいな〜〜。 残念ながら、今の日本ではいつまでたってもジュニアには日の目の当たることは無いでしょう。(少なくとも16歳未満には。。)
ハバス地元紙(News-Herald)などは金曜日のニュースに一面カラーででかでかWorld-Finalの写真と予選、決勝のスケジュールを載せてます。こういった、結果だけでなくイベントの予告を市民に周知するところが人を呼ぶのでしょうね。日本には、たぶん結果を新聞に載せるので負のイメージではばかれる現実は悲しいです。
今日は、暗い意見だけで終わった日記ですみません。。。_(_^_)_




(2007/10/24)レイクハバスへの道’07 費用編
費用は皆さんが思う以上に安いですよ。Ks家では一家で飛行機代〜レンタカー代〜買い物代含めて50万円です。 
以下は一人当たりです。
・飛行機代 成田〜LA 往復\46,000+燃料が高沸中なので、燃料追加代\20,000 合計\66,000
・ ks家は愛媛からなので 愛媛〜東京深夜バス 往復\21,000
・ レンタカー代(保険込み)コレが一番高いけど 1週間で\75,000
・ ガソリン代 約2000km走って \9,000(安っす〜〜!)
・ ホテル(簡単な朝食付き)一泊平均65$x6泊=390$=\50,000
   ホテルは一部屋いくら、なので、家族で泊まっても値段は変わりません。
・ 食事代 一日平均 50$x7日=350$=\45,000
・ ハバス ピットチケット 60$=\7,500 (一般チケットは無料)
・ ユニバーサル・ハリウッド ノーマル1day+食べ放題チケット 65$=\8,000
・ なんやかんやのチップ 10ドルx7日=70$=\9,000
合計30万円なので、レンタカー代やホテル代は人数が増えても(4人以下なら)料金は変わらないので、思った以上にかかりません。なので、ks一家でかかった費用は上記を含めて家族全部で50万円です。 ま、一番お得なのは4人単位で行くことですね。
ホテルも2ベットまで同じ値段なので、2カップル(4人)が一番安上がりです。
皆さん、行きたくなりましたでしょう〜!!(^^)!


(2007/10/23) レイクハバスへの道’07 レストラン編
レストランのチップについては前の日記で書きましたが、太るはずだよアメリカ人。出てくる量が半端じゃ有りません。デニーズみたいなファミレスでも、日本の量の倍は出ます。なので、家族で行ったks家は、“子供の分は親の分を分けてあげればいいや”と親二人分頼むと“お前は子供の分を頼まないのか?”とけげんな顔で見返されますし、 “子供はいらない”と言っても“子供の分は頼まないのですか?”と促されます。どうもUSでは虐待と思われるようです(?)  気の弱いksは結局子供の分もたのんでしまいます。USでは個人個人はたとえ子供でも一つの注文の様です。(たぶん、、、)
結果として食べ切れない量が来ます。でも、お持ち帰りが当たり前の様なので、遠慮無く、お持ち帰り用の箱を頼みましょう。
“Please box for to go” (だったかな?) お隣のお客はそんな風に言っていた様でした。
ちゃんと箱と袋を持ってきてくれます。
それと、マクドナルドなどでも 日本では“店内でお召し上がりでしょうか、テイクアウト(お持ち帰り)でしょうか?”ときかれますが、USでは “Here or to go” となり、お持ち帰りとは” to go”となります。
間違っても、”take out”と言うと、“さらっちゃうぞ、この野郎!”となります。ちょっと危ないです(^^;)
朝食のメニューに目玉焼きの含まれるセットの料理を指さして頼んでも、卵の焼き方は必ず聞かれます。
How would you like your egg? 卵の焼き方はどうしますか?

"scrambled egg"「スクランブルエッグ」
Sunny side up(目玉焼き)
over-easy(オーヴァーイーズィー)"目玉焼きを両面焼く
"omelet" (オムレッ)「オムレツ」
オムレツを頼むと、"plain omelet"(プレインアムレッ)か、中にチーズ"cheese"や玉ねぎ"onion"、ハム"ham"などを入れるかどうかを聞いてきます。 全部いれるなら”all include!”
"boiled egg"「ゆで卵」 "hard-boiled egg"(ハードボイルドエッグ)と「半熟卵」"soft-boiled egg"(ソフトボイルドエッグ)の2種類があります。

コンビニに行っても、自販機でも、不思議なことに缶コーヒーというのはアメリカに売ってません。 コーヒーはアメリカではホットコーヒーをカップで買うものなのです。ガソリンスタンドやコンビニで、保温カップが売っているので、好きな大きさのカップを買って、そのあと(?)で、コービーメーカーにあるコーヒーをついで、リッドを締めて店外に持ち出します。
アメリカで缶コーヒーの商売をする会社はないのでしょうか? やれば大もうけのはずですが、、、。(@_@)



(2007/10/22) レイクハバスへの道’07 “我々はチップの分しか働かない”
チップの考え方をちょっと極端に象徴しているのが、写真の張り紙です。
Captain works for tips only.
我々はチップの為に働いている。(チップの分しか働かない。何か求めるならチップを出しな) この張り紙は、レイクハバスの観光遊覧船のエアーボート(プロペラで進む底が平らで湿地帯でも入れるボート)に貼ってあった張り紙です。
アメリカではサービスは有料。サービスの対価として(お客は)チップを店内でもその個人に払う。
象徴的なのは、レストランに入ると、まず最初に接客したウエイトレスしか、残りの時間は対応しません。 途中にほかのウエイトレスが何か届けたり、聞きに来たりすることは有りません。 お客側も(最初に案内された)ウエイトレス以外のウエイトレスに何かを頼んではいけません。 フォークを落としても、偶然通った手近なウエイトレスにフォークの交換をたのんではいけないのです。偶然通ったウエイトレスに頼んでも、“私は違います”とか、“あなたのウエイトレスに言っておきます”と言われます。 それは最後に払われるチップは 最初に接客したウエイトレスの働き(サービス)に対する対価なので、そのチップは最初のウエイトレスに対するモノであり評価で有る為、他のウエイトレスが横入りしてはいけないモノなのです。なので、一律に何%というチップでは無く、そのウエイトレスの笑顔や対応が良ければ多めに、悪ければ(遠慮無く)少なく払うのもナノです。
食事が終われば” I finish. “ または “Check please.”
レシートがテーブルが届けられるので、チップを加えた金額を置く。(そのまま店を出てもいい) レシートとお金を取りに来たら “Keep your change.” “おつりはあなたがとっといて)
または 単純に料金を払って、おつりを持ってきたら、チップを伝票をはさんだブックにはさんで、そのまま立ち去る。  などなど、チップの渡し方はいくつかあります。

 (遊園地以外の)観光地でも、衣装を着ている人と一緒に写真をうつす(それもサービス)もチップがいります。(だいたい1$) チャイニーズシアター前には バットマンなどの衣装を着た人がいますが、記念に写真を一緒に撮るにもチップがいります。 チップに疎い日本人には、“写真取るにもチップがいるよ”とチラリと手首にはさんだ1$札を見せます。




(2007/10/21)レイクハバスへの道’07 マナーは法律より厳格!!!
この項目はハバスに行かれる皆さんには是非知っておいて欲しいことです。
それは、挨拶とマナーは法律より厳格であることです。日本では混んでいたり何か理由があれば、“このくらいいいや”とやってしまうことがありますが、USでは厳格です。というより、確実に皆さんやります。やらないのは“危ない人”です。 なので、レースに来る人、必ず実施して下さい。
挨拶
【Hello, Hi】
・ ホテルで他人とすれ違うとき、(特に一対一ですれ違うとき)“Hi”と声をかけます。
・ エレベーターに乗ったとき、(特に先に一人だけ乗っていて自分が二人目の場合)必ず“Hi”と声をかけます。
・ 観客席に空いた席に座っても、隣の人には見ず知らずでも、必ず“Hi”と言ったり、”Can I (take a sheet)?” と言ったりします。 日本では他人にはなるべく目を合わさないで座るところですけどね。

要は、“自分は危なくないですよ”の意思表示も含んでの挨拶です。これをしないと、USでは“危ないヤツかも”と思われます。
唯一 いらないのは、トイレの中ぐらい??かな。 トイレに横に並んで”Hi”と言われたことはまだありません。(^^;)

【Excuse me】
・ 会場の出店で狭い中、他人の後ろを通ろうとするとき。体が触れない余裕が有っても必ずアメリカ人は”Excuse me”を必ず言います。 日本人は無言でグリグリ体を割り込まして通ったりしますが、アメリカ人は必ず一声あります。 後ろを通る場合は余裕が有っても言ってきます。観客席でも席を探してスタンドに入るときでも、言いながら入っていきます。
【How are you?】
・ レストランに入るとウエイトレスから必ず最初に”How are you?”” と聞かれます。 “Good” “So,So,Good(まあまあGood)”ぐらいは答えましょう。
・ 食べてる途中も“おいしいですか?”と必ず聞かれます。Good !, Taste good, excellent! ぐらいは答えましょう。
・ お勘定が済んで出るときにも”Hava good day!”と必ず声かけてくれます。”Thank you, you also “ (あなたも同じにいい日でね)と返しましょう。

【その他】
・ 駐車場で身障者マークのところには絶対止めない。日本では身障者マークのところに“混んでいれば”平気で健常者が車を停めたり、車に身障者マークが貼ってあれさえすれば 身障者を乗せて無くても堂々と停めたりしてます。 アメリカでは絶対に有りませんし、停めるとすぐ捕まります。 アメリカでは子供やハンディキャップや車椅子、老人、退役軍人に対する保護はマナーとしては絶対で、“まあ、いいや”ということは絶対有りません。 そのせいで、電気自動車に乗ったご老人や車椅子の方々を一般の生活やショッピングで良く見かけます。社会に出てくることを尊重&応援してます。
Havasuの会場でも、ゲートや案内はすでに引退されたLake Havasu Cityのご老人達がボランティアでたくさん参加されてます。この方々の表情はとても明るいですね。
これらの弱者を守るマナーを象徴するのが、信号の無い横断歩道です。日本ではこういった弱者が信号の無い横断歩道で待っていても、自然な流れで車の列がドンドン通っていて、車は決して止まりません。日本では、自然に車が連なっていれば、俺もいいだろうと言う甘い考えです。 でも、アメリカは“必ず!”止まって弱者を通してあげます。
・レース会場でも、飲み干されたコップやペットボトルが人目のつかないところに置き去りにされたりという光景をあまり見たことが有りません。 町でも、ゴミが少ない。
・ 子供を夜間に酒場などに連れて入ることは絶対入れてくれません。 日本なら、ま、親がついていればとがめられることはありませんが、USではガードにシャットアウトされます。 何度も言いますがUSでは **ならば大目に見る、、、。ということはありません。マナーは法律よりも厳格に優先します。
Ks自身も、実は今回会場で周りのアメリカ人から叱られました。 メインスタンドは段になってますが、スタンドの一番下のビーチ側の通路は、手すりのついた通路になります。通路に手すりに寄りかかって立てば、遅れて来てもレースがよく見えますが、段の一番下の人は座ってますので見えないことになります。 日本なら、ま、混んでるから仕方ないか?と段の人が我慢したり、首を動かして何とか見ようとしますが、アメリカ人は違います。“お前、後ろが見えないのがわからないのか!” ksは結構みんなに叫ばれていたようですが、後ろから言われていたのと、スラング混じりで言われていたので、自分のことが言われていると気付くまで時間がかかりました。 なんか、みんなが言っているな〜〜。と思ったら、それはksへのヤジでした。 結局中の一人が降りてきて、ksの背中をたたいて、やっとボク自身へのヤジだったと気付く次第でした。 (^_^;)  _(_^_)_
その後、やっぱり見てみると、決勝の混んでいる日でさえ、通路のところを占拠して見る人は皆無でした。 日本だと、ちょっとでも隙間があると、その後ろにいる人がいても、みんなズリズリ割り込んで来るところですが、 ちゃんと席がある前を,空いているからと言って割り込むような不作法は許されないのがわかりました。  “マナーは法律より優先される”


**番外編**
【Cute!】
「あなたは綺麗です」はPrettyではなく、“Cute”(キュート)です。Prettyはちょっとバカっぽい意味も含むのかな(?)と思ってます。 (どなたか、アメリカ生活が長い方、教えて下さい)
キャンギャルを写真を写した時には“Thank you” ぐらいは言いましょう。声が届かない距離なら、手のひらを見せて”Thank you”のジェスチャーをしましょう。一緒に撮ってもらったときには。 “Thank you. You are so cute.” ぐらいは言いましょう。本当に綺麗なモデル級の人には “You are beautiful”と言いましょう。間違ってもプリティーと言わないように。
USの女性はタレント(talent:日本語のタレントという意味では無く、能力、才能)を持った切れる女を目指しています。なので、大人っぽい化粧やおしゃれを目指します。日本では美人で無くても“かわいい”とか、そして、女性の方もバカっぽくわざと見せたりしますが、USでは自立したtalentを持った女性を目指しますので、価値観と目指す方向が違ってます。
男側もドレスダウンとドレスアップのメリハリが必要で、ドレスダウンだけでは脳が無い男と思われます。 キャップを斜めにかぶってBad boysの振りをするのも結構ですが、決めるときは決めるtalentが必要です。アワードでも、ちゃんと(USの)女性選手はセクシーに見せるドレスを着てきます。   、、、、、と、ksのだいぶ主観の入った内容になりましたが、アメリカ経験長い方がいらっしゃいましたら、また、教えてください。
ハバスで表彰台に上がる可能性の有る選手は、一着ぐらいは何か持ってきておきましょう!




(2007/10/20)レイクハバスへの道’07 運転編、ショッピング編
前日の日記に書いた様にいろんなところに行けるのは、やっぱりレンタカーで行動するおかげです。特にナビの助けが有れば、どこへでも行けます。なので、ナビ付きレンタカーさえ借りれば、左ハンドルに自信が無くても、ちょっとやればなんとかなりますので、絶対車でツアーしましょう。ボクはいつもハーツをかります。ハーツの車のほとんど(一部無しの車種もあります)についているナビが“Never Lost”です。設定を日本語に切り替えればアナウンスは日本語だし、ジャンル別(ショッピングやモール)や、ガイドマップに出ている住所などでも検索出来ます。
NeverLostがついているかどうかは 日本語サイトから事前にレンタカーを予約するときに確認出来ます。 このナビはとても使いやすいけれど、唯一の欠点は、エンジン(電源)を切るたびに、言語が英語に戻るので、いちいち設定し直さなければならないことです。 ハバスまでも楽々いけます。100mile/hで巡航すればロスからたったの5時間弱です。最初は飛行機で乗り継いで行きましたが、遠回りで偉いことにになってしまいます。 道路はロス市内を出ると、モハベ砂漠の中の一本道なので迷うことなくハバスへつけます。 
ナビのルート検索は特にロサンゼルス市内は縦横無尽にフリーウエイがあるので、”Shortest Time(最短設定)”より、“Freeway(なるべくフリーウエイを使う”の条件で検索した方が良いですね。そして、NeverLostには絶対服従しましょう。 NeverLostが左側車線を走れと言えば左側を走らなければいけません。 突然車線が分かれるので、違った出口に降ろされてしまいます。 車線も多く、ロス近郊では片道6車線もざらですが、どの車線も全員が全員、ほぼ同じ速度で飛ばします。 日本では 左車線ではゆっくり、中央ではそこそこ、右車線ではそこそこかたまに速い車が追い越すレベルで、運転に自信がなかったら、とりあえず左側を走っておけば何とかなります。 しかしUSAは違います。遅いはずの一番右でもみんな速いです。あまり左右で差がありません。アクセルをかなりメリハリ良く踏まないと危険です。
ま、NeverLostさえあれば、どこに行っても安心なので、皆さん、アメリカ旅行は、自信が無くてもレンタカーで行きましょう〜!!! ものすごく行動範囲が広がるし、高速沿いにたくさんのショッピングモールがありますので、高速から良よさげなモールが見えたら、次の出口で降りましょう。出口は1マイルごとぐらいにはあるので、見えてすぐ右によれば見つけた店に戻れます。
あと、日本からレーダー探知機を持ってきましたが、結構自動ドアで反応してしまいます。 ただ、店も何もない砂漠の中で、たまにレーダーを拾ったりステルスを拾ったり、デジタル無線を拾ったりしますので、やっぱりどこかに警察はいるのかもしれません。 でも、本当に日本のレーダー探知機がアメリカで通用するかどうか??は自信が有りませんので、だれか知っていたら教えて下さい。
運転ルールで一番違うのは、赤信号でも左から車が来てなければ右折OK。ぐらいでしょうか? これも合理的ですね。それと、左折する為のオレンジの線の専用左折レーンがあります。(これもアメリカン・ドライブに詳しく載ってます)
ショッピングに当てる日は、朝食はモーテルで取らないで、なるべくデニーズやレストランで取るようにしましょう。 こういったレストランの前には コインを入れて新聞を取るボックスがありますが、この広告にはバーゲンや売り出しの新聞広告がたくさん入ってます。特に、金、土は爆発的な量の広告が入っているので、とても新聞に折り込めないので、新聞それぞれに袋がついていて、1cm(ロス市内は2cm!)ぐらいの厚みの広告が付属しています。もし、新聞が無ければ、コンビニやガソリンスタンドには売っているので、ここで新聞を買ってから朝食をゆっくりしながら、その日のショッピング先を決めましょう。
新聞を買うときもそうですが、アメリカの自販の単位は日本では100円玉ですが、アメリカでは25セント硬貨(クォーターと呼びます)になります。モーテルでコインランドリーもすべて25¢硬貨です。
なので、25セント硬貨はいつも財布に最低5枚は有った方が良いです。新聞を買うのに硬貨が無かったら、お店に行って両替するには英語で”Break(ブレイク)“という言葉を使います。
Please break this one dollar to quarter (この1ドルを25セントに崩して下さい)

 ロス市内は平日は通勤ラッシュ時間だけは本当に渋滞しますが、それ以外はすいすい流れますので、多少遠くてもFreeWayを使えばすぐつくので、どこでも行きましょう。 あちこちOutlet Mallもあるので買い物には事欠きません。 ただ、雰囲気は御殿場にあるアウトレットと似たり寄ったりですので、一つ行けば、だいたいこんなもんかな〜と思います。ただ、オンタリオ・ミルズは違いましたね。これぞ、モールって感じです。 またI-10号線に、偶然”Outdoor World”という巨大なアウトドアショップがありました。どのくらい巨大かというと、最近日本でもイオン(ジャスコ)が郊外型の大型店舗を構えていますが、それが大型のイオン全体ぐらいの大きさで、すべてアウトドアで埋め尽くされています。アメリカですから銃やボーガンもありますが、フライフィッシングも充実しており、建屋の中に 大型バスボートが屋内に10数台展示されてますが、それでもボートエリアが建屋のごく一部を占めているに過ぎません。レストランやレーザーライフル射撃も出来ます。
ハバスへ南ルートで回ると、何軒かトレーラーショップもありますが、どれも敷地が巨大で野球場が4,5面は取れそうで、トレーラーも1000台以上は有ります。1軸(2輪)のトレーラーなど無く、どれも2軸、3軸の巨大なトレーラーばかりです。アメリカの大きさを感じられますね〜〜。友人から、“いいボックストレーラーが有ったら見てきてね”と頼まれてましたが、日本の牽引免許がいらないサイズのモノなど有りませんでした。(^^;)
ショッピングにはたまにIDカードの提示が求められます。 クレジットカードの写真付きを作っておくと、代用出来ますので、写真付きのクレジットカードは是非作りましょう!!
最後に:アメリカで初めて運転するなら、“地球の歩き方”シリーズの“アメリカン・ドライブ”という本を買って読みましょう。 レンタカーのシステムや保険のオプション、違反や事故をしたときの対処や交通ルールまで詳しく載ってます。 これ1冊事前に読んで、なおかつ持って行って何か起こってしまったら、それを見る為に持って行くことを強くお勧めします。



(2007/10/19) レイクハバスへの道’07 スケジュール編
日記“レイクハバスへの道”はレイクハバスへ今まで行ったことがない方へのいろいろな参考資料としてバイブルとして残って、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
そういった意味で、ジェットの中身以外や生活や習慣、観光などを書きつづってみます。ksは情報としての皆さんの助け合いを重視してますし、それに呼応して、過去にはロッケンローラーさんがご自身のレイクハバスへ行かれた体験を投稿していただけましたし、、SJ二年生さんなどもキャブの製作過程を公開していただきました。
Ksは偉そうに英語ペラペラの様に書いてますが、実はそうでも無いのです。ただやる気だけはあるだけです。 ですから、これから書きつづる情報も間違いがあるかもしれません。
そういった時は皆さん、優しく教えてください。 気の弱いksは怒られると、ビィ〜!
と泣いちゃいますので、掲示板やDMで優しく教えてチョ!
さて、海外旅行するのですから、レースだけではもったいないです。ちゃんと組み立てるとかなりのことが出来ます。 ちなみにksのスケジュールと、遊んだ観光地を列記します。
【1日目 金曜日】
@朝8:00にLAX到着 
@一日 ユニバーサルスタジオ・ハリウッド(USH)で遊ぶ。
@夜、200kmぐらいをハバスに向けて北回り(I-10,I-15,I-40)で走る

レンタカーを借りて一日ユニバーサルスタジオ・ハリウッド(USH)で遊ぶ。USHは日本に比べてガラガラで待ち無しなので、夕方までにすべての主立ったアトラクションを回れます。高い優先チケットを買う必要は有りません。ノーマル1dayチケットで十分。日本には無い映画の製作工場を多数回っていくトロリーバスには乗るべし。
睡眠薬を使って、機中から時差ぼけ調整済みなので、初日から全開で遊べます。運転出来ます。

【2日目 土曜日】
@朝早めに起きて、北回りでハバスに向かう。北回りはグランドキャニオンの中を走るので、砂漠(ガレ場と岩山がとても綺麗です。昨日のうちに混むLA市内は抜けているので100mile/hで巡航。なので、残り500kmも3時間で到着。
@予選 合間にお買い物。 ジェットの各社の出店でのお買いモノは、大物は土曜で終わらせておいて、日曜はなるべく身軽に。

【3日目】
@決勝
@夜はハバスの近くでそのまま宿泊

【4日目】
@朝ゆっくり起きて 南周り(I-10)でLAに帰る。I-10号線では、パームスプリングでは砂漠の中に突然風力発電の風車が何百基と現れるので、圧巻。
@I-10号線横の巨大モールのオンタリオ・ミルズでお買い物。この中にジャングルに似せたレストランがあるので、ここで食事をすべし! あまりに広すぎるので、警備員は2輪の変な乗り物(セグウェイ)で回っている。
@夜にサンタモニカに到着。Super8泊
有名なサンタモニカ・ピア(砂浜から伸びた木製の桟橋)を歩く。 この上に海上遊園地があり、観覧車が綺麗。

【5日目】
@サンタモニカの海岸で朝からインラインスケートで滑りながら娘と散策
@サンタモニカピアの海上遊園地は12:00開園なので、それから遊ぶ。
@昼過ぎから チャイニーズシアターに観光。夕方から あちこちお買い物 

【6日目】
@車でロングビーチへ移動。 観光スポットのQoeen Marry号とロシアの潜水艦スコーピオンの内部に乗り込む。
@夜は次の日の朝便に備えてLAX空港近くのモーテルに宿泊

【7日目】
@ホテルチェックアウトしてLAX空港に搭乗

と、まあ、こんな感じで レース以外にも主立った観光地や遊園地も網羅してます。 やっぱりレンタカーを借りるとレース以外にも、観光&ショッピングもたくさん出来ます。是非いってみよう〜〜!




(2007/10/18) レイクハバスへの道’07 4st化に思う-その2
Ksです。 ロスの空港の待ち時間に今日の日記を書いてます。
ジェットスキーのワールドファイナルにて、世界のレースマシンを見て、特にスタンドアップの2ストローク―>4ストローク化について、今までのボク(ks)の予想と反して違う方向に進んでいることを肌で感じました。
過去には下のような日記を書いてました。
チューニング日記の 【4st化に思う その1
メンテナンス掲示板の 【4st化に思う】
ところが、今回の観戦で、だいぶ自分の意見も変わってきました。
オーストリアのハイドロスペース社がターボ付き4stジェット(以下HYD)を発売して、画期的だと思いました。ベンチャーが良く出したな〜と思いましたが、資金が続かなかった様で、早々イタリアのBenelliに身売りされて合弁のHSR-Benelliになってしまいました。Ksとしては、ベンチャーを立ち上げたけど、短命に終わり、ポラリスのオクターンの様に消滅してしまうモデルなのかな〜。。と思ってました。ポラリス自体はそこそこ大きい会社

ですが、スタンドアップは元々スペースが小さいので、開発にそれほどお金をかけないで、一般のアフターメーカーのパーツを組み合わせて、元々がリミテッド仕様で100馬力で売り出して、そこそこインパクトは有りましたが、モデルチェンジを継続する程の力をかけてませんでした。 モデルチェンジしないと、欠点は良くなっていかず、結局オクターンは標準では早いけど、曲がらないハル。 それなら 同じレベル(価格)でSJにパーツを組んだ方がレースでは勝てる!ということで市場から消えてゆきました。
HYDも同じように消えていくのかな〜と感じてました。 また、世の中すべて4スト化に向かってますが、スタンドアップのハルに入る様な超小型の(2stを上回る様な)4stをカワサキもヤマハも開発する余力が現状無いのが本音です。
カワサキはもっとマーケットが大きいモトクロッサーでも、カワサキ単独でエンジンを開発する余力が無かったので、スズキと共同開発で、スズキと共通のエンジンで4stモトクロッサーを販売してます。 ヤマハは4stのモトクロッサーを全メーカーで最初に販売開始し、注目を浴びました。 しかしながら小排気量の150cc用4stエンジンは、ホンダに先を越されたままで、まだ発売出来てません。先行して販売開始したホンダのCRF150に対して、後発ながら、これを上回るエンジンを開発が追いついて折らず、市場からは何年も待たれながら発売に至ってません。 “後発なのに先発の性能を越せない“と言うのはメーカーのセールスとしては許されないことなのです。これはジェットにも言えます。 カワサキ、ヤマハにしても、HYDの”ターボをつけて110馬力で市販化した”と言うのはびっくりしたし、先行でそんな性能を出されてしまっては、メーカーとしては大きな障害なのです。特にヤマハは、会社としては大きな比率を占める2輪部門では、今まで東南アジアで大きな収益を上げていたのが、台湾のKIMCOなどのメーカーが台頭してシェアを食われて収益が落ちており、潤沢な開発予算が取れません。会社としての体力が落ちているので、市場の小さいマーケットに次々とニューモデルが出せないでいるのです。
なので、結局、HYD以外 どのメーカーもスタンドアップでは 小さいハルに入る高性能なエンジンは出せずに終わるのかな〜〜。しかし、HYDも短命だろうね。。と思ってました。
しかし、ハバスに来て、ちょっと違うぞと感じました。
確かにハイドロスペース社は身売りしてしまい、そのジェットは今は存続してますが、この先の不透明さはあります。 ただ、あのHYDのエンジンはハイドロスペース社がベンチャーで独自に開発・製作したモノでは無く、ドイツのウエバー・モーター社のOEMエンジンを自社のハルに載せたモノだったのです。
http://www.weber-automotive.com/
今回、ハバスでウエバー・モーター社(以下WA社)のエンジニアとお話が出来ました。WA社はかなり元気が良く、WA社自身でこのエンジンのチューニングまでやっています。(トヨタのTRDみたいなもんで、量産としてのチューニングです。単発の職人的なチューニングでは有りません。 ジェット用としてもノーマルでは110馬力ですが、CDIを変更するだけで140馬力。ターボを変えて160馬力。 インタークーラーを変えるとなんと200馬力!  と、メーカー側で量産チューニングパーツをそろえてます。
メーカーは個人やショップのチューニングでは出来ないぐらい開発テストが出来ます。きちんとシャシーダイナモでチェックするのは当然ですが、多数の壊すテストも出来ますので、限界と安定の線引きを確保しながら、あくまでも“市販パーツとしての高性能”を維持出来るところまで開発してから販売します。 この性能は何者にも変えられません。元々、4ストのチューニングは手を入れる部品や、再製作を伴う部品が多く、個人のチューナーレベルでは手に負えないモノです。なので、メーカー側がそれを対応しているのは大きなアドバンテージです。 カワサキ、ヤマハが4stをだしても、チューニングパーツを自身で出すことはないでしょう。 せいぜい遅れてRIVAが出せるぐらいです。 ここにWAエンジンの有利さがあると思います。
 もう一つのトピックスは このWAのエンジンをそのまま使って、ワミルトンがジェット(Wammer-Jet)を出したことです。 ワミルトンのすごいところは、ターボが付いたボリュームが大きいエンジンをメンテ出来るようにする為に、フードがノーズまでフランジラインの上から車のボンネットの様に“がば〜!”とあくことです。 これはすごい。 エンジンが腰上すべて丸見えで、部品交換楽々です。写真を見てもわかると思いますが、WA社のエンジン単体はコンパクトですが、ターボとそれをコントロールする補器でものすごい容積になってます。これではHYDの上からボンネット(SXRやSJも同じ)をあけるタイプのハル構造ではセッティングどころか手をいえることすら出来ません。 これは致命的ですね。なので、ワミルトンの考え方のハルの構造は4stターボを積む限りは絶対必要でしょう。
結局、勝つ結果を残す為に、各プライベートは勝てる船種にどんどん乗り換えてます。 4stのHYDがいきなり増えてきましたが、すでにワミルトンのWammer-Jetに乗り換えて、会場のあちこちで中古のHYDがFor Saleで売りに出されてました。ヤマハのセミワークスと言われたリウスチームも同じで、去年は早々SJを捨ててHYDを導入しましたが、今年はもう売りに出されてました。 HYDはもうフードをあけても全く手が入らないのです。これではセッティングやパーツ交換はままなりません。 ワークス以外はやっぱりメーカーイメージがあっても勝てるマシンを選択しますね。
結局、ジュニアクラスも半分以上がHYDだし、プロ・スキーでは6台/20台中がHYDです。プロ・スキーで優勝したのもHYDで、トップ5の内、3台がHYDです。ここまでくると、誰もがHYDを選ぶでしょう。だって、コンプリートエンジン組めば、メーカー側でセットアップで200馬力です。 IJSBAが認可すれはこのWAエンジンを積んだWammer-jetもでてくるでしょう。HYDが今のパッケージのままで存続するかは別として、WAの4stエンジンを使ったジェットはカワサキ、ヤマハがこれを上回るエンジン+ハルパッケージを出さない限り、しばらくは台頭すると思います。ハルパッケージとしては ワミルトンのWammer-Jetは今までの常識を破る画期的なアイデアだと思います。
今回、US-Kawasaki-Motors(カワサキのUSA社員の方)ともお話させていただきましたが、この4st化の変化とワミルトンなどのトライを見られて、かなり感じるモノがおありになったんじゃないかな??と思ってます。
また、このWAエンジンでポラリスのオクターンも復活するかも知れません。 WA社はポラリスのランナバウトにすでに別のタイプのエンジンを供給しており、ポラリスとはすでにつながりがあります。ただ、ポラリスはそれほどJetのレースに力を入れてないので、開発費をかけてスタンドアップをだすかどうか?は疑問です。 
がんばって欲しいのはヤマハさんなんですよね〜〜。 たぶんヤマハさんからみると、WA社エンジンは晴天の霹靂(へきれき)で、ヤマハの今までの目標はせいぜい4stで2stと同じぐらい出せればいいやとおもっていたと思いますが、いきなりターボ付で110馬力が出てきたものですから、体力の無いヤマハさんにはすぐに方向転換できないところでしょう。
ただ、ksとしてはひとつの手段があると思ってます。ターボが無くても、ヤマハはFXに使った“ギヤ”があります。 どのメーカーもクランクとポンプは直結の1:1ですが、FXには減速ギヤが積み込まれてます。減速できれば増速もできますし、減速比を調整して、減速度合いを小さくすればインペラーはほかのメーカーより高回転で回すこともできます。

これをやれば今までのハルにでも現有の社内技術を組み合わせて高性能の選択が可能ではないか??とksは思ってます。減速ギヤを交換しやすいパッケージにすればセッティングの可能性も広がります。WAエンジンはエンジン単体を見るとコンパクトですが、ヘッドから上は全然コンパクトでは無く、モトクロッサーでコンパクトな4stを作っているヤマハやホンダの2倍ぐらいの容積になってます。モトクロッサーを作っているメーカーなら、この部分を押さえて、他の機能を持たすことは可能だと思ってます。
 ヤマハさん、いかがでしょうか??



(2007/10/15) レイクハバスへの道’07 ジュニアクラス小原聡将君特集
今回の目玉はジュニアクラス小原君でした。 娘のセリカを連れて行ったのも、ジュニアクラスのレースを見せたかったのですが、行ってみると、あれれれれ! なんか日本人のジュニアがいるぞ〜!?  あわててレース後にインスペクションエリアに突撃取材です。
そこにいたのはちょっと照れ屋の初々しい小原聡将(としゆき)君(中学1年生)でした。
レース結果としては ジュニアは2クラスあり、10-12歳のクラスと、13-15歳のクラスで、聡将君は10-12歳のクラスで途中転倒するまでは6位を走ってましたが転倒してしまい、最終結果は11位となってしまいました。それでも途中まで6位で走り続けて、立派な走りをしてました。
来年は年齢の為、一つ上のクラス(Jr.13-15歳)に上がるそうですが、本人はファイナルに走ることは自然のこととして話してました。 今の走りはちょっとブイで曲がり始めるタイミングがワンテンポ遅れて曲がっているのでちょっとタイム的(距離的)にロスしてます。そこを早めに曲がってクリップをブイに取るようにするともっと成績上がると思います。雅之君、がんばってくださ〜〜い!
雅之君は千葉県市原の中学校1年生で軟式テニスをやって

いるそうです。ワールドファイナル出場もこれで2年目だそうで、ksは去年も日本人ジュニアが出ていたことを知りませんでした。  ジュニアクラスがあったのは知っていたのですが、免許で閉鎖された日本と違って、USAは競えあえる環境が有っていいな〜〜とksは常々思ってました。あわよくば日本人初のジュニアクラス出場を狙っていましたが、来てみると、チャンチャン! すでに先を越されてました〜〜!(^_^;) 
聡将君がすごいのは、他のジュニア達(当然英語)とコミュニケーションが自然に取れて溶け込んでいることです。お母さん、お父さんも一緒に来ていますが、マシンの運搬以外は手を出しておらず、あえて聡将君自身がが現地のジュニアと協力しながら行動していくのを促しているようでした。 なので、ご両親がべったり聡将君を囲ってサポートしている様では有りませんでした。 そのおかげか、他の(USAの)ジュニアから自然に聡将君に声がかかってましたし、聡将君もわからないことがあると、ご両親に聞くのでは無く、周りのジュニアや、そのジュニアがわからなかったら、そのジュニアのお父さんに聞いていました。 周りのUSAのジュニアの親たちも、そういう聡将君を積極的に支えているようで、周りの親たち(アメリカ人)も、聡之君に積極的に話しかけています。 横で聞いていると、結構遠慮無く聡之君に早口で英語でしゃべってましたが、ksは内容を理解出来ませんでしたが、聡将君はわかっているようでした。 聡将君、すごすぎ!(^O^)
聡将君のお母さんに“日本で英語の勉強をしてるんですか?”と聞いてみると、そんなことは全然して無く、ただ、なるべく手を出さないようにしていたら、ジェットで必要な英語は数が限られているので、まずはそれだけからやっていると、自然とコミュニケーションが取れるようになったとのこと。 それにしてもすごすぎ。
Havasuに来て思うのは、来ている日本人のスタッフ達や選手達がUSAで溶け込めて無いことです。チーム単位でサポートとして来ているのでしょうが、おそろいのチームシャツで固まってしまい、他の人(USAの)と話すことがない。 数人まとまって(そろいのシャツなので目立つ)ショッピングで歩いて、狭いところを通っても挨拶ない。エクスキューズミーの一言がない。 キャンギャルがいて身振り手振りで一緒に写真を撮ってもらっても、取り終わるとThank youも言わずにスタスタと立ち去る。 キャンギャルは“綺麗に取れたか(デジカメモニターを)見せてください”と言っているのに、何を言っているかわからないので、(聞き返さないで)立ち去ろうとする。 わからないなら わからないで、わからないとジェスチャーすれば、キャンギャル側も身振り手振りで、“そのカメラもモニターを見せてくれ”と説明するんだけど、話しかけられると困るとばかりに立ち去ろうとする。 後で書きますが、アメリカのマナーを知ろうとしてないですね。そういう日本人の姿を一杯見てきてうんざりしてましたが、小原聡将君のUSAのジュニア達に溶け込んだ姿を見て、ksは本当にほっとしました。
ちなみに聡将君のお父さん(毅博選手)はハバスで1200ccで優勝したすごい人でした)
お母さんもべったり息子さんの聡将君についているのでは無く、ご自分はご自分で単独でショッピングに行かれたりで、こういう環境と考え方で、聡将君の様にインターナショナルに溶け込んだ選手が出てくるんだな〜〜とksはすごく感動しました。
なお、聡将君はモトクロスもやっているそうで、関東選手権にも出ているそうです。 今は85ccジュニアですが、85のジュニアはNA,NBの大人達よりも早いライダーがたくさんいる恐ろしいクラスです。 特に関東と関西の85ccのジュニアは鬼ですね。
でも、お父さんとペアを組んでエンデューロに出たりして、ファミリーで人生をエンジョイしているようでした。 Ksの理想のファミリーですね。
お父様、お母様には、初対面のksが遠慮無く話しかけてしまいましたが、大変失礼しました。 いつか、関東にもモトクロスで遠征したいので、そのときは聡将君、セリカにライディングを教えてチョ!!


(2007/10/14) レイクハバスへの道’07 レース結果編 クローズドレース
今日の日記はちょっと淡泊になります。。(^_^;)
クローズドレース決勝ではSKIでは竹之下選手が途中で後ろから他の選手につっこまれてしまって、しばらく刺さった状態で走るというハプニングで結局6位、小澤聖子選手はスタート失敗してどん尻からスタートなりながらも3位になり、ゼッケン#1の実力を見せつけた感がします。竹之下選手は土曜の予選では1位を取り、他の参加者も含めてジュニアクラスだけでなく、大人のクラスでも4ストロークエンジンが台頭して来ました。この辺はksも思うとことがあり、別の日に日記をアップします。



(2007/10/13) レイクハバスへの道’07 レース結果編 フリースタイル渡部選手優勝
予選、本戦は10/13,14の2日間で行われますが、日記をアップする都合上、日記の日付は日記を一つアップするたびに一日ふやしていきますので、実際の日付と合いませんが、無視してください。
さて、結果自体は公式リザルトがアップされてますので、そちらをご覧ください。
リザルト
http://www.ijsba.com/ijsba/results/2007/wf/1014.htm
レースを見たことすべて書くと切りがありませんので、ksが特に感じたことだけ書いていきます。
まずはフリースタイルですが、“渡部選手、伝説になれ!”です。
結果としては渡部選手がぶっちぎりの優勝です。今まで、ジェットの伝説を作った人は何人かいます。 フリースタイルでは 初代としてはスコット・ワトキンス(ニックネームは イケメンだから“ハリウッド”)、その次は ラリー・リッペンクローガー(ニックネームは ザ・リッパー) 空中ワザに革新を起こしたリックロイ(ニックネームはそのままリック)。
リックが競技から去ったあとは世界のトップと思われていたのはブラジルのレンジ選手でした。 しかし、土曜の予選、予選と言うより、予選の前の自由練習の時点で、すでに誰の目(アメリカ人の目)から見ても渡部選手が他の選手(レンジを含めて)ずば抜けて高く、安定しているのが明らかでした。
それを象徴するのが 練習中でも、アメリカ人が立って渡部選手に“You are No.1 !! (お前がNo.1だ!”と大声で叫びます。
アメリカ人がアメリカ人以外、それも白人で無い人間に“お前がNo1だ!”と言わすことは、実はとてつもないことなのです“
アメリカは自由の国だけど、差別することもえこひいきすることも自由の国なのです。
運動能力に優れている黒人に水泳のオリンピック選手がなぜいないのか皆さんご存じですか?  笑い話では“黒人は白人より骨が重いから、水に浮かない”と言ったりしますが、実は違います。 (昔は)“有料の”一般のスイミングプールでは、黒人が水に入ると、黒人の使っている水に入るのがいやだと白人の女性が訴えるので、“有料の”一般プールが黒人が入場することを拒んだのです。なので、有料のプール(ほとんどが有料ですよね)では黒人の選手が入る余地がなく、水泳人口がほとんどいません。底辺の人口がいないと、当然指導者やトップの選手が出てきません。これはアイスホッケーにも言えます。アイススケートリンクは当然すべて有料ですが、黒人が入ると白人の客が減るため、昔は黒人の入場が毛嫌いされました。そういった背景で “有料の”練習場を基本としたスポーツでは黒人のトップ選手は出にくい環境でした。 昔は 黒人の選手が育つのは“無料で”練習が出来る公園や裏庭で練習が出来るバスケットボールやパフリックスクールの延長線にあるアメリカンフットボールでしか、黒人が練習出来る環境が無かったのです。
映画でも、白人のデカの上司は必ず黒人の部長級の上司です。これが逆の配置で映画を作ると、その映画は“黒人を部下として卑下している”と訴えられるのですが、逆に言えば、まだそういう現実があると言うことです。
これは日本人を含むアジア人種にも大なり小なりあります。 
もう一度言いますが、アメリカは自由の国ですが、“差別するのも自由”なのです。過去にニコラスリウスがフランスチャンピオンとして乗り込んで、時々優勝しましたが、“アメリカ人でない”フランス人がラフファイトでタイトルをもぎ取ったということでさんざんバッシングを受けました。 それは、まだ圧倒的では無かったからだと思います。
しかし、今回の渡部選手は違いました。誰が見ても“圧倒的な差”なのです。特に練習の時にみんなに明確になりました。 アメリカ人が一度“こいつはすごい!、圧倒的だ!”と認めると、後はアメリカ人はフランクです。
その証拠に、決勝では練習の時に比べると着地のフィニッシュも少し乱れが有りながらも、演技終了後は渡部選手に“だけ”、メインスタンドすべての観客がスタンディングオベーションをしました。 これは画期的です。
しかし、一つだけ 言わせていただきます。 このままでは 渡部選手は伝説になれないのです。 それは、、、名前です。
“フ〜ミ〜カ〜ス〜、ワタ~ナ〜〜ベ”と言うのは誰もアメリカ人は発音出来ません。名前が言えません。 アナウンサーのMJですら、言えてないのです。なので、応援でも、拍手はされても、誰も名前を呼べません。
もし、BUNさん(渡部選手)のお近い方がこの日記を読んでらしたら、BUNさんに“ミドルネームにニックネームのBUNを入れて選手登録をする”ことを進言していただきたいのです。
実際に他の選手でも、ニックネームを入れた選手登録者はいます(他の言語の選手)し、実力をIJSBAに認められたBUNさんなら割と簡単だと思います。
フリースタイルで、伝説の人は ジャックナイフを完成させた“The Hollywood”スコットワトキンス、回転技の”Rick” リック・ロイだけです。  マローンやレンジは伝説には成ってません。 クローズドレースでは “The Slusher (切り裂き)”ビクター・シェルドンがいます。 
ダブルのバックフリップを決めた渡部選手が伝説に成るために必要なのは、“英語で”呼べるニックネームです。 カワサキもマックルーケージも、実はフリースタイルで優勝したことがあるのですが、彼のニックネームは“The Kid”(ガキ)でした。今は立派な青年になって”Mac”ですね。
それと、観客が“You are No.1 !!”と言わすのは、大技を決めるだけではありません。ワザとワザのつながりがスムーズにつなげて、見せるエンターテイメントとして組み立てられていたことです。 ほかの選手の様に、バレルやバックフリップを決めることだけに目がいって、視線が下の波だけにいって、だらだらとメイク用の助走だけに神経が行っている姿は、観客側からは“ワザだけ決めればいいって言うモンじゃない”とハバスに来ているレベルの高い観客も気がついています。渡部選手はワザのつながりと視線が遠くに置けて、非常に見ていて綺麗です。  逆に、他の選手がフットホールにしっかり入れることだけに集中してずっとプルプルして演技につながらないのを見ているとうんざりしています。 観客は単発のワザだけを見ているのでは無く、2分間の演技のすべてを見ています。

また、4位になった濱崎選手も やはりニックネームは考え直した方が良いと思います。
事前にIJSBAとは申し入れがあったようですが、“IKEMEN(イケ面)”ハ〜マ〜サ〜キ〜“とMJに紹介されてました。 
アナウンサー曰く、“IKEMEN meanings good looking man” と”イケメンとは男前のことですよ“とIKEMENの意味を英語で紹介してました。Good looking とは英語で、ハンサムな男の人をいいます。
ただし、アナウンサーも最初は“イケメン”と言ってましたが、ちゃんとイケメンと言えたのは最初の2回だけで、あとはずっと、イクメンとか イカメンとか、イック〜メンとか、ぼろぼろでした。アナウンサーも何とかニックネームをみんなに覚えてもらおうと必死に連呼してましたが、ぼろぼろで、周りの観客には全く認知されてませんでした。ボクが言うのも何ですが、The Guy“とか、The Actorとか、ひともじでのニックネーム(それも英語で呼びやすいモノ)が良いとおもいます。 なぜなら、レンジが2位になりましたが、ボクから見ても、すでに濱崎選手の方がレンジより大きく上回っていたと思います。ボクから見ても、レンジは4位の選手よりも下回っていたのでは無いか?と思ってます。 浜崎選手が4位になってしまったのも、ある意味”名前“だと思います。 これが覚えやすい名前で、審判、観客とも呼びやすい名前であれば渡部選手と1,2であったとksは見て思いました。 それと、濱崎選手が演技前にする観客に対する挨拶の仕草は”The Actor”と名付ければ非常に観客受けするモノだと思いました。
BUN(ブン)という呼び名はアメリカ人に覚えやすい名前です。 たぶんバンと呼ばれるでしょう。マツダのマーシャルで最近きまりのテーマソングで”ブ〜ン、ブ〜ン、ブン、ブブブブン“というフレーズがありますよね。 あれば英語で書くと、Boom(正確に発音するとブ〜ムゥ”で、日本語で言う、“車はブーブー”を英語で言うと、ブ〜ムゥです。 ちなみに、いないいないば〜!は英語でいうとピーカブー(Peek-a-boo)。 なので、BUNはモータースポーツ好きのUSAでは受け入れられやすいニックネームですね。 漫画の世界ですが、巨摩 郡(こま ぐん)も“Gun Boy”(グン-->ガン)でしたし、、(^_^;)
また、アメリカ人の気質もあります。 出来なくてもやって失敗することを応援します。
フィギャースケート安藤美姫の飛べる3回転より、失敗する4回転を応援するでしょう。。 まだ、バレルが完璧に出来ない選手にも、やって失敗する姿に対してBUNさん以上の声援があったし、ある選手は、開始直後に水を吸ってエンジンがかからなくなりましたが、その選手は動かないジェットの上で残りほとんど2分を必死にコメディータッチの演技をしてました。この選手にも大きな拍手があり、順位もジェットは動いてないにもかかわらず、最下位ではありませんでした。 アメリカ人は大阪人っぽいところがありますね。それとアメリカ人の反応としてはバックフリップよりバレルの方が反応が高いですね。難易度はバックフリップでしょうが、一度メイクが決まれば それを繰り返さなくても、バレルに変えた方が観客の反応的にはだいぶ上でした。
万年1位のジェフジェイコブスにビクターシェルドンは万年2位で押さえられていましたが、人気度はビクターの方が圧倒的で伝説です。 それは、淡々と何事も無いように走るジェフに比べて 攻め込んだフォームと独特のレッグターンで観客を沸かすのと、レース以外にも観戦の合間に観客の間におしゃれに割り込んだりしてtotalがエンターティナーとなっているので、伝説になったのだと思います。
もし、07DVDが出たら、皆さん買ってみてください。 でも、本当にすごかったのは土曜の練習風景でした。 この時点で、すべての観客がノックアウトされてました。”あいつは別物だ!” 決勝はやや硬さが出てましたので、DVDに土曜の練習風景が乗らないのが残念です。
フリースタイル以外にも、今回のハバスは、4stの業界の動きに異変を実感しましたし、ジュニアクラスのことも色々感じたツアーでした。 今はロスのモーテルにいますが、追っかけて少しずつ日記をアップします。よろしくです。

  なお、渡部選手や濱崎選手には 大変失礼なことを書きつづりました。 お許しください。 でも、メインスタンド最上段最後列から観客全体を見たksの率直な意見です。



(2007/10/12 その2)レイクハバスへの道’07 飛行機編
飛行機で着いたのは、8時間のフライト後、翌日なのですが、日付変更線を東に飛ぶので、一日戻ってしまいます。10/12に成田を14:00に出て、10/12の8:00に着いてしまいます。 日付の計算も、娘は、“なんだか変でよくわからな〜〜い”と言いますが、ksもよくわかりません。ただ、成田に午後飛行機に乗り込んで、機内サービスや食事がバタバタと出てきますので、航空会社側のサービスに乗って起きたまま暇つぶしをしてしまうと、あっという間に8時間は過ぎてしまい、着いたそのときはUSAの現地は朝のため、そのまま寝ないで行動することになります。確実に時差ぼけで眠いまま運転となってしまいます。ただでさえなれてない交通ルールで、時差ぼけ眠気で視力は落ちるので危険この上ないです。なので、ksは最近は飛行機に乗るときは睡眠薬を飲んで、飛行機に乗ったそのときから現地の時間に合わせて睡眠を取るようにしてます。これは結構いいですね。 着いた初日からアクティブに動けます。 今回はボクは睡眠薬を通常の2倍の4錠を、娘には1錠を機内食が終わったら速攻で飲んで、後は寝てかかります。機内食後に爆睡すれば6時間近く寝れることになるので、時差ぼけ無くボクも娘もすっきりLAに到着です。イミグレは昔よりテロのせいで根掘り葉掘り滞在先など聞かれますが、英語を流ちょうにしゃべっているksを初めて見て、娘は、“パパはしゃべれるんだ〜”と関心しきり。ははは。ちょっとパパの威厳を取り戻したね!  記念にLAのタワー(虹が交差したような昔からあるけど未来的なタワー)をバックに記念写真を撮りたかったけど、改修中の様で足場がかかっていたのでやめました。荷物を受け取って空港を出て、レンタカー会社がピックアップに循環しているところに向かうと、僕ら以外に日本人

が二人。 あれ、どこかで見た顔だねと思った瞬間に言葉が先に出てしまいました。 “あれ〜、奈良君! お久しぶり! 昔、秋ヶ瀬で乗っていたksです。 ご無沙汰してます。” 奈良さんも思い出した様で”どこかで見た顔だと思ったけど、ここにいると言うことはハバスですか?“ はいはい、ということで、久々にお会いしたご挨拶をさせていただいた後は、違うレンタカー会社だったので、それぞれに分かれました。  奈良宗選手は、免許が取れない16歳未満の時から(当然無免許で)A級の人たちと張り合って練習してましたが、今は立派な(といったら失礼ですね)青年になりましたね。 若いながらアメリカに渡ってツアー線を回っていったのは 金森さんについでの快挙だと思います。 その金森さんにも今回のハバスのレースではお見かけしましたが、当年取って**歳なのに若いな〜!外から見える筋肉も鍛えているな〜って感じでした。 しかし、またまた偶然ですが、飛び込みでハバスのモーテルに行ってみると、そこにも奈良さんが。。。 今回は色々縁があるのね!! さて、レンタカーはいつもハーツで借ります。“NeverLost(直訳すると「絶対迷わない」)“という観光者にはわかりやすいナビが着いているので、いつもこれを頼りにしてます。 このナビはちょっと前にバージョンがあがって、日本語対応もほぼ完璧です。画面が少し小さいですが、音声だけでも十分先導出来るタイミングで言ってくれます。 前のバージョンは日本語対応と言っても簡単な部分だけ日本語で、後は平気で英語だったのですが、全部日本語になり、案内のタイミングも良くなったので、とても安心出来るレベルになりました。 さて、着いたその日は昼間の一日は娘がユニバーサルスタジオ・ハリウッドで一緒に遊んで、その日の夜と次の日の早朝にハバスに向けて移動です。 ハバスまで600kmあるし、みんなかなり飛ばすので、借りるレンタカーはあまりけちって排気量の小さいモノを借りると結構しんどいです。今回ははインフィニティーのG35を借りたので、100マイル(170km)でフリーウエイを巡航しても安定して走るので良かったです。 ホントはハマーを借りたかったのですが、ハーツにはナビ付きのモノが無かったので、今回はインフィニティーでOKとしました。 日本からも(日本で使っていたレーダー探知機を持ってきました。 日本のスピード取り締まりとアメリカではレーザーのバンドが同じ(?)と聞いたので、取り合えず持って行きました。 ま、100マイルで巡航すればどこで捕まってもおかしくないので、念のため。。。  でも、700kmも走ると所々でレーダーを感知するので、やっぱり持ってきて良かった。。。  でも、。本当に日本製のレーダー探知機で良いのかどうか??? 誰か教えてください。



(2007/10/12)レイクハバスへの道’07 成田編

さてさて、久々に娘と一緒にアリゾナ州のレイクハバスに行ってきます。ワールドファイナルは10/14の日曜で、娘も、ハニーのおなかの中にいたときに行ったのを入れると4回目ですが、旅を理解出来る年齢になってからは初めてですので、娘自身も楽しみにしてます。
前回も日記でレイクハバスへ行った日記を書きました。
Ks版は下記です。
http://ksoffice-jp.com/jetski/tuning_diary01.html#havasu1
また、お友達のロッケンローラーさんが投稿してくれたロッケンローラー版ハバスへの道は下記となります。 
http://ksoffice-jp.com/jetski/tuning_diary01.html#havasu_rocken
これからハバスへ行くことを考えている方は是非参考にしてください。

 今回、娘にはジュニアクラスのレースも見せられるので、刺激を受けて欲しいと思っています。 USAでは10-12歳と13-15歳のスキー・ジュニアクラスがあり、今が11歳の娘をこれに刺激を受けてもらって、ジュニアの年齢制限までにでハバスのジュニアに出て欲しいとksとしては企んでいます。  USAのチームの皆さん、もし、このチューニング日記を読んでいたら、再来年は現地でサポートしていただけるチームを探していますので、よろしくお願い申し上げます_(_^_)_  ま、読んでいるはずないですけど、、(-_-;)
今回の旅も、いつもの様にレースも見るのですが、日頃お取引させていただけるUSAのディーラーさんへのご挨拶と、会場に来ているエンジニアとの名刺交換、ハバスへの行き帰りのショッピングやユニバーサルスタジオ・ハリウッドで遊んだりで、半分仕事、半分遊びです。
今日は成田からのフライトですが、まずは成田空港での過ごし方です。
成田ではチェックイン後は、機中泊になるので、シャワールームでシャワーです。コインシャワーで500円で入れます。 やっぱり乗ってからが一日長いですからシャワーでとりあえずさっぱりしてから飛行機に乗りたいところですね。 シャワーの後はVISAのラウンジでフライトが近づくまでゆっくりお茶しながら待ちます。今日の日記もVISAラウンジで書いてます。 VISAのゴールドカードを持っていると無料でラウンジが使えるので、こういった時は便利ですね。プラチナカードはもっと特典があるのですが、やっぱり会費が高くて、、、ksには不相応と言うところですね。 あと、USAでは 観光客になれてない市中で買い物する時、うさんくさい外人(ボクことks)だと、結構怪しまれてIDカード(身分証明書)を見せろとキャッシャーで良く言われます。 一般の観光客はここでパスポートを見せる訳ですが、パスポートを普段のズボンやバッグに入れておくと、なくすと本当に日本に帰れなくなります。なので、ksはパスポートは車のトランクにいれておいて、普段はこのゴールドカード(写真付き)が十分IDカードの役目をするので、重宝してます。 話戻って成田のVISAのラウンジは、前はLANが無く、時間つぶすのに苦労しましたが、今は全館無線LANが使えるので便利になりました。 では、しばらく日本とはおわかれで〜〜す。



(2009/09/20)肉離れ
娘の運動会があと一週間に迫ったので、近所で娘とかけっこの練習をしました。 モトクロスはやっているけど、運動部には入ってない娘の走りは全然ダメダメです。一応、高校、大学、社会人(アイスホッケークラブチーム)で33歳くらいまで俊足でならしたksも娘に並んでダッシュの練習です。
Ksの持論は“ダッシュの基本は、足で走るのでは無く、腕の振りで走る” です。
コンパクトに強く腕を振る反作用とタイミングで足を引き上げて強く速く足を回していくことを念頭にまずは腕の振りだけの練習から始めました。 その次は腕の振りと足の出す(膝を引き上げる)タイミングのチェックの為にゆっくり弾みながら走りました。 そこまでは良かったのですが、いざ、その次に前回でダッシュを娘と一緒にやりましたが、3本目のダッシュで、自分の太もも裏から“ブチッ”と体を伝わった音が聞こえたのと、切れた繊維が“グルグルグル”と縮む感覚がしました。 あッ、やっちゃいました。 完璧に肉離れです。 肉離れとは 筋肉繊維の1本(または数本)が切れることです。細い繊維の一本が切れるだけで大きな痛みが伴います。 ハハハハ。やっぱりksの肉体も、すでに老人化しているのですね。 気ばかり若くても、肉体はしっかり老人です。
でも、自分でテーピング出来るので、対処がすぐ出来るのが役得と言うところですかね。。。。



(2007/09/19) 映画“天国で君に会えたら”
家族3人で映画“Life 天国で君に会えたら”を見てきました。桑田佳祐のこのテーマ曲のPV(プロモーションビデオ)を見て、曲とその映像(映画の数カット)が胸に響くモノがあり、行きたいね〜〜と前々からみんなで言ってましたが、とうとう昨日、行ってきました。
良かったです。途中、2度ほど涙がほおを伝ってあごからしたたり落ちました。 一回目は、ガンの闘病をしてる最中でも、長女の小夏ちゃんはパパと反発しあっていたのですが、パパの為に、それまで毛嫌いしていたウインドサーフィンの練習を一生懸命始めたシーンです。2回目は、映画終了時のエンドタイトルが流れるときに、ご本人の実写のアルバム写真が次々と出てくるところです。
1回目の涙は、本当に本当に大声出して泣きたかったです。映画館の中で叫びたかったのですが、やっぱり出来ませんでした。
2回目の涙の時には、その実際の写真のご家族の明るい表情と映画のシーンそのままに、ご本人の姿と子供達の姿にジーンと来たのも有ったのですが、隣に座ってみていたハニーに対しても複雑な思いでジーンと来ました。
映画の途中でハニーはそっと手をつないでくれたので、ボクも手をつないで見てましたが、(物理的に)映画のシートで手をつなぐのは、手首の角度がきつく、途中でボクの方から手を離してしまいました。その後、一回目の涙となった訳ですが、そのときは自分のあごからしたたり落ちる涙を気づかれずに済んだことに良かったと思いましたが、やっぱり自分(or主人公)を支えてくれたのはワイフ(ハニー)と思い、そういう思いもあって、最後の実写の写真が流れてきたときに、ご本人達の実写の写真にも感動したのも有りましたが、途中の闘病の姿に感動しているときに、ボクもハニーの手をつないであげれなかった、伝えられなかったことが残念で、もっと素直にハニーと感動を分けあえられればとの思いが2回目の涙を助長しました。
映画が終わって家に帰って、もう一度桑田佳祐のPVを見て、娘の肩を抱き合いながら感傷に浸りながらもう一度感動してテーマソングを聴いてましたが、後で考えると、ハニーも引き込んでやれないふがいなさを自分に感じてしまいます。
大人(親)って、子供には素直に純粋に感情表現出来ますが、お互いのハニーには素直になれないのが、とても悲しいです。 ごめんねハニー! この日記を読んでね!!(ちょっとだけ許してね)
1回目の涙のシーンで、小夏ちゃんがWS(ウインドサーフィン)を練習する時に、ボクにもだぶるシーンが有りました。 だいぶ前ですが、ボクがまだ飛ぶ自信が無い2連ジャンプを飛ぼうと思って、娘に見ていてもらったことが有りました。自分一人では飛ぶ自信が無かったので、もし一人で練習すれば飛ぶこと無くその2連ジャンプを流して走ってしまうので、それを自分で歯止めをかける為、“パパは初めてこの2連ジャンプを飛ぶから、セリカは見ててくれ”と頼みました。 理論上のスピードでは飛べるはずですが、やっぱり助走のひとひねりがびびって足りなくて、2連目のコブにぶつかってはじかれてしまい、大きく左のガケの下に吹っ飛んで落ちてしまいました。 感動したのは 吹っ飛びながら谷に落ちる放物線のボクの視界の中に、間髪入れずバイクを捨ててボクの方に走り出した娘の姿があったことです。
大人が行動するのは理性があり、動作も結果を脳で考えてから起こしますが、子供は純粋に反射的に“パパを助ける!”の一念で体が反射運動を起こしていることです。放物線で落ちるボクの視野の中で、娘が放り出したバイクが倒れる姿は今でも覚えています。
当時、娘はまだ50ccだったので、まだ小学3年生ぐらいの話だったはずで、今(小学5年生)になった娘に“パパが誘拐されたら 戦って助けてくれるか?”と聞いても“一目散に逃げる。戦える訳無いじゃん”と大人になってしまいましたが、こういうPVで感動している娘を見ると、“本当は戦ってくれるよね”と期待してしまうバカ親のksでした。。。。





(2007/09/06)JJSBA大三島大会
この土日はジェットのレースの大三島大会ですが、(わがまま言って(-_-;)土曜日のみサポートに入らせていただきました。去年大変だった急なスロープの上げ下ろしも規制が緩和されましたが、“原則、ヒートのたびに上げ下ろすこと!”は変わりません。 もうちょっと協会側も現実を見て欲しいモノです。 毎回のヒートでは立ち乗りでも5人はサポートが無いと、上げ下ろしだけで熱中症になってしまいます。来年以降は是非、原則、浜に下ろしっぱなしでいいとおもいますが?? どうでしょうねJJSBAさん。
さて、日曜の決勝はボクの方のMXのシェイクダウンと練習があったので、いけられませんでしたが、ポンカンのエースライダーの王子さんとハヤトさんはワンツーフィニッシュでした〜〜! おめでとうございま〜す。 月曜のテレビでも大きく取り上げられてましたね。
2年前に琵琶湖でお世話になったX2の吉岡選手も、今回の大三島大会で、ぎらぎらした走りを見せた一人でした。中盤の追い上げでも攻めの姿勢を崩さず、どんどん前のライダーを攻めていきます。 こういったライダーは将来伸びていくのでしょうね。がんばってください!!



(2007/08/29)モトクロス全国大会その4 峰不二子と盗撮魔
さて、目指せ峰不二子!で、休憩中はいつものスタイルです。結構、周りの方には好評の様で、パーク神戸RTの和泉さんにも“セリちゃん、セクシーやね〜!”と言ってもらったし、M2の松下監督にも、“セリカちゃんビーチスタイルやな!”とにこにこ顔です。 ははは、ウチは走りよりもフェロモン勝負なんです。 娘ながら、はみケツタイプの短パン水着はなかなかいけてますね! この水着、わざわざUSAから取り寄せたのですが、その甲斐ありました。 目指せ峰不二子!
さて、レースの途中で、同じスポーツランドの敷地内にあるミニバイクコースにksが行ってみると、途中で数人の警官とすれ違いました。 なんだろーな?と思っていましたが、ロードコースにつくと、ター君パパが、“麦わら帽子の盗撮魔がいて、捕まったので、親父(ks)かと思った!”と言っていました。 Ksもいつも短パンに裸でテンガロンハットでうろついていたので、ボクも怪しまれた様です。 警察に連れられたむさい男がさっき警察と歩いているところとすれ違ったので、どうもそいつが盗撮魔だったらしいです。 ロードコースにもトイレがあるのですが、女子トイレの3つのウチ、一つは前から壊れていて使用禁止になっていたのですが、盗撮魔は土曜からそこに潜んで、隣に女の子が入るたびに上や下から盗撮していた様です。夜の間は あちこちうろうろしていたようで、ター君パパもなんか、うろうろしているヤツがいるな〜〜とその姿を見てた様です。警察にカメラとメモリーは没収されて、ロードコースのトイレ以外にも、パークのあちこちで盗撮していたようなので、実地検証させられたようです。 あ、ボクじゃなくて、よかった。。。  でも、ロードレースの人たちと、“そんな情熱があるなら、もっと他のところに使えば?? 一晩中も、昼間もトイレに閉じこもっちゃうと、それこそ熱中症になっちゃうよ!”と、全くその通りですね。 ウチの娘なら、“もっと撮ってください”と言うかもしれませんね。
さて、レース後の帰宅の車の中で、娘とハニーとぼくとで反省会です。
お互い良かった点と悪かった点を3つずつ自己申告です。Ksの良かった点の一つはサポートに徹して、熱中症の心配を払拭できたことですが、悪かった点の一つに、今回テントに入れて頂いたM2レーシングの若いライダーの方と、こちらから話しかけられなたったことです。 みんな中学生ですが、中年(と言うより老人)のksからはちょっと話しかけられずにいたのですが、最後の片づけの時に ks家のテントをks一人でたたんでいたときに、わざわざ車の中から多田さんの息子さんが“手伝いましょう”と言いながら出てきてくれたことです。 M2の若手はみんないい人なのに、自分がちょっと遠慮してしまって、目は合うけど会話することが出来ませんでした。 すみません_(_^_)_   ワイフの方も、“大きなチームのテントに居候させてもらって、他の人に話しかけていいモノかどうかわからなかった”と言ってましたが、ボクの反省を聞いて、ワイフも考え直していたようでした。
M2の若手に限らず、モータースポーツに若いウチから参加している子達は、だいたいに置いて、礼儀が出来てますね。ター君@東京なども、いい例です。 出来てないのはこちらの方でした。
ちなみに、この少年、“タダッチ”と言われてますが、ライディングに無理が無いというか、力を抜いて軽くしなやかに大きく飛ぶように走るライダーで、ジャンプも力が抜けた無理のない飛び方をして、四国の中ではなめらかなジャンプをするのに群を抜いてます。 彼の飛んでいる姿を見ているセリカが、何となく、目がとろんとしているように見えるのは、ボクだけでしょうか?? (でも、ライディングの姿しか知らないようで、ヘルメットを取った彼が同じテントにずっといたことには気がついてないようです。)




(2007/08/28)モトクロス全国大会その3 パパサポートと熱中症

今回はksはセリカ(娘)のサポートに徹するつもりで参加しました。 去年のジェットのレースで、ライダーとして参加したボク自身が、真夏の炎天下でのレースのサポーターの重要性が身にしみたのも有りました。水分補給や塩分摂取もマメにしてあげますし、ライダーの常にそばにいてあげて、体調管理と、こまごまなことをしてあげることにしました。やっぱり、こういった厳しい天候のなかでは、ライダーそれぞれに一人一人のサポーターが必要です。 今回は 自分としては、ほぼ満点かな〜?と思ってます。 でも、ライダー以外にも、ギャラリーの娘さんなども熱中症で倒れてしまう始末で、ksも持っていた熱中症防止のタブレットとポカリスウェットをあげましたが、その娘さんもすぐに回復した様で、良かった良かった!  今までも、現実に熱中症に倒れていく仲間のチーム員も現実にいたので、夏のレースは、本当にサポートの重要性は大きいですね。



(2007/08/27)モ7トクロス全国大会その2 ジュニア達!
全国大会で、各地区の上位のジュニア達が参加するわけですが、ジュニア達のレベルはすごい! 85ccクラスのジュニアも決勝でも10人ぐらいはラムソンジャンプ(22mのスーパージャンプ)を飛び切ってしまいます。 このジャンプは単純に長いだけでは無く、フタこぶラクダの様になっている為、完全に飛び越せる度胸がないと、2つめの斜面に激突してしまうのと、その先が大きく左カーブで、右側が谷になっているので、空中で左にひねらないと、まっすぐ飛ぶと、谷に“さよ〜なら〜”となるわけで、2重に難しいジャンプです。ですが、ちょうど高台の観客席の目の前を選手が飛んでいくことになるので、弘楽園の最大の見せ場となるところです。この観客席からみると、目の前を“ヒュンヒュン”とタイヤの回転が空気を切っていく音とシャーとチェーンが回る音が聞こえながらバイクが横向きに流れていくので、ものすごくCool!です。写真はジュニアクラスより上のクラスですが、これと同じようにジュニア85cc達も飛んで行くので驚きです。
65ccにクラスにしても、みんな大きなジャンプではウイックを使って飛んで行きます。ウイックとは、ジャンプを低く遠くに飛ぶ技で、普通にジャンプを高く大きく飛ぶと、地面についてない間は加速出来なくてタイムロスになるので、ジャンプの助走の速度はそのままに、スロープの角度以下に飛ぶ軌跡がなるように頂点の手前でバイクをひねって、低く飛ぶワザです。特に前日のスポーツ走行では ジャンプでウイックや足をはずしながら遊びながら飛んでいきます。 この“遊び技!”をやっているのが余裕となるのでしょう。この65達、恐るべし! その内、ラムソンを飛ぶ65ccも出るかもしれません。 スピード的には、ラムソンを飛んでいる85ccの速度は出せています。 後は根性だけでしょう! (当然、ksには天地がひっくり返ってもそんな勇気はありません(^^;)




(2007/08/26)モトクロス全国大会その1 結果報告
いろいろ書きたいことはあるのですが、まずはその1として結果報告ということで。。。
ズバリ“ベリ2”で27台中の26位でした。まず、スタートからつまずいて、たまたまついたスターティングマシンのゲートの動きがそこだけ悪く、隣よりゆっくりおりて、隣の動きと合わせてスタートしたら、ゲートが落ちきらないウチにスタートして、そのまま、ゲートのバーを吹き飛ばしてスタートする始末。 スタート直後はホコリがすごく、何が起こったのか、すぐ後ろについていたボクもわからなかったのですが、スタートラインから3mほど前に落ちているゲートバーをみて、“前輪のリムがまがっていびつなタイヤではしってないだろうか〜〜!? と不安になりましたが、とりあえず、四角いホイルでは無いようなので、ちょっと安心。 1コーナーは23位/27台で出たようですが、途中までは#4のレディースについていたようですが、ある時からズルズル後退していきました。へばったのかな〜とも思いましたが、ゴール後は ヘルメットの奥で、ビービー泣いてました。”どうしたの、ゲートが足に当たって痛いの?“と聞くと、”途中でこけて、ハンドルガードが曲がって右のブレーキレバーに当たってしまって、それ以降、ずっと前ブレーキがかかってしまって、アクセルを開けても前に進まなかった。だから、、ビィ〜〜泣く“でした。 ま、転倒自体はたいしたことないのですが、あまり自分でメ

ンテナンスしてない為、ガンとこじってハンドルガードを直していいのモノかどうかわからなかったところが課題ですね。ま、すぐにメンテナンスまで出来るようにさせようとは思っていませんが、他のジュニア達は、やっぱりメンテナンスは皆さんやっていますね。 隣のテントを見ても、パーク神戸のジュニア達は、レースが終わり次第、綺麗に洗車して、前輪、後輪はずしてメンテナンスしてます。 M2のジュニアの子たちも朝のウチは あちこちばらしてメンテナンスです。 やっぱり、子供のウチから出来るようになっていますね。
レース終わってから、東京から応援に来てくれたター君@東京のパパさんにはks自身がこっぴどく怒られました。 “レースの前ヒートから見ていれば、あのグリッドのゲートの動きがおかしいのはわかったはずだ! グリッド抽選で あのグリッドをライダーでは無く、おまえが選んだのだからおまえ(ks)が悪い。 ゲートをくぐったところから、すべてを決めるのはライダーで、サポートでは無い!  路面の状況、轍(わだち)の状況をみて決めるのはライダーだ!”と怒られました。 そ、その通りです。
レースの結果は散々でしたが、ひとしきり泣いた後は、ライダー自身はけろっとしてます。 と言うのも、今回、昔レースで一緒になっていた大の仲良しのミキちゃん達と再会できたので、ミキちゃん達と遊べるのがうれしいみたいです。遊び以外でも、バイクの練習には“友達”の存在は大きいと思いました。 特に“同世代のお友達は” 
今回、前日のスポーツ走行では 他のライダーにつられて、ボクが思っている以上の量を練習したし、当日のフリー走行でも、“決勝の日だから、10分あっても2周で帰ってこい”と言っても“もっと走りたい。10分まるまる使いたい”と返してきました。 こんなことは今まで無かったことです。
こういう姿を見ると、“練習にはミキちゃんのいる大阪までつれていってあげようかな〜?”なんて思ってしまいます。でも、大阪まで行くと費用もかかるし、隼人君、土佐で一緒に練習してくれないかな〜??とも思います。 


(2007/08/16)都内でのドライブ
お盆で帰省して、久々に東京都内をドライブしました。ファミリーでお台場や六本木ヒルズも回って、本当に“おのぼりさん”でしたね。
都内をドライブして気付いたことに、我々の今いる愛媛の運転と比べて、皆さん、メリハリがあります。信号が変わってからのダッシュが速いですね。運転にメリハリがあります。 すぱっと追い越し車線に入るのにも躊躇有りません。こちらが車線変更しても、こちら車線の前にも目を配っていて“隣車線の前に**があるから隣車線の車が来そうだ”と予測して、割と道を譲ってくれます。 これが我が住まいの愛媛になると、譲らないどころか、意地悪して、ぐいぐい詰めてきます。 特に 女性の軽自動車が!!  こちらは 譲ると“負けた”と思っている様です。心が狭いですね。 東京の方々は運転がうまいですね。 ただし、燃費には悪そうです。
 さて、東京ではいつも寄らせてもらっているター君@東京のお家へもご挨拶です。 ター君も20006年度はNSF100HRCトロフィーシリーズでチャンピオンを奪取したそうです。 チャンピオンプレートもカーボン地でかっこいいですね。ター君は確かに成績もすごいのですが、走っているマシンのサスの挙動もしっかりつかんでいて、テストライダーとしても優れています。なかなかこの年(11歳)で、サスの挙動をつかんでいるライダーは滅多にいませんね。メカニックのパパさんに、“もう少し、リヤタイヤの挙動を煮詰められれば、このぐらいタイムアップ出来る”と会話してて、横で聞いていて、“すご〜〜!”と関心してました。 また、毎日、15kmの自転車ランと 体力アップの為のモトクロス練習もつづけていて、総合的な練習を親に言われたのではなく、自分で自発的にやっているところがすごいですね。
今日もター君@東京は 桶川のサーキットへ練習へ出かけたそうですが、家から桶川まで車で1時間かかるところを、朝5時に起きて、自分は自転車で桶川に走っていったそうです。パパをそれをバイクを積んだ車で後から追いかけて、現地でサーキットで乗るそうです。 すごいね〜。 桶川まで40km以上あるんだけど、サーキットに練習に行くときはいつもこのパターンだって!!  11歳で、このストイックさはワークスライダー以上かもしれませんね!! 
さて、お盆もばたばたと終わり、ボクとワイフは愛媛に帰りましたが、娘は東京の彼氏(ター君@東京)の家に置いてきましたので、しばらく娘は東京で1週間ほど同棲生活で、その後ター君と一緒に広島へ来て、モトクロス全国大会の現地で自分のマシンにまたがる予定です。
Ks自身の方は、お盆前の高知のチームの方々とジェットの合同練習の際に ポンプに太い木の棒を吸い込んでしまい、そのショックでフライホイルのキーがねじ切れて、タイミングがずれてしまってました。 帰省後にエンジンを降ろしてみると、やっぱり、って感じでキーが切れてました。モトイネハードキーを入れていたのですが、見事に切れてました。気を取り直して、組み付けです。 綺麗に周辺を清掃して、フライホイルのボルトも締め付けトルクが狂わない用に、ボルトの溝をすべて針でなぞって古いロックタイトを取り除きます。 締め込み前にフライホイルをヒートガンで暖めて、エンジンが昇温する温度以上の状態でフライホイルを締め付けます。 いつもこうやっているのですが、それでもキーが切れる時は切れるんですよね。 ホント、半月キーをもう一カ所増やしたいぐらいです。  ヤマハは半月キーがきれることが有りません。 元々半月キーの厚みがカワサキの1.5倍あります。 カワサキさん、お願いしますよ。 半月キーの厚みを増やして欲しいモノです。



(2008/08/04)目指せ峰不二子!その2 (ドラッグレースにて)
去年は毎年行われるドラッグレースにボクだけしか参加できなかったのですが、今年は娘と一緒に参加です。
目指せ峰不二子!計画は早々と開始です! 娘はシャープなフェロモン勝負で、上はビキニでの出走です。下は短パンとニーブレースとブーツというFMX風の格好です。
結構、カメラマンに写真を撮られてた様です。胸が無いのが、ちとパパには残念なのですが、十分フェロモンは出ていたと思います。おかげで、何人かのギャラリーにさっそく名前を覚えて頂いて(ゼッケンに大きく名前が書いてあったので)、スタートグリッドについたときにはセリカコールを頂きました。 おじさん、ありがとう〜〜!
このドラッグレースはハーレーを主体にしたドラッグレースでしたので、数人出たキッズ達は前座のアトラクションとして走らせてもらいましたが、2台ずつの出走で、娘はミニバイクレースのアクセルさん(NSR50)と並んでの出走です。 結果はやっぱり純レーサーのYZ65の娘の勝ちでしたが、娘も40mまではずっとフロントを浮かせながら走ったので、大したモンだと思いました。
と、今回、前回の様に日記を書くと、娘は皆さんから“本当にすごくうまい”と思われるでしょうが、実はたいしたことなくて、他の世代のジュニアライダーに比べると、足下にも及ばないのです。本当にバイクのテクニックのレベルは他のジュニアライダーと比べると鼻くそです。

バイクは子供はスパルタで教えれば必ずうまくなります。
でも、細くゆっくり長くやっても、いつかは(絶対)うまくなります。
最近、セリカを見て、そう思いました。
下のホームページを見て、最近ちょっと感動してます。
http://www.tcp-ip.or.jp/~meisyou/moto.htm
その中の下のブログが涙モンです。
http://www.tcp-ip.or.jp/~meisyou/to/tou.htm
すごくたくさんの日記があるのですが、どれも感動的で、じんときますし、笑えます。
絶対、父ちゃんの日記は皆さんに全部読んで欲しいです。  
上記のHPの“父ちゃん”には無断で口調を真似て ボクも先週のチューニング日記を書きましたが、そのぐらい、“父ちゃん”の日記には感動しました。
ちょうど、ボクも先週行った弘楽園の練習で、ボクもXデーを迎えてしまいました。セリカに抜かれたのです。今までは 一緒にセリカについて走っていたのですが、ボクが全力で走ると まだ全然差が有ったのです。それが、今回は突然やられました。
今まで、ボクも”マイペースで、細く長く、バイクを楽しみながら”とセリカをせき立てること無く バイクをやらしてきましたが、
”いつかは 長くやればうまくなるだろう”と思いながらも、
”本当にうまくなるのかな?” ”うまくなる前にやめちゃうかも”という不安はぬぐい切れませんでした。すごく不安でした。だって、将来は誰も保証できませんし、自分で無く、他人に趣味をお仕着せているのですから。

他のスパルタでやっているジュニア達は瞬く間にうまくなり、65ccでもNBクラスの250について行き、85ccのジュニアならNA250と同等に走ります。 (ヘッポコモトクロスライダーのksなど、65ccの上位ライダーにも追いつきません。) 信念を持ってやらせているつもりだけど、娘は本当にモトクロスを自分から愛せる様になるのだろうか? うまくなれるのだろうか? 不安はずっと有りました。
でも、 今回の弘楽園で その不安は払拭出来ました。 
”子供はスローペースでも いつかは化けます”  確信出来ました。 
といっても、まだ 2連ジャンプが飛べる訳ではありません。 フープスが頂点だけを飛びながら走れる訳ではありません。 でも、下りの直線で開けれるようになったのです。
今まで、エンブレでたらたら走っていたのですが、少なくとも直線で、開けるべきところは開けれる様になりました。 その一点でも 十分パパは満足しました。テクニカルなポイントでも遅くても、優しいセクションで開けていくと、結構タイム的には詰められるモノです。 今までは、それすら出来ませんでしたが、スロットルを“開ける”“開け切る”という一つのポイントをコース上で出来るようになっただけでも満足です。
ま、子供に対する姿勢は家庭それぞれにいろんなスタンスや事情があります。 しかし、こと、“レース”がどうしてもつきまとうモータースポーツでは、一般の人が思う以上に親は目が三角になります。 これはしかたがありません。 だって、レースだもん。
それでも、お互いのスタイルと、最後は 長く親と楽しみながらやった子供の勝ちだと思います。
がんばってね。セリカ! そして 目指せ、峰不二子!  お後がよろしいようで!! 



(2007/07/28)目指せ峰不二子! (Xデイを迎えた父より)
Ksは昔からモータースポーツは家族全員で行ってます。(と言っても3人家族ですが)
だから子供もおなかの中にいた時にはUSAのレイクハバスでワールドファイナルの大会の会場でママのおなかの中でジェットの音を聞き、生後3ヶ月でジェットのゲレンデでジェットのデッキの上にライジャケ着てたわむれてました。4歳でバイクに乗り始め、8歳で全日本選手権クラス2になってグランプリ出場権を勝ち取り、SUGOでのモトクロスグランプリに出場し、先週の日曜は、とうとうパパを抜くXデーを迎えてしまいました。
娘の名前が“セリカ”なのは、当時のハニーが乗っていた車がセリカ・WRCカストロールロールレプリカだったので、そのまま娘の名前は“セリカ”になってしまいました。 男だったらksがデリカに乗っていたので“出里雄”になっているはずでした。 今でも“セリカ”という名前にして良かったと夫婦二人とも思ってますが、男だったら名前にぐれていたかもしれません。女の子で良かったね!!
娘が生まれた日には、夕方生まれたのですが、その1時間後には“生まれたので、俺(ks)は静岡にジェットに乗りに行っていいかな〜?”と言い残して、生まれたばかりの新生児の娘とハニーを残してksはジェットに乗りに行ってしまいました。 ま、これは後々、チクチクとハニーには責められるのですが、ま、ksも乗り物大好きなのです。
娘は自転車に乗れるようになったのは遅かったのですが、4歳で子供用の自転車をじいちゃんに買ってもらうとすぐに補助輪が取れました。それと同時ぐらいに、たまたま近所(と言うよりアパートの下の部屋)の同級生のター君@東京の(この子も当時4歳)がお父さんの影響でPW(幼児用モトクロスバイク)を買ってもらって乗り始めたのを見て、“私も乗りたい”となりまして、Ksは“しめたモノ!!”と 即行でksも娘にPWを買ってモトクロスを始めました。
Ksも学生当時はモトクロス(当時乗っていたのはRM125)をやってましたが、MFJのノービスで練習を始めた矢先に背骨を圧迫骨折したので、すぐにバイクは乗れなくなってしまったのです。 モトクロスは背骨にヘビーなので、乗れなくなりましたが、ジェットに転向して、ジェットではナショナルクラスまで昇格したので、当時はブイブイ言わしてましたが、今はレジャージェッターです。
娘がバイクに乗り始めたので、“俺も追いかけないと、誰が教えるのだ?!”と理由をこじつけてYZ125を買って、ボクもまた、15年ぶりにモトクロッサーに乗り始めました。
モトクロッサーは15年前のレベルと比べて、サスペンションは驚く程技術が向上し、背骨に爆弾を抱えたボクでも心配無いぐらい良くなっていたのですが、元々MXがそれほどうまくなる前にケガをして引退したので、この年ではボチボチ娘と乗るぐらいではうまくなるはずは有りません。でも 一応まだ娘は押さえられていました。
娘の方はMXの初レースは(と言っても超初心者向けですが)5歳から始め、サーキットでは7歳でksを抜きました。 ただ、サーキットではksだけでは無く、並み居るサーキットのロード系の常連の大人達をも半分は抜き去ったので、まだks自身にはショックは有りませんでした。
 先週は、8月に広島で行われるモトクロス全国大会に久々に娘がエントリーするので、事前に同じコース(グリーンパーク弘楽園)に練習に行きました。 今まではMXは下手なksでもまだまだ娘を余裕で押さえ込めてましたが、今回はあわてました。
娘は午前中はいつもの調子で、ボチボチ走ってますが、コースを覚えるに従い、だんだんペースアップ! 午後にはとうとうボクのペースを超えたスーパーラップを見せました。集中力が続いたのはたった2週で、その後はペースが元に戻ったのですが、それでも、“パパはやられたぜ〜〜!”と実感しました。追いつこうと思ったフープスでは、ボクの方が振られて、コースアウトしそうになりました。
とうとう娘の時代が来たのですね。 ついに親父が抜かれたXデイを迎えました。
でも、速いだけではダメなのだよ。 娘よ、目指せ“峰不二子だ!”
広島から帰った後、家で娘と一緒にお風呂に入りながら トクトクと説教しました。
“本当〜に速くなったな。 パパはびっくりしたぞ! でも、いいか、セリカ。 女の子は 速いだけじゃダメなんだ。レディースのライダーがいたろう? あのお姉さん、すごく速かっただろう。ジュニアの兄ちゃん達をばんばん抜かしていただろう。  でもそれだけじゃ無いんだ。 走って無い間は暑いので、休むたびに服(ジャージもモトパンも)を脱いでいたろう。 車の中で隠れて脱がないで、車の外で抜いていたろう。 でも 脱ぐ途中や脱いだ後でも見られてセクシーに見えるように、シャープなスパッツをはいているだろう。 女の子はそういうところが大事なんだよ。それに速いけど、優しそうな顔をしていただろう? 実力がある女の人は逆にギスギスしなくてとっても優しいんだよ。実力が無い女の人ほど、ギスギスして肩肘はって、自分を大きく見せようとするだよ。
セリカもそういうところを見習いなさいよ。  セリカは服を脱いでセクシーに見えるように、MXジャージの下にはビキニを着ていなさいよ。 そういうのがちらっとみせるのがセクシーなんだよ“
ウチの娘も、前から“目指せ!峰不二子!”と教育しているので、本人は本当に峰不二子を目指してます。胸はまだ無いけど、ビキニの用意は出来てます。 大人用のビキニを買って、ママにミシンをいれてもらって、子供用に作り直してもらいました。
娘よ! 目指せ峰不二子! (やっつけられた親父より)


(2007/07/01) ダイ・ハード4.0
ダイハード4を公開初日でファミリーで朝一に見に行きました。ファミリーだったので、日本語吹き替え版です。 でも、内容がよくわかったので、日本語版で良かったと思いました。 出来は、、、 良かったです。 ここ数年で見た映画で一番よかったかな〜! 特に娘さんがいるパパさんにはお勧めかも?  ちょっとコマンドーっぽいストーリーもあったし、、、。   終わった後に、娘に“パパが誘拐されたら、セリカはパパを助けに戦いに来てくれるかい”と聞いたら、幼い頃は“戦う!”と言ってくれてましたが、今では“逃げる!”に変わってきました。 ま、現実、そうかも?? ま、公開終了までに もう一度劇場に行きたい映画です。
映画に行ったその足で、急いで午後はジェットのゲレンデへ! ほんとに忙しいので、時間を細切れに使わないとやっていけません。昨日は昨日で、徳島の美馬モーターランドにモトクロスに行ってきましたばかりなんですけど。。  行ったらチームのメンバーがブイを張って、タイムトライアルを一通りし終わった後でした。現役A級のハヤトさんがノーマル艇を使って出したタイムを標準タイムとして、みんなで争ってました。 ksは、すでにみんなが終わって一服しているところに遅れてきたので、みんなの走りを知らないままにタイムアタックをすることに。終わってみると、みんなが一指し指を立てて“1”としていたので、ハヤトさんより1秒遅れかな?と思いましたが、聞いてみると ハヤトさんを抜いて1位になったとのこと。 実は今シーズンは、まだセッティングで直線しか走ったことがなかったので、これがksの今年のブイ走りがお初でしたが、いきなりタイムアタックでいいタイムが出たので、ま、ちょっとニコニコでした。でも、チュービースポンソンは良く曲がります。


(2007/06/10) 近見山MTBスクール開催

 MTBの普及活動に努めてらっしゃいますボランティア団体の“マウンテン近見実行委員会”とK’sOfficeと

でジョイントさせていただき、今日はジュニアMTBスクールの開催です。 午前の部がMTBメインで、午後の部がキッズモトクロスの練習会です。前回と同じパターンですが、午前中のMTBはかなりの参加者で、15家族ほどいらっしゃいました。 全く自転車に乗れないお子さんも2人いましたが、周りの雰囲気につられて、怖がらずにペダルを踏んでいくので、結局最後には一人で乗れるようになりました。皆さん、大拍手ですね。午前の自転車の部は、お子さんのレベルはいろいろで、小学生ながら、競技に出ている子もいたり、こういったアップダウンのコースは初めてのお子さんもいらっしゃいました。 ま、普通はそうですよね。 下りではびびってブレーキ出来ずに、そのままスピード出して前転してしまう子もいて、顔面打って鼻血になってしまって、ちょっとハプニングも有りましたが、周りの雰囲気もいいので、その後もそのまま怖がらずに楽しく自転車に乗って練習してました。 一応、全員にはヘルメットを貸し出していたので、大事には至りませんでしたが、やっぱりプロテクターは大事ですね。 皆さん楽しく過ごせて今日は本当にいい一日になりました。
午後からのバイクの部ですが、自転車ファミリーも何家族か関心を持ってくれて、MTB組から3家族残ってくれました。その内の一家族はかなり興味を持ってくれたようで、かなり細かいお話までさせていただきました。 キッズライダー達の練習の合間に、MTBのキッズに対して、バイクの体験試乗会も行いました。 少しの時間でしたが、体験試乗した子供達も楽しんでくれたようです。また、次回のイベントが楽しみですね。

 


(2007/06/03)モトクロス四国選手権徳島大会
MX四国選手権ムービーはこちら(65cc&85ccクラス混走)
昨日は高知の仁淀川でジェットのセッティングで、そのまま夜移動で、徳島入りして四国選手権徳島大会に参加です。ks家は本当〜に忙しいですね。 レースの方は、ジュニアは65ccと85ccが混走ですが、85ccの選手(特に#4)は飛びますね〜。10m超のテーブルトップを楽々飛び越えていきます。 これにはちょっと刺激を受けました。 今回、コースはM2レーシングの松下社長が全面的に改修されて、かなりいいコースになりました。乗るのも、見るのも楽しいコースになりました。
娘の方は、第一ヒートはスタートは出遅れて、第2ヒートはスタートはうまくいったのですが、折からの雨で、粘土質の泥にすくわれて、65ccのマシンは全員急勾配の坂の前でスタックしてしまって、サバイバルゲームになってしまいました。結局、1週しか回れずに、ビリッケで終了〜です。
 昼から雨に変わってしまった天気は恨めしかったのですが、高知の中平さんとお友達になれたのと、久々に藤本ブラザースが見に来てくれてたので、ま、いい一日でした。
それと、東京のター君(ロードレース)が練習中にこけて、後続のバイクにひかれて内蔵(脾臓)が破裂して入院してたそうです。 病院では、出血がひどくて血圧が下がれば、開いて手術をするけと、血圧が下がらなければ開かないでそのまま自然治癒を待つとのこと。 幸いにも血圧が下がらず、開腹手術はしなくて寸だのですが、プロテクターとしては、バックボーンプロテクター(亀の甲羅)はしてても、脇腹から踏まれると防ぎようが有りません。 皮つなぎの下に着られる脇腹を防ぐ様ないいプロテクターは無いモンでしょうかね〜〜??


(2007/06/02)セッティング出し終了
セッティングデーターはこちら(途中経過)
さてさて、セッティング4日目で、一応上記のファイルの様に#42でデーターも出たので、これでセッティング終了しました。 ま、チャンバーを使わずにここまで出れば、ま、御の字でしょうかね〜(??) チャンバーをつけたときの様なはじけた様なトルクの盛り上がりは有りませんが、フラットなトルクで、谷無く回ることが出来ました。
でも、セッティングしながら感じたのですが、ほんと、たかだか200rpmぐらいの違いで、体感的に“走るジェット、走らないジェット”の違いが出るのですね。やっぱりタコメーターを積まないと、感覚だけではセッティングの煮詰めは無理ですね。 GPSは誤差が多すぎるので、とりあえずrevの数値だけを見た方がいいと思いました。
セッティングが終わったので、これからは“ジェットを楽しむ為にのるぞ〜〜”と言いたいところですが、8/26のモトクロス全日本選手権を目指すことにしたので、ジェットとモトクロスの練習で、まだまだ忙しくなりそうなksでした。。。


(2007/05/28)野いちご
今日は6/10の近見山のイベントの為、マウンテン近見実行委員会のスタッフの皆さんと近見山コース整備と草刈りに来ました。ちょっと前まで山頂の電波塔の工事で、コース中央部が占有されていたのですが、これも終わったので、ちょっと一安心。 草刈りも結構大変だったのですが、近見山はバラが多く、これがライダーに当たると痛いので、バラはコース奥でもなるべく刈り取るようにしました。
しかし、バラの近くにはなぜか野いちごがいっぱい生えてますね。 バラに守られるように生えてるんでしょうかね?娘を連れてくればきっと喜んだことでしょう。   コース整備は結構大変でしたが、ま、6/10の為にがんばりましょう。
 昨日は昨日で次ぎのモトクロス四国選手権に向けて徳島のコース(美馬モーターランド)で練習してきました。 美馬は本当に(いい方に)変わりました。
コースは大きな起伏に富みますが、嫌らしいギャップジャンプなどな無くなって、安全になりました。コースレイアウトはM2レーシングの松下社長が練りに練って完全に再レイアウトしただけ有って、セクションも水はけまで考えて作ったので、前日雨でも、次の日は昼にはドライで走れてしまいます。
見晴らしも良くなり、けが人の救護にもわかりやすくなりました。キッズコースも大人の本コースもすっごくいいことになってました。 キッズコースは 前はだだのオーバルだったのですが、いろんなセクションがギュッと追加され、フープス、テーブルトップ、その他 めちゃめちゃトリッキーになってました。
土曜の日中の練習の後、M2レーシングの松下社長のショップに出向いて、前回のレースでワイフと娘がお世話になったお礼を申し上げに伺い、そのあと、色々コースのことを伺いました。
また、僕の”底辺のキッズを育てる”のも賛同頂いていて、今度、美馬のキッズコースを借り切ってキッズだけの大会もすることも色々と話し合ってきました。松下さんは徳島大会のプロデュースもされてますが、”キッズクラスは 本コースを使おうか、キッズコースを使おうか? ksさん?”と言うことになり、一応、晴れなら本コースをショートカットして、雨ならキッズコースを使おうと言うことになりました。でも、どちらもいいコースですよ。
松下社長、コース改修、本当にお疲れ様でした。 このために1ヶ月という長期でお店を閉めて、毎日コース改修を夜遅くまで行った努力に脱帽です。  コースに文句がある人は、1日でも松下さんを手伝ってから文句を言ってください。



(2007/05/19)キャブセッティング3日目
セッティングデーターはこちら(途中経過)
さてさて、セッティングも3日目に突入です。何となく、2日目のデーターも、そこそこいいのが出てますし、3日目(test#22〜#32)もそれに近いデーターがいくつか出てます。
でも、何となく ksとしてしっくりしてないのですよね〜。 MaxRevの数値結果だけ見るとキャブ変更だけの割にはいいデーター出ているのですが、何となくトルクが細かったり、そのキャブセットで、ちょっとニードルをいじると、かなり悪いデーターになったりです。今の状態では”ストライクゾーン”が狭いですね。 それに 回転全域でも、もっとトルクが大きく、フラットにしたいのです。Max回転数にしても、チャンバー+ポート変更すると、7500rpmぐらい回ってしまうので、それに対抗するには、最低7100rpmぐらいは目指したいです。それも安い46キャブで!!
それにksの目指すところは、単に狭い領域で、直線番長で高回転まで回るのでは無く、
@キャブセットに鈍感であること(多少の気温やニードルを変化させてもかなり走るストライクゾーンの広さ。
Aピークパワーの伸びだけでは前走者の立てる波を押し切るトルクが不足するので、フラットで大きい加速トルクを保ちながらMAX回転につながる。そんなところを目指したいと思います。 その目標にはまだ届いてません。
それを考えると、気になっているのがtest#14と#25です。高回転域でMaxRevが上下に揺れたり、エンジンがバラバラ振動するのは、PJが大きすぎる場合の特有の症状ですが、 PJの影響は、低速域だけでは無く、中速域の上まで結構影響します。PJが大きすぎてセッティング出すと、MJの働くべき番手を誤解して番手を決めてしまうことになります。 何となく、その状況に陥っているのでは?と疑ってくるようになりました。 ということで、3日目までで、とりあえず良い結果が出てますが、これはもう一度リセットして、PJをもうちょっと再考して、4日目以降で試してみたいと思います。
セッティング出しはまだ続きそうですが、やはり、セッティング次第で、エンジンの性能はガラリと変わってしまうのは実感しますので、どうしても避けて通れないですね。
モトクロス四国選手権も早4戦ですが、結果としては ××でしたが、今後の課題がはっきりしたレースでした。65ccはタイム君がとうとう”覚醒”を始めたレースです。 でも、まだ、”ジャンプを”飛ぶ”という領域だけは手つけずですので、彼が積極的に飛び出したら、おそらく手がつけられないでしょう。
85ccは優也君が、一皮むけた走りを見せてました。力が抜けて、ポンポ〜ンとバイクを水平にしたまま、あまり接地しないでどんどん走っていきます。徳島でM2レーシングの中で特訓したと聞いていましたが、走りの質が変わってきましたね。娘の方は、開けるところは開けて、フープスなども怖がらずにガンガン開けてきてます。 ただ、ギヤの選択が悪く、バイクが跳ねるだけで落ち着いた前向きのスピードに乗ってません。最後はとうとうフープスで跳ねられて、ガケから落ちてしまいました。ま、ガケから落ちるほど、攻めてくれていたので、結果はともかく、パパとしては満足です。
もう、再来週には次の選手権が迫っているので、来週で、どれだけギヤの操作と、バイクを水平にしながらギャップを跳び続けられるかの練習です。これって、ジェットで波の中を走るのと同じですよね。



(2007/05/16)キャブセッティング2日目
セッティングデーターはこちら(途中経過)
さてさて、前回のセッティング1日目はとりあえず動くという意味で基本動作OK。レベルもまだまだ”ノーマルよりちょっとマシ”のところまで来ましたので、2日目からはタコメーターを積んで、セッティング本チャン開始です。
まずは前回のセッティングからHのスクリューだけ変化させて様子を見ます。テスト#6ではHを濃いめにして、濃すぎて頭打ち感が有りながらでも、ノーマルSXRの回転が6480rpmに対して6635rpm回ってます。テスト#7ではもっと濃くしていくと、ノーマル以下に落ち込むので、濃い側はあきらめて、薄い側のテストです。テスト#8では6955rpm回っちゃいました。結構いいじゃないですか!? でもスクリューが全閉状態での結果ですので、メインジェットをまだ番手を落とす必要が有りそうです。メインジェットを#20番落として、Hニードルが1hあけた状態でとりあえずのベストが出て、テストt#18で初めて7000rpmを超えてきました。メインジェット系はだいたいこの辺がベストな感じです。
MJジェット系はだいたい見えてきましたので、PJジェット系に取りかかります。チャンバーが付いてない条件ですので、爆発的なトルクの盛り上がりは求めようが無いのは承知ですが、少しでも近づけたいなと思ってます。まずはLのニードルを振って、だいたいの当たりをつけます。Lニードルを開けてもフィーリング的には下のトルクは大きくなりました。ただ、その影響で少し上が頭を打ったので、次回はPJを大きくし、頭打ちする分はMJを落として全体のバランスを保ちながら、出だしのトルクを稼ぐようにしようかと思ってます。
点火時期の変更も軽くテストしました。新型のCDI-9Rですが、電装BOXの外にタイミング切替スイッチがあるので、フードを開ければ簡単にタイミングが変えれるのがいいですね。とりあえず、あまり冒険しないリミテッド狙いの点火カーブにテスト#12で変更(#9)に変更です。低中速でのトルクの盛り上がりを明らかに感じます。 アイドリングから少し出したところで、カツンとトルクが盛り上がるのを感じます。 まるでウォーターイグニッションが入った様な感じです。
メインジェットを絞るのと合わせて7000rpmを超えてきたので、CDI−9Rもかなりいいですね。
ま、だいたい、先が見えてきたので、2日目はこれで終了です。



(2007/05/12) 07ボートシェイクダウン
やっとエンジンも積み終わって、シェイクダウンにこれました。
GWに乗ろうと思っていたので、仕上げは焦っていたのでかなり荒いです。(と言うより 仕上げてないと言った方が良いかも??) とりあえず、乗るのが先だと思うと だんだんどうでも良くなってきました(^_^;)
と言うのも、 このごろ、本当に忙しく、 土日の予定もすでに6月一杯までつまりかけています。 この時期、モトクロスの選手権も立て続けに大会があるので、娘を練習に通わせたり、バイクに乗ると、壊れたり、加速度的に分解整備も増えてくるので、どんどん時間が無くなっていきます。四国選手権も5/20の高知大会の次は6/3の徳島大会で、そうなると前週はどうしても徳島大会のコースを練習で走り込まないといけない訳で、この4週間は連続してモトクロスコースで過ごすと言うことになります。
でも、どうしても、まずはジェットを浮かべてみたいので、今週の土曜は午前中早くから高知のモトクロス場で練習して、そのまま、午後は高知の河(仁淀川という大きな川です)でシェイクダウンの予定です。
次の日曜は日曜で、朝から夜まで整体の患者さんの予約が入っているので、結構ヘロヘロです。
と、前置きは長くなったのですが、やっぱり進水式は緊張しますね。 ちょっと走って、とりあえずフードを開けて、すべて組み直したホースが抜けて水漏れが無いか確認します。とりあえず、エンジンもかかって走れたので、ほっと一安心。 あまりに安心したので、進水式のシャンパン(コーラですけど)を07ボートにかけてあげるのを忘れてました。
ホース抜けが無いことを確認したら、すぐにまた乗り込んで、調子のチェックです。
今回足回りで注目点はチュービースポンソンですが、慣らしをかねて ゆっくりのスピードで波の無い水面をまっすぐ走ると、フワフワとヨーイングが起こってしまいます。なんじゃこりゃー!? ダメじゃ〜ん! と一瞬思いましたが、慣らし運転の様なパーシャルで低速を保つと、浮力があまりに強すぎてヨーイングが起こるようです。 この低速域を超えると、、、、
”天国にいらっしゃ〜〜い!”状態です。全開高速時、減速ブレーキ時、全くボーがブレません。綺麗に水平を保ったままです。定常旋回(サークルを描いて一カ所でぐるぐる回る)でも全くボートがピッチングしないで、ぴたりとバンク角が思った通りに固定出来ていつまでも回り続けられます。 今までの様にジェットを力ずくで押さえ込まなくても楽く〜〜にホールド出来ます。ksは昔からのライダーなので、右コーナーは足を変えずにレギュラースタンスで左足の移動だけで曲がってました。SXRでは前後の足を入れ替えて走った方が早いのが定説なのですが、やはり昔からの癖が抜けきらずに、前後の足を入れ替えて走ると 右ターンではぎくしゃくしてスムーズなターンが取れ無いのです。 それが右周りの定常旋回を右足前でも楽く〜〜に安定して続けられます。
チュービースポンソン、すごすぎます。それに、新たに改良されたワークス製のライドプレートもとても相性いいです。
特にジェットのケツは水面に吸い付いたように全くピッチングしません。直線で全開走行をしてみると、従来ならわずかなピッチングを消し去るようにタイミングを合わせてリズミカルに抜重してピッチングを消しますが、フロントはわずかにピッチングしますが、何もしなくてもリヤは水面に吸い付いたままで、微動だにしません。 定常旋回しても、全くケツの滑り出しが出ません。 直線全開からきついターンのトライをしても、ケツが流れてスピンしてしまうような角度で曲がっても、吸い付いたまま、なんのこと無く曲がれてしまいます。 どうしてもスピンさせたくて、それでもこじって曲がってみると 一瞬ケツが流れて”このまま180度スピンかな?”と思ってしまいましたが、途中でスピンが止まって復帰してしまいました。 スピン始めると、通常は自然に収まるまではどうしようも無いのですが、途中で”ぐぐっ”とスピンが止まってしまいます。スピンさせようとしてもしないのです。 この組み合わせは強力ですね。水へのグリップはこれ以上望む必要有りません。 チュービースポンソンで全然船が傾かないのでは無く、自由に傾けても水面の上でそのままのプレーニングを維持できるので、フリースタイル的なホッピングもやりやすいです。
特に今回のチュービースポンソンはレーススペックのType-Uなので、スポンソンにさらに縦にグルーブ(溝)が大きく掘られているので、浮力を得ながら水に対するグリップも有りますので、バンクさせてもそこからライン変更が思い通りに出来ます。供給先のBlowsionさんからも 取説以外にも取り付け位置に関しては細かな指導を頂いていたので、非常に助かりました。 Type-Uは取り付け位置によって、フリースタイル向けに味付け出来たり、別な位置にずらすと、グルーブを1本掘っている以上にグリップ出来る位置があるので、このあたりは事前に情報ないと、一度取り付けると終わりですからね。  最初はksも頂いた情報を検証しようと思っていました。なので、一度ハルの側面全面にマジックテープを貼っておき、スポンソン接着面にもマジックテープを貼って、いろいろ場所を変えて情報が本当に正しいか、ks自信でも体験を持って検証しておこうと思っていました。ただ、一連の忙しさでそこまで試す時間が無くなったので、Blowsionからのアドバイスのままに取り付けました。 でも、十分(過ぎる)効果が有りましたね。
SXRはもちろんチュービースポンソンは推薦しますが、元々、水に対して浮力の足らない750ボートにはもっと推薦します。 ksが初めて体験したチュービースポンソンは750に取り付けたモノでしたが別物でした。 当時は一般的な形状のチュービースポンソンしか無く、グルーブの掘られたtype-Uは当時はまだ発売されていませんでしたが、これをつけない手は無いと思います。  こんなボートに素人を乗せたら、”あ、ジェット(スタンドアップ)って、簡単なのね”と勘違いしてしまいますね。

さて、足回りは納得で、もうこれ以上手を入れる必要がありません。 これからはキャブのセッティングです。
セッティングは前の有った”AMCシャワーキャブ チューニング日記”の様にデーターを取りながら淡々と煮詰め開始です。セッティングデーター結果は、セッティングが完了するまで期間限定で公開します。 それ以降は、当方もビジネスですので、データーはクローズして、購入した方のみ公開とさせて頂きます。 ただし、お約束ですが、当方が出したセッティングで皆さんのベストになるかどうかは保証しませんし、同じようなパーツ構成でも、個体差はあります。配管の取り回しやチューブの長さ、分岐のポイントの違いやフューエルフィルターの有り無しでも状態は変わってきますので、データーは公開しますが、それでお客様が満足出来なくても、ksは保証するつもりは有りませんので、念のため。
セッティングデーターはこちら(途中経過)
test#1 キャブのメーカー出荷状態
大径キャブにかかわらず、ノーマルキャブと同じパワーしか感じられない。プラグもかなりベトベトだが、慣らし中なので、オイルの比率は20:1なので、これはまだ当てにならない。オイルが十分回り終わった後に、初期状態の記録として、クランキングコンプレッションを測定。前後とも9.2kg/cuでした。 今後、焼き付きを簡単に察知できるように、最初の傷が無い頃のコンプレッションはまず測って記録しておきましょう。
test#2 メインジェットが大きすぎるのは明白だが、落とす番手の目安をつける為、Hのスクリューを全閉にして変化が足りるかどうかのテスト。1h締めて全閉となったが、それでもプラグの焼けが変化しない為、落とすべき番手は#20番以上と判断し、メインジェットを20番落とす。 キャブの取り外しには 前回紹介したヤマハグリース#Dと薄く削った#12のメガネレンチが役立ったのは言うまでも有りません。
test#3 メインジェットを大きく下げたのに、くすぶりが取れない。 これはメインジェットが不適合なので無く、リターンジェットが効き過ぎて キャブにガソリンが強制的に押し込まれていると判断。リターンジェットのセッティングをいろいろ振ってみることにした。 まずはリターンジェットを#145→#170に拡大。 これは変化が出てきました。 リターンジェットが効き過ぎて燃圧が高すぎて負圧キャブの吸い出し以上に押し込まれていると言う判断は合っていた様です。
test#5 リターンジェットを取り外してのテスト。      まだくすぶり有るので、リターンジェットを取り外して見ました。 元々 ノーマルキャブには各キャブボディーのリターン口には#150相当のオリフィスがあります。 ksはそのリターンラインを集合させたTの出口にさらにリターンジェットを入れていたので、番手以上にリターンが効くことになります。  ただ、リターンジェットをなくすと、燃圧を確保出来るかどうかが若干不安がありますので、まずはリターンジェットを取り外しての確認です。  、、、でも 結果的には非常に良くなりました。ここに来るとノーマルキャブをすでに大きく性能を超えてきました。トルクの谷も無く、アクセルに十分どこからでも着いてきます。ただ、まだまだこのキャブの性能はこんなモンじゃないと思っています。 チャンバーは付いてないので、はじけるような伸びは限界は有るはずですが、それに近い性能が出る様に、チャンバー以外は手を入れてます。特に回転物にはそれぞれ手を入れています。 クランク芯出し、軽量フライホイル、軽量インペラーなど。インペラーとしてはマグナムポンプ用のモノを使っています。 これは単にマグナムポンプ用というだけで無く、マグナムポンプは、逆にエンジンパワーを食ってしまうので、それを補うようにいろいろとインペラーを注意して設計されています。 まず、ブレードの厚さがノーマルのステンレスインペラーより半分の厚さで水に対する抵抗が激減します。それにボス部の肉抜きの深さが深くなっており、これらはすべて軽量化となっており、Totalで250gも軽量に仕上がっています。 これは大きいですね。 水という非常に高粘性の抵抗体に対して回転抵抗や回転マスを減らすことはとても重要です。
ま、シェイクダウン初日としては、とりあえずこのぐらいで勘弁してあげましょう(^^;)。
とりあえず、まともに走る様になったので、次回からはタコメーターをつけて、MAXパフォーマンスを追い求めます。



(2007/05/10)ヤマハマリングリース#G
皆さんもでしょうが、ksもメンテナンス時はグリースや油脂はいろいろ使い分けています。グリスだけでもモリブデングリスや一般的でオールマイティーなリチウムグリス、シリコングリスはWAKO'Sのモノを使ってます。マリングリースはヤマハの#Aと#Gの2種を使い分けてますが、特にマリングリース#Gは違う意味で重宝してます。一般的な接水部やOリングの合わせ目はマリングリース#Aをつかいますが、#Gのいいところは なんと言っても粘着性です。ノリの様にものすごい粘着力があるので、グリースと言うより仮止め接着剤として使えます。なので、狭いところのナット止めなど、スパナにナットをマリングリース#Gを使って接着しておいてからボルトに差し込んだりします。 はずれやすいOーリングもこれで接着しておいてから閉め込むと、O-ringの噛み込みが防止出来ます。 高圧洗車機の水流にも負けないので、モトクロッサーのリヤサスのリンクのルブリケーションとして使っても最適です。 モトクロッサーは毎回の練習ごとに高圧洗車機で泥汚れを吹き飛ばしますが、マリングリース#Aレベルだと、あっという間に無くなってしまいます。防錆も強力なので、錆びて導通不良になるバッテリーターミナルに塗るのにも最適です。 スタンドアップの手が届かないキャブのベースのナットを止めつけたりするときには欠かせません。 というより#Gと薄く加工したレンチが無いと作業出来ません。ぜひ、工具箱に1本入れてあると、とても便利な”仮止め接着剤”になるグリースです。



(2007/05/09) 07ボート製作 カッティングシート(アップデート)
ks艇のカラーリングとしては塗装は使わず、カッティングシートを使います。カ

ッティングシートと言っても、単にロゴを切って貼るだけでは無く、ペイントのオールペンの様に、まず、全面を単色のカッティングシートで“くるんで”貼って、それからいろいろロゴを貼っていきます。この“クルミ”は結構特殊技術なので、単に日記に記述しても、ま、一般の人には真似出来ないだろうねと思っているから、書けるわけです。それに、ノウハウである、きつい凹凸の立体面への張り込みなどは、やっぱりそれなりに秘密のテクがあり、それさえ書かなければ、単純な平面は誰でも出来ますが、結局最後のフィニッシュの立体部が皆さん出来ないので、真似できな〜〜いと思ってます。(^_^)v
とは言っても、私自身も師匠(と勝手に呼ばせて頂いてますが)の石橋氏から一つだけ盗めなかったテクがあるのです。それは部品の隙間までカッティングシートを滑り込ますテクです。 こういうテクニックは、師匠もおいそれとは人には見せません。師匠は たとえば曲面リヤゲートと、リヤウイングの隙間まで曲面の延長の中で隙間にシートを滑り込ますことが出来ます。平面パーツの隙間でしたら、器用な人なら、そこそこのテクがあれば1mm程度なら滑り込ますことは出来ますが、曲面の連続では曲面に曲げながらシワ無く広げて、なおかつ、次の部品の隙間に滑り込ますので、どうやっているか(?)は人目に付かないところでされている(あえて見せない)ので、僕にも想像出来ません。 こういったテクの持ち主の師匠なので、ルマン24時間レースなどでは、現地フランスから“現地ですぐやってくれ〜”と要請が来たりします。こういった人を“ゴッドハンド”と言うのでしょうね。 腕一本、へら一本で世界を渡り歩けるのですから。 ちなみに日本車で初めて優勝したチャージマツダ787Bは石橋氏が現地で日本からカッティングシートを持ち込んで、現地で仕上げた作品です。 ぱっと見、めちゃくちゃかっこいいですが、よく見ると、点線の白線ストロボラインなどは、幅広のビニールテープを短く切って並べただけです。フロントウインドのすぐ下の白線の格子模様もビニールテープで斜め斜めに交差させただけです。 でも、かっこいいですよね。(現場としてはこれで十分!!) ちなみにワイフが昔乗っていたカストロール・セリカ・レプリカはワイフが石橋氏に依頼して作ってもらったモノです。ま、これで幼稚園の送り迎えをする訳ですから、ベンツに乗った有閑マダムより、よっぽどかっこいいですね.
師匠には及びませんが、私も師匠の仕事を盗みながら勉強してきました。 曲面のきつい750SXを一枚物のシートでくるめる様になったときには、ま、結構きたね。と思いましたが、継ぎ目無く大きい3次元を覆うことは、やはりものすごい労力がかかるので、オールペイントの方がまだ楽です。 ただ、飽きた時は剥がせばいいや!と気楽にいられるのがいいですね。 ま、そこそこ出来るようになったので、最近は自分用のジェットは無理に1枚モノでくるまずに、原反幅で区切って重ねながらやってます。 これなら結構楽に出来ますから〜!

07ボートの外観は写真の様に完成しました。(Egはまだ座ってません)  なかなか娘のモトクロスのツアーで忙しく、なかなかジェットが進みませんね。 何とかGWに間に合わそうとしましたが、結局間に合いませんでした。スポンソンもケブラーで補強をかねて巻いてます。 全体的に写真ではちょっといい感じですが、何とかGWに完成を間に合わそうとしたので、各部のフィニッシュはかなりアラが残ってます。なので、SJ2年生さんの様にフィニッシュまでもこだわる方にはちょっと見せられない状態です(^_^;)  でも、ま、自分のだからいいか!!
カラーリングは04ksボートに近いモノですが、ヤマハワークスと言うよりも、赤が入ったので少しブラジル系の印象のデザインのイメージになってしまいました。



(2007/05/08)07ボート製作 吸気量アップ (アップデート)

07ボート製作と言っても、ほとんどの作業はいつもと同じ加工を淡々と繰り返すだけです。チューニングなどは、原則、皆さん同じこと淡々とやり続けることが基本では無いでしょうか? そんなにいろんな新規

のアイデアがあるわけでは無く、ただ、王道としてわかっていることをベースに淡々とやり続けるだけ。 たとえば、地道なクランク芯出しやポートのバリ取り、リードバルブストッパーの曲げの調整など。。。 で、あとはセッティングと乗り手の練習だけです。 (ksはすでにレジャー派ですが、、、。)
たとえばフードの穴開けもいつもと同じです。 ノーマルの1ヶの吸気穴ではキャブが必要な空気が入るはずもありません。 SJの時と同じように向かって右側に対称に開けてやるだけです。 ただ、いつも思うのですが、 “ダイソー、恐るべし!“ こんなホルソーが100円で買えてしまうのね。ダイソーの工具の充実は本当にすごいです。 FRPはガラスが入っているので、工具の刃先はすぐ痛んでしまいます。ガラスって本当に堅くて、切削工具にはきつい条件なんですよ。 一般の工具屋さんやホームセンターで大きい径のホルソーを購入すると1000円台では決して買えませんが、これがダイソーで100円です。 いい工具を買っても、FRPに使うと痛むので、ダイソーで十分です。 いつもいつもダイソーには頭が下がります。

フードは前側の穴の追加だけでは無く、上ある丸いフタにもお手軽に吸気アップのインレットを追加します。使うモノは住宅用の換気シャッターです。 値段はなんと280円!  お安いですが、とても機能的です。
シャッターはノブを引き上げると換気口が現れます。なので、ボートを停泊しているときなど、水をかぶりたくない時やフリースタイルする時はワンプッシュで閉められます。おまけに底にはメッシュがあるので、水と一緒に大きなゴミが入ることも有りません。 底のメッシュとシャッターAssyはひねると簡単にはずせるので、ゴミの除去も簡単です。
フード裏側は入った水がダイレクトに落ちると、プラグを濡らしてリークするので、落ちた水がエンジン脇に落ちるようにフード裏側はダクトで導きます。これもエアコン用の化粧ダクトで800円ぐらいです。 しめて1000円程度の部品代で、立派な吸気口となります。
ただし 大径キャブに変えると、ものすごい空気量が必要なのがわかります。 エンジンをかけると、、引っ張りあげて開かせたシャッターが吸い込まれる空気の負圧で引き込まれて閉まってしまいます。 空気口の面積を倍に拡大した後でもこの有様です。 なので、エンジンはとっても空気君を欲しがっているのですね。フードの吸気を拡大しないと、大径キャブに変えるとセッティングが難しい訳なのもうなづけます。
シャッターが吸気の負圧で簡単に動かない様に、引っ張りあげた状態でラッチがかかるように半田ごてで柱の一部をへこませてやります。 これが引っかかって、強く手で押し込まない限りシャッターは閉まらないようにしました。 でも、お手軽ですよね。 それに キャブが空気君を欲しがっているのも、目に見えて感じることが出来ました。
ま、お金が有る方はレーシングフードを買ってください。 スタイルもいいし、軽いし、吸気面積も非常に大きく確保されてます。 K'sもBlowsionを扱っていますので、是非ご用命下さい。(でも、ここまで書いたら、買う人はいないかも。。。(^_^;)  ああ、自己否定;;;;。



(2007/04/29) モトクロス四国選手権第3戦香川大会
四国選手権第3戦ですが、初戦はダメダメのビリッケで前のライダーにだいぶ差を開けられてのフィニッシ

ュでした。なので、第2戦はキャンセルして、ちょこちょこ練習に通って第3戦への参戦です。 ですが、ks自身は他の所用が有ったため、娘のサポートにはついて行けずに、サポートはワイフに行ってもらうことになりました。他にもハヤト君のところもパパが仕事で来られなかったので、ハヤト君ママとワイフで共同しての参戦です。
前日もモトクロスコースに泊まり込んでの練習が功を奏したのか、そこそこいい走りが出来て、結果としては3位で表彰台に立てました。パパは見ることが出来なかったのですが、昨日の練習でかなり走りが変わった様です。 それに パパ達がいないということで、M2レーシングの松下社長がかなり面倒を見てくれたようで、前日はスタート練習から、細かなメンテナンスまで見てくれたそうです。 松下社長、本当にありがとうございました〜〜!  ksも娘をあちこち練習に連れて行くのと、自分の07ボートを作るのに忙しくて、実は娘のモトクロッサーはあまり細かなところのメンテナンスはしてなかったのですが、全部松下社長に見抜かれてしまったようで、“このマシンじゃ怪我するよ〜。ちゃんとメンテナンスしなきゃいかんとパパに言っといて〜!”とおしかりを受けてしまいました .。  ごめんね。マイ・ベイビー!  でも、ワイフもなれない中で良くやってくれました。 ま、とにもかくにも結果が出て良かったです。
しかし、練習の時から気になっている同じ65ccのライダーがいます。 香川のバイクショップのFull Thlottleの息子さん、タイム君です。それにしても、タイム君の走りは、ギャップのトップを超えてすぐ下りで加速してスピードに乗せていくという独特の走り方を完成させている感じですね。こんな走り方をするジュニアは初めて見ました。USAのスーパークロスで、キャップの続く中で、短い助走で大きなジャンプをするときに使うテクにニックです。 上のクラスの85ccのジュニアを見ても、この走法が出来るジュニアがいません。今度練習の時は、もうちょっとコース横からタイム君の走りをせりかと見させてもらって、この走り方を勉強させてもらおうと思ってます。 後ろを走っていた隼人君も、この独特の走り方に気がついていて、ちょっと気になっている様です。 今はタイム君はまだ飛び越えることをしないで、なめて加速だけに集中してるので、総合タイムではそれほど特出してないのですが、タイム君が飛ぶことを覚えてしまったら、たぶん最強のジュニアになるでしょう。



(2007/04/27)  SXR用新型デジタルCDIユニット  CDI-9R
(01/21)にも書きましたが、CDI-9Rは 従来型が改善されて、いろいろ点火カーブもセレクトできて、防水性も向上し、モールディングも良くなりました。下記の様に点火タイミングパターンが9種類選択出来ます。とても良いのが、この9種類の選択を写真にある、シロと黒のセレクトスイッチの組み合わせで、簡単に電送BOXの外

から変更出来ることです。ただし、簡単に変更する為には このセレクトスイッチを電装BOXの外に出す必要があります。 このセレクトスイッチを中に入れることも出来ますが、タイミング変更を簡単にするためには うまく工夫して電装BOXを貫通させてスイッチを取り出す必要があります。 メーカーは、ノーマルの防水端子からグロメットに割を入れて配線を割り込ます様に指定していますが、これはこれで一応防水性は確保出来ますが、ksはさらに防水性が保てる様に、6芯のケーブルを防水グラントを使って通し直してます。 ちょっと面倒ですが、防水性の信頼性は格段にあがります。セレクトスイッチも、キャブのプライマーポンプと併せてコンパクトにステーにまとめています。 価格は セレクトスイッチ付きで¥59,000 です。 また、上記に紹介した方法がご自分で行う自信の無い方は 電装BOX預かりで有償取り付けも承ります。
点火タイミングの特性は また、それぞれにフィーリングを日記にアップしていきますが、モニター艇がノーマルエンジン+ハイオクガソリン(レースガスではない)仕様ですので、あまり進角させているセッティングは試しません。 ご了解ください。
ライドプレートもワークス製のSXR用もモデルチェンジしてさらに良くなりました。07君は新型で決まりですね。
ただ、ノーマルのライドプレートも、今までは鋳型のままでしたが、07はきちんと切削してレベルを出してます。 止めつけようの座ぐり側もきちんとさらっているので、こういうところもカワサキは加工のレベルがちょっと良くなりましたね。



(2007/04/15)たけのこ
トレーラーをうごかしたら、地面からにょっきりタケノコが!生えてました。 何でこんなところに?はどうでもいいとして、早速娘とワイフを呼んで、竹の子掘りです。
”新鮮ならお刺身で食べれる”というテレビ放送を真に受けて、早速、わさび醤油で。。。 ま、お味としては”縁起モノですから〜”









(2007/04/14)2st4st化に思う
4スト化の波がとうとう具体的になってきました。2ストロークのオートバイについては、販売禁止となります。(商店は在庫分のみ販売可)
2輪販売店には10月1日以降250cc以下(スクーターも含む)のメーカーから販社への販売禁止の通達が回ってきましたね。とうとう来ましたね〜〜!
正式にはこちらに通達
実生活や販売にも影響が出ますし、チューニングの波にも影響が出て来るでしょう。
娘もモトクロスのレースでは、現在65ccの2stモトクロッサーですが、体格的に来年は85ccにクラスアップです。 2st、4stの選択としては最初は2ストと思っていました。モトクロスメーカーでは競技車両に限って、販売も2st、4stが混在してますが、まだ、競技車両としては2st製造中止はありません。 ただ、4stにだんだん移行しているのも事実です。
大排気量モトクロッサーではすでにパワー的に4stは2stにカタログ数値では追いつきましたが、まだ小排気量では絶対的に差があるので、2stかな〜と思ってましたが、M2レーシングの松下社長と話し合った時にいろいろアドバイス受けて、パワーは落ちるがマイルドさとエンジン特性による中間のグリップの良さで、今でも十分太刀打ち出来るということで、4stを選択する見切りがつきました。
さて、ジェットの方は、竹之下選手がハイドロスペース(4st+ターボ)を選択しましたね。 いい選択だと思ってます。レギュレーションで、ターボが許されるなど、本当に”不公平な”レギュレーションなので、レースに勝つには もっとも優秀な船種を選択するのが第一だと思います。
去年もUSやヨーロッパで、若年のレース競技が許される環境ではハイドロスペースが勝ちまくってます。 若年者では 変に2ストに慣れてないので、マシンが良ければ、ベースマシンに比例して成績が出る可能性が高くなります。 成人やベテランではチューニングの入れ込み量で、2stにもまだ勝機はありますが、それほど入れ込まない(ベース艇の性能が出やすい)ジュニアクラスで、ハイドロスペースが勝つと言うのはイコール、ベース艇の性能でしょう。ジュニアクラスでは、親の方が入れ込んで、財布の紐が緩いのは、どこの国でも同じですので、親は、”高くても勝てるマシン”を購入します。なので、ジュニアクラスは、成人のクラス以上にハイドロスペースの比率は高いのでしょうね。
日本では、まだハイドロスペースの流通が無いので、広まるのは難しいですが、1社さんが輸入を初めて、部品供給も含めてるとのことですので、喜ばしいことです。
ksも、ヤマハ系ですが、自分が乗るボートは(ksから見た)性能が優れているSXRを選択しましたが、頭の隅にはハイドロスペースもありました。 ただ、純正部品供給(調達)が困難だった為、それはあきらめました。 もうちょっと早く知っていれば、ハイドロスペースを選択したかもしれませんね。
ヤマハからも4stジェットのスタンドアップが発売することは何年も前から期待しておりますが、本業の2輪のモトクロッサーでさえ、85ccクラスの4スト化はホンダはすでに先行してラインナップをそろえてますが、ヤマハはまだですので、それを考えると、ジェットのスタンドアップを4st化するのはまだ会社として余力が無いでしょうね。 がんばってください。ヤマハさん。
ただ、4stモトクロッサーレーサーを見る限りはヤマハは非常に優れていると思います。ただし、2stに4stでカタログ値で勝る数字を出す為に、エンジン構造は相当無理してます。ピストンスカートなど、無いも同然の軽量ピストンで、元々回りにくい4stをブン回そうとしてますし、5バルブ化やラッシュアジャスターの重さを嫌ったシム調整もユーザーのエンジンを降ろしてのメンテナンスを強制します。 エンジンに無理している分をエンジンオイルに頼っているので、1リッター1万円クラスのエンジンオイルが3回走ったら1回交換が標準交換周期です。(レースでは毎回)  ここまですればノーマルアスピレーション(自然吸気)で十分2stに対抗出来ます。 ターボを入れるともうエンジンコンパートメントは手が入らないでしょう。なので、メンテナンスはオイル交換ぐらいしか一般ユーザーは出来ないでしょう。それも交換用オイルチェンジャーは必要でしょう。
なので、より密接な販売店の対応が必要でしょうね。
モトクロッサーでも、ワークスではすでに小型のインジェクションがテストが実践投入されてます。立ち乗りでは防水に優れたコンパクトなインジェクションユニットが必要ですが、ヤマハの社内にはすでにあるはずです。 ただ、立ち乗りはひっくり返ったり、フリースタイルをしたりと3Dの動きがあるので、その際は潤滑面は2stより4stは非常に難しいです。ここを何とかすれは ノーマルアスピレーションでも、対抗出来るスタンドアップが出来るはず!  でも、やっぱりジェットより先になるのは、モトクロッサーでしょうから、やっぱりまだ先でしょうね。。。。 それでも、、 がんばれ〜!ヤマハさん!!
とはいうモノの、やっぱりメーカーも開発資金が潤沢でないと、いろんな商品を開発出来ません。 先日、ビッグサイトで有った東京モーターサイクルショーに行ってきましたが、元気があったのはDocutyぐらいで、あとはちょっと低調で、目玉が有りませんでした。 一時期の派手なスクーターブームも無くなりlスクーターのドレスアップは数ブースのみでした。関東では、ミニモトがちょっと元気だったのですが、2輪全体としてみると、ちょっと低調です。 しばらくは2輪もまだまだ苦しいですね。
モーターサイクルショーでは往年のグランプリライダーのミック・ドゥーハンとヤマハの平忠彦のトークショーが有りました。 ドゥーハンはかっこいいふけ方をしてますね。ブレザーとジーンズでさらりとスマートなイメージでした。8耐のセレモニーもありチーム岩城も大会を盛り上げることで参加する予定で、公道をパレードする予定だそうです。モーターサイクルショーが終わってから、表のテラスで、チーム岩城のライダーの佐藤さん達とご一緒させて頂き、ちょっと寒いけど、皆さんカレーを食べて、この日はお開きでした。



(2007/04/13)07ボート製作 キャブ取り付け
キャブは前の日記でご紹介したように、自分用としては低価格なキャブでどこまで(高額な)大径キャブ(49,50クラス)に追いつけるかということのテストとして、ミクニ純正ベースの46キャブを取り付けです。 インマニ〜キャブ〜エアクリーナーまでのセット販売しますが、やっぱり自分のボートに取り付ける際には いろいろと多少の変更や修正は加えます。
キャブセットを交換する前にリードバルブ周りのファインチューニングです。リードバルブの選択自体はモトイネさんのトップエンドリード-tyepe2と純正のリードを手にとって比較しましたが、リードの堅さから考えると、モトイネtype2は高回転域のみ主眼と置いているようなので、ksの乗り方にはマッチしないと判断しました。type2は使わずあえて純正リードを選択しました。(この辺は、ライダーの好みでチョイスしてください) リードバルブストッパーは純正のアーチ状の曲がりでは開口が少なすぎるので、クランクケースに当たるギリギリまで曲げてあげます。純正キャブの人も、リードバルブストッパーを曲げるだけで吸気量アップしますので、お試しあれ。 曲げすぎるとリードが割れたり、リードサージを起こして吹き返しが多くなったりしますが、ご心配無用。 曲げ過ぎれるほどクランクケースとの隙間が空いてませ〜〜ん。 これ以上曲げたい方はクランクを割って削ることになります。それに、これ以上曲げてもリード自体はそこまで曲がりませんので、ま、クランクケースギリギリが良いと思います。  それにks07ボートは純正ベースの実験ですから、そこまでは手を入れません。 純正のリードスタッファーも46キャブのインマニに比べると開口が少なく、ぽん付けしてしまうと段付きができるので、段の部分はリューターで削って仕上げです。そうするとキャブ側のガスケットも開口が足りなくなります。07はメタルガスケットに変更されていますが、これを削ると、リブ状プレスの圧力止めが効かなくなるので、メタルガスケットは使わないで、クランクケース側の純正ガスケットをもう一セット使って代用します。 こういった細かいところも、せっかくですから手を入れてあげましょう。 フューエルポンプ用パルスのチューブはヤマハ純正の長いフューエルチューブに交換します。こうすることで、キャブのメインジェットを交換する際にはホースをつなげたままキャブをデッキまで引き出せるので、いちいちホースバンドのインシュロックを切る必要がありませんので、セッティングで頻繁にキャブを開ける際には便利です。フレームアレスターとしては、ksとしてはProkで決まりです。



(2007/04/12)07ボート製作 チュービースポンソン
今回の
07ボートの注目点はこのチュービースポンソンとキャブですね。チュービ

ースポンソンには一般用とレース用がありますが、ksはもう一本チェインが掘られているレース用を選択します。ただし、やっぱりアメリカ製です。作りはおおざっぱですね。なんと言っても汎用なので、ハルのカーブにあってない、まっすぐです。 ハルに沿わすと、前後に3cmぐらいの隙間が出来ます。 それって、汎用って言わないぞ! と言いたくなるところです。 このスポンソンは立体成型なのでとても強度が有り、ちょっと(いや、力ずくでも)押しつけたぐらいではハルに沿いません。なので、事前準備が必要です。 樹脂というのは王道は暖めるのが定石ですが、FRPは少々暖めても柔らかくなりません。 ホットガンレベルでも全く歯が立ちません。 なので、家庭用の石油ファンヒーターで全面をかなり高温に暖めるとやっと曲がるようになります。 多少焦がしてもいいや!ぐらいの気持ちでやらないと、全く曲がりませんよ。一度曲げてそのまま保持して冷えて形をつくってから付属のタッピングビスで打ちつけて残りの隙間をつぶしていきます。 さらにエッジの隙間は完全にパテ埋めして水が入らない様にします。水の圧力は強力で、わずかな隙間でも入り込むと、面積x圧力でパーツを引き剥がす力が倍増して発生します。なので、少しの浸入でも 圧力としては巨大になるため、コーキングはしっかりしておきます。みなさん、デッキ横のサイドキャップやポールのチンパッドが水にたたかれただけで引きちぎれたことはありませんか? これなど、いい例で、チンパッドやレールキャップの境界は、コーキングで埋めておくのが正解ですよ。

スポンソンは写真の様に、片側(向かって右側)をみると、大きくワイドハル化されているのがわかると思います。 おまけに溝もあるので、強靱なグリップもします。 これは効きますよ〜〜!ksは見た目をちょっとクールにするためにカーボン張りをして最終仕上げをしておきます。



(2007/04/11)07ボート製作 吸気量アップ

07ボート製作と言っても、ほとんどの作業はいつもと同じ加工を淡々と繰り返すだけです。チューニングなどは、原則、皆さん同じこと淡々とやり続けることが基本では無いでしょうか? そんなにいろんな新規

のアイデアがあるわけでは無く、ただ、王道としてわかっていることをベースに淡々とやり続けるだけ。 たとえば、地道なクランク芯出しやポートのバリ取り、リードバルブストッパーの曲げの調整など。。。 で、あとはセッティングと乗り手の練習だけです。 (ksはすでにレジャー派ですが、、、。)
たとえばフードの穴開けもいつもと同じです。 ノーマルの1ヶの吸気穴ではキャブが必要な空気が入るはずもありません。 SJの時と同じように向かって右側に対称に開けてやるだけです。 ただ、いつも思うのですが、 “ダイソー、恐るべし!“ こんなホルソーが100円で買えてしまうのね。ダイソーの工具の充実は本当にすごいです。 FRPはガラスが入っているので、工具の刃先はすぐ痛んでしまいます。ガラスって本当に堅くて、切削工具にはきつい条件なんですよ。 一般の工具屋さんやホームセンターで大きい径のホルソーを購入すると1000円台では決して買えませんが、これがダイソーで100円です。 いい工具を買っても、FRPに使うと痛むので、ダイソーで十分です。 いつもいつもダイソーには頭が下がります。後で書きますが、フードの上面の丸いフタにも吸気口をつけます。 写真はまだありませんが、今回はシャッター付きです。 これも数百円です。 ご期待ください。



(2007/04/10)07ボート製作 街で見つけたちょっといいもの スカッパーバルブ


スカッパーバルブはフリースタイル系アフターパーツメーカーからいろんな種類が出ています。ksもBlowsionのモノを扱っている訳ですが、ちょっと街で見かけた良い部品@があったので、流用してみました。 これは業務用エアコンのドレン配管の逆止弁です。何が良いかというと、透明のアクリル製なので、弁の動作が確認できるので、弁から水の漏れ具合やゴミの噛み込みも一目で確認出来ることです。それに水平に設置時に常に弁のオモリが下に押しつける方向なのもグッドだし、ハル側に全く加工が不要で取り付けられることです。サイズはいろいろパイプ径によって選べるのですが、ハルに改造不要なのは一番小さいサイズの20-25A用です。
ハル内左後ろの工具ケースを取り除くと、水抜き口のアーチ状の開口部Cがあります。 このスペースに収まる様に Aこの透明逆止弁の長さをカットして、アーチ側に差し込む部分を少し幅を削ってやります。この追加工した透明逆止弁をアーチのトンネル部分にたたき込んで、バルクヘッドとの間はエアコン用のパテでふさぎますD。 このパテは何年たっても硬化しないので、もし、この透明逆止弁がおかしくなっても、パテは掻き出せば取り出せるので、逆止弁を引っ張り出すことは容易です。これで、フードを開けてのぞき込めば 逆止弁の動作チックはいつでも出来るので、とってもGood!  
やったことがある人はわかりますが、普通のスカッパーバルブを取り付けるのは、ハルのおしりからバルクヘッドまでの貫通穴を開けるのが、地獄の様な労力が必要です。内部の発砲スチロールを真っすぐ穴を開けるのは至難の業です。私も、工賃を頂けばやりますが、自分ではしたくない作業の一つです。 それがハルに無加工で出来るし、動作は透明でエンジンルーム側からいつでも確認出来るし、もし不安があれば おしりのプラグネジを締め込んでおけばいいのです。 唯一の欠点は 無加工でやろうとすると、一番小さいサイズの口径なので、慣性で抜ける水の量もちょっと少ないことです。バルクヘッドのアーチを少し削れば、もう1サイズ大きい透明逆止弁が入れられるので、これなら一般のアフターマーケットのスカッパーバルブと同じ口径となります。 ま、ksは一番小さいこのサイズで十分です。 なお、モトイネさんからも 無加工でボルトオンでおしりのプラグのところに交換でつけられる逆止弁がありますが、残念ながら、構造上、船が水平ではボールが逆止しない(水の圧力があれば止められますが)ので、ちょっと信頼性に欠けます。
ただ、透明逆止弁だけだと、サイドデッキの中までは水が入ってくる可能性があるので、一応モトイネさんの逆止弁もおしり側で併用することにしました。
一般のスカッパーも やっぱり、“水って、内側に漏れてこないかな〜?”と不安がつきまといますが、この透明逆止弁は動作が目で確認出来ます。 すごく精神衛生上良いですね。 ちなみに 水を入れてもB写真の様に簡単な構造の割にちゃんと止まります。 町で見かけた部品ですが、これはいいですね〜〜。




(2007/04/07)今年の07ボート製作 カワサキさんに感じたこと
ksの自家消費として、自分用の07ボートに取りかかりました。折しも庭の桜も満開で、桜の花びらの下で07君もいい雰囲気です。自分用のボートは単純にパフォーマンスパーツのポン付けではなく、身近な市販品の流用のアイデアを試したり、コスト的に安い中程度のパーツをあえて選択して、セッティングでどこまで煮詰められるかを試したりすることを試してみる実験場として考えてます。
まずはパーツやステッカーをはがして、エンジンも降ろして、ハルはがらんどうでスタートですね。とは言うモノの、4月はまだモトクロス四国選手権もありますので、これを転戦しながらの製作ですので、自分用のボートは4月一杯かかって、シェイクダウンはゴールデンウイークに集中的(?)に行う予定です。
さて、まず、07SXRに思うのが、モデルチェンジはしてないのですが、カワサキさんにちょっとした考え方や設計の気配りがアップしてますね。 
この気配りは、ほんと、ヤマハに比べてカワサキさんは欠けているな〜とずっと思っていました。特に防水周りの気配りは 長年船外機で培ったヤマハさんとはだいぶ差があるな〜と思っていました。 でも、今回書くように ちょっとした変更がフィードバックされているのは、カワサキの設計陣(というより、会社組織に)設計フィードバックがかかる体制になったのかな〜〜(?)と歓迎しています。
最初に思ったのは、とにかく部品をばらすときに最初に取りかかったバッテリーの取り外しに気付いたバッテリーターミナルの変更です。 電源コードの端子がターミナルを閉め込むボルトの回転につれて供回りしないように、折り返しが付いています。その上、キチンと半田付けされています。こんなちょっとした変更が信頼性を保つ上で大事なんですよね〜。わかっているね。カワサキさん!! というより、遅すぎるぜカワサキさん。 ジェットを作ってもう30年以上ですが、未だに丸端子に圧着だけだったバッテリーケーブルに、やっと改善のシステムを感じられる様な行動です。 ksなんか、こういったところでも、やっぱり自分のボートでは労力をおしまず、小さな改善をしてきました。 たとえば プラグキャップの中の端子とプラグコードの接続も、ksは圧着の上にいちいち半田付けしてやってきたし、、、。 こういったちょっとしたことは大事ですよね。
それと、冷却ラインが若干変更されてますね。



(2007/02/25)SJ2年生の自作キャブ奮闘記(その2)シェイクダウン!
皆様こんばんわ。本日やっとシェイクダウンに行って参りました。3月頭は非常に温かかったのですが、この前雪が振りまして、トンでもなく水が冷たいだろうななんて思いながら、KS先生のお店より購入しましたジェットダイナミクスのライドプレートと貧乏臭い半分自作エクステンションと今シーズンより導入のセミドライのシェイクダウンに行って参りました。
取り合えず陸でエンジンを掛け、一応調子は良い。そして水に入れ恐る恐る乗りだすとウィ〜ンモォ・・・ウィ〜ンモォ・・・燃料ポンプにエアが噛んでいるからもう少しゆっくり走って・・・
いざ全開!!
ウィ〜ンーーーーーカキカキチャリチャリ〜〜〜
うわっ、お手本みたいなノッキング・・・
あかんわ、やっぱ陸でなんぼよう回っても水の負荷がかかると薄いなぁ(解っていたことですが)ちなみにこの時は下が135 上が140でした。

取り合えず持っている最大の上160を付けてもう一度・・・
様子を見ながら、いざ全開!!ンバァ============(表現が難しいです(^_^;)
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(・∀・)
メッチャ速い!!文句の付けようがない位、下から上までドコモ、グズらず軽く吹けていく。
ks先生のおっしゃっていた通り中速から高速に掛けてのレスポンス・・・より最初からから最後までのレスポンスが最高です。

そしてツレ(NEWX-2)と顔を見あわせながらいざ全開競走。あっさりブッチギリ。
ツレは今までならこんにゃろ〜っと追い掛ける気になったが、全くそんな気にならん、すぐ諦め付くわ(T_T)って言うほど速なっとる。
乗して乗して〜と言いレッツゴー、今日は風も非常にキツくめちゃ荒れ、ですが全開でもカナリ転けにくいマシンになったことも一瞬で気付いて帰ってきました。
すっげ〜 メチャメチャ走るがな!!んで、プレートと貧乏臭い半分自作エクステンションもイケトルがな(・∀・)
安定が全然違う!! と実感したみたいです。
ですが全開で走っているとやっぱり最高回転に到達する前からノッキングが出だします・・・
パルスラインも短くして、ポンプ位置も変え、タンクのエアー用のワンウェイもカワサキ新品に交換してみたのに、何も変わらない・・・全開走行して帰ってくるとタンク内に全く圧が残っていません。もちろん圧が逃げない様に各部バンドで止めています。点火時期もノーマルほどにまで落としましたが結局何をやっても変わらないので
こうなりゃポンプ二機掛けで行くしかないと実感しました。タンクに入る新しい空気が足りないのか、ただ燃料が追い付かないのか解りませんがやれることからやっていこうと思います。ちなみにフードはツレ達が皆、コレ沈没せん!?と言う位穴が追加されています。取り合えず、まだまだ、めまいを起こすぐらい水が冷たいのでポンプ系統を見直し、又チャレンジします。それからドミネーター808CCエンジンに換装したいと思います。

ココまで読んで頂き有難う御座います。又私のHPで詳しく報告します。超長文失礼しました。m(_ _)m
今後とも宜しく御願いします。



(2007/02/25)モトクロス四国選手権開幕!
とうとう、今シーズンのモトクロスシーズンもオープンしました。まずはモトクロス四国選手権第1戦の土佐大会です。こうやってスターティングマシン(スタート合図でぱたんとバイクの前のポールが倒れる装置)が出てくると、“公式戦だな〜”と感じられます。
ま、結果の方は、第1ヒートはスタートでギヤを入れ忘れてドベスタート。第2ヒートはスタートまあまあですが、転倒などで大きく遅れたのもありますが、ま、全体のスピードが全くありませんね。もっとギヤの切り替えてスピードを乗せないと全く歯が立たない状態でしたね。結果としては圧倒的にドベでした〜〜(-_-;)  これからは 他のキッズと絡んだ練習で、スピードをつけることが目下のもく 65クラスとしてはタイム君や森田君がいい勝負で、ヒート1が終わった後も“あんまり、俺にくっついてくるな〜〜”とお互いライバル心むき出しで楽しんでいました。こうやって楽しみながらレースをしていると、彼らもうまくなっていきますね。 85ccの方は光希君もいい走りをしてましたが、残念にも転倒。でもその後の走りが、輪をかけて追い上げてすごい走りでした。 これはちょっとすごかったですね。85でも唯一2連を飛び越していたのは光希君だけだったので、ちょっと目を見張りました。
キッズ50では今治の方がPCライセンスもかねての初参加の子がいたのですが、かなりガッツがありましたが、コースアウトして、崖から落ちてちょっと大変でした。今度、近見山で一緒に練習しましょう!!
それと、今回、レディースは大人も含めて唯一娘一人だったので、コースオーナーのおばあちゃんの森田さんが“女の子なのにガッツある〜〜”と痛く感心していただいて、おばあちゃんちで取れたイチゴをたくさんいただきました。 おばあちゃん、ありがとう〜〜!!
さて、レースが終わった娘の方は応援に来てくれた彼氏のハヤト君と車の中でDSしながらラブラブモードです。 昨日も一緒に温泉に行ったときに、他のお客さんの赤ちゃんとみて、
ハヤト“赤ちゃん、かわい〜〜!!”
娘  “待っててね。 結婚したら、かわいい赤ちゃん産んであげるから”とここでもラブラブモードです。 ま、ハヤト君なら親としてもいい彼氏になりますね。 ハヤト君、いい男になってくれ。 ま、娘も、12歳の母になる日は近いですね。今日のレースはハヤト君はねんざの病み上がりだったので出ませんでしたが、昨日のTGTの練習では、すでに娘より早かったです。(なら出ろよって感じですが) 娘のライバルは、まずはライダーとしてはハヤト君を追っかけてもらうと、うまくなるんですがね〜〜。



(2007/02/22)インナーボアー(セカンダリーベンチュリー)を科学する。
SJ2年生さんから自作キャブの記事をいただいて、私もびっくりしましたが、他の読者の方々もさぞびっくりしたことでしょう。
で、それにちなんで、インナーベンチュリーを科学する。と言う名目で、一応,広島大学工学部第一類(機械系)を卒業したksは やっぱりエンジニアリングにも興味あります。
ということで、今回はインナーベンチュリーにスポットを当てたいと思います。 下記を読めば、今まで、インナーボアーの形の根拠など、持っている方はほぼ皆無(日本のジェット業界ではモトイネさんぐらいかな〜)だと思うんですが、、下記を読めば何となくご理解頂けるのでは??と思います。
まずは何で微粉化(気化やガス化ではありません)するんでしょうね〜。 気化とは、ここでは 微粉化したガソリンの液滴が蒸発してガソリンのガスに変化したことを説明しますので、今回は液体の微細な粒としての微粉化の説明です。 まず、微粉化ですが、 霧吹きの原理でガソリンがインナーベンチュリー(以下、ボアと表記)の側面のメインジェットからの流入口から吸い出されますが、吸い出された勢いでボアの反対側にぶつかった衝撃で飛沫となっているのではありません。微細化は2段階で行われます。まず、第一段階が 吸い出された(遅い)ガソリンに高速に流速が上がった空気が衝突することでの1次破壊。 2次破壊として、吸い出されたガソリンが空気に乗って下側に加速しますが、インナーボアの下流が広がることで、質量の軽い(慣性の小さい)空気はすぐに流速が落ちますが、質量の重い(慣性の大きい)ガソリンは移動速度が落ちずに、失速した空気にぶつかります。この衝撃で2回目として微細化するのですが、微細化された液滴の直径は 絞り込まれたベンチュリー部の空気の流速によって決まります。
この微細化された水滴の直径を推測する式があって、『柵沢−抜山の式』があります。
(但し、水が対象です)
dw=5000/u+30xL^1.5
dw:微細化された水滴径(μm)
u:気液相対速度(m/s)
L:液ガス比(L/m3)

上記式で 求められるストロー流速に対する微粉化された水滴径を表すグラフが右のグラフになります。
たとえば800SXRだと、キャブ本体を通過する空気の流速を求めようとすると、一気筒400ccの内、ノーマルアスピレーションで実充填が1爆発当たり300ccとして、6000rpmで回転しているときは、φ40の片側キャブを通過する空気量は
通過空気量(1分あたり) =300cc x 6000rpm=断面積(2x2xπ) x 流速Vcm/s x 60秒 となり、上記式を計算するとキャブ本体を通過する空気の流速はV=24m/s となります。
インナーベンチュリー部では4倍の流速に絞り込まれたとして、100m/s となります。
(NOVIの場合はもっと絞り込まれて音速の330m/sを超えると言ってますが、実際は超えてないと思います)
仮にこれが水であれば グラフ上でL=1であれば 微粉化した液滴の直径は80ミクロンとなって、ちょうどSJ2年生さんのビデオにあったように霧状の微細化とぴったりのイメージです。
ここまで来れば、エンジニア系の人なら、何となく、インナーベンチュリーに必要な形状がピピ〜〜ンと来ると思います。 
ksが思うだけでも
@ まずはインナーベンチュリーは十分絞り込んで、流速を上げる必要がある。(但し、あまりあげると圧損が出る懸念もあるが、インナーボアがすぐ広がる場合は圧損は無視出来る。ただし、メインボアの有効径が減るので、あまり絞りすぎは出来ない)
A 絞ったセカンドボアはわずかにストレート部を作って、重いガソリン(の液)を空気の流速に乗せる加速区間が必要。
B 下半分の拡大部は十分拡大して、空気(だけ)の流速を落とさなければならない。ここで軽い空気と重い液体の速度差が大きいほど、空気は衝撃で微粉化する。
(なので、D2>D1が望ましい。)RはIn側よりやや緩く。

と言うわけで、SJ2年生さんの写真を見ると、セカンドボアのIn側はR加工をされてましたが、Out側は写真ではちょっと見えなかったのですが、あまりきちんとテーパー拡大た取れてなさそう(??)な感じだったので、もし、上の説明が参考になればと思います。 ま、イメージだけでやるよりも、少しでも理論的な裏付けがあった方が、何となく背中を押してくれる、、ということで(^_^;)

@の部分などは、フルスペなどはインナーボア自体の径を大きく取って、絞り込みの倍率を大きく取ってます。 NOVIの場合は単純な円形のベンチュリーでは無く、半月状にふさぐ部分があります。 こういったところは、各社各様で、いろんな技術的トライをしているんですね。

そういった意味で、インナーベンチュリータイプのキャブは、ストロー式のシャワーキャブよりは、メリット多いと思います。

前にも書きましたが、SJさんのビデオを見ると、空気の流速が遅いとき(バタフライが閉じた時)はガソリンはボタボタと壁を伝わって落ちてしまいます。アルミ材とガソリンは親水性がいいので、勢いよく出ないと、どうしても壁にまとわりついて落ちてしまいますので、微粉化しません。 チタンはガソリンをはじくので、結構低速まで微粉化域があります。なので、インジェクションが採用されるまでの2輪ワークスチームのキャブはチタン削り出しなどで作られたこともありました。今はインジェクションがほとんどなので、その必要もありませんが、インジェクションが禁止されているジェット業界なら、チタンコーティング(よくドリルの刃で金色にコーティングされているヤツ)などもいいかもしれませんね。 SJ2年生さんの様に 組立式のインナーベンチュリーならギリギリ内側まででTiコーティングが出来るかもしれませんね。。
今日は、ちょっと理屈っぽかったですかね〜〜_(_^_)_


(2007/02/11)土佐エンデューロ
今日はM-Factory殿主催で、MXパーク土佐においてエンデューロレースが開催されました。全レース2ヒート制で、娘は65CCの10分+1周です。 走りの方はまずまずで、前半のきつい登りセクションもレブリミット全開走行が出来るようになって、こちらの方はOKですが、ウオッシュボードと大きい連続ジャンプはまだ飛び切りが思い切れず、ぐっとタイムを落としてしまいます。 ま、成績としては6台中の4位で、下位の方ですが、去年の全開に出来なかった走りよりは、フラットコースではかなり全開に出来はじめたので、後はテクニックセクションの今後の練習ですね。今まで、全開の高音を出し切れなかったのですが、今回は一応出せるようになったので、ks家としては満足なレースでした。 ジュニア85の健ちゃんは、やっと骨折から復帰しての1ヒートはいきなり1位でしたが、2ヒート目で2位で、総合2位でした。 ちょっと残念ですが、健ちゃん、骨折4回目で多すぎです。(まだ、11歳なんですけど、、、、、(^_^;) 85ジュニアはさすがにいい走りをしてますね。 50のCRFのライダーで、3つ小さいギャップが続くフラットなコースで、振られて右側の谷へ転落してしまっていたキッズがいました。 後で、顔面絆創膏だらけで帰ってきましたが、 見ていると 総じてCRFはサスのストロークがなさ過ぎるのと、ショックを吸収仕切れてないので、みんなストレートの小さいギャプジャンプでも、ガシャンガシャンとサスが底付きして音を出してます。 底をついて振られてすぐ次ぎのギャップが迫ると、また大きく車体が振られています。
それに比べてヤマハのTTR-50は同じギャップでも十分サスが吸収してスルリと走れてます。 ちょっとCRFはサスがプア過ぎる感じがします。2/25は四国選手権の開幕戦で、この同じコースのMXパーク土佐です。 今回はいい練習になりました。 今回、前日にTGTにも練習にいって、連チャンでのって、結果的には良かったので、開幕戦ももしかしたら、また、TGTで練習に行きたいところですね。
それと、会場の駐車場で、たまたまお隣に駐車された方が、ボクのバイクを積んでいたトレーラーを見て、“これって内輪差出ますか〜〜?”と話しかけてこられました。 見るとキッズ3人のパパの方でした。結構明るい方だったので、話が弾み、また、一緒に練習しましょう〜ということで意気投合。また、お会い出来ることを楽しみにしてま〜〜す。


(2007/02/10)エンデューロレースの前日練習
明日、高知のモトクロスパーク土佐で娘の方がエンデューレースに出場するので、前日に同じ高知県のモトクロスコースのTGTリンクスに練習に来ました。このTGTのコースはスーパークロス風にいろんな種類のセクションが整然と非常に良く管理されて造成されているので、練習にはもってこいです。初心者でも上級者でも満足なコースです。(でも、家からはちょっと遠く、5時間かかります)
ま、娘の方も、最近は走りが安定しているので、ジャンプでもボクと2台で併走して進入しても安心して飛べるようになりました。ただ、2連ジャンプとウイッシュボーンはまだまだ全くダメなので、今後の課題ですね。特にウイッシュボーンは上手になって欲しいですね。 ウイッシュボーン(多数連続した波状路)がうまくなって、山の頂点だけカカカカカッと跳び続けるようになると、バイクだけで無く、ジェットでも波の頂点だけカカカカっと船を平行にしたままで飛んでいけるようになります。将来は応用できるので、今の内に身につけて欲しいし、山の頂点を飛ぶのを覚えると、2連、3連ジャンプが飛び越すのが怖く無くなります。ま、もうちょっと通って練習せねばなりませんね。


(2007/02/07)SJ2年生の自作キャブ奮闘記(その1)
こんにちは。SJ2年生こと、大ちゃんです。  ひょんなことから、ksさんと知り合いになり、今回”チューニング日記”を間借りして記事を投稿させて頂きます。今回はズバリ、MIKUNI 44Φキャブから49Φキャブを作る!!です。

手持ちに44キャブが余っていたので、何回かYahoo!オークションに出品しようか迷いながら44Φなので値段も付かないだろうと思いずっと放置されていたキャブを眺め・・・旋盤でボーリングしてデカくすれば・・・
どうせ持っていても使うこともないのでマタマタ安易な考えで挑戦です。


 



まずは治具を作りセンターの出る様に掴みます。
一度掴むと最後まで離してはいけません。
センターが狂います。
   
どう頑張っても100/1〜2位は振ってしまうので気にしないことにします。
   
やはり作るなら今使っている48よりデカくないと意味がない!!ということで49Φに決定。
   
シャフトにはそのまま49バタフライは入りません。
勿論専用品なんか買うわけがない!!
あんなボッタクリ商品なんか買わなくてもノコ刃で関係のない所に傷が付かない様に
気を遣ってなでる程度ですぐに広がります。
真鍮なので、すぐです。1ミリも広げなくてもいけます。
   
そして社外キャブの基本中の基本!
フライスにてショート加工します。
   
ベンチュリーもスッ飛ばします。
   
こんな感じにスッキリ!

 そして最初はシャワーキャブを作る予定で始め、色々調べているとシャワーキャブはロクなことが書かれていない・・・
極めつけにはどこぞの掲示板にゴミ!!まで書いてある始末・・・ん〜、困った困った・・・まてよ!?そう言えば皆が揃ってキャブはNOVIに決まってると言っていたのを思いだした!!やっぱりベンチュリーは要るみたい。
知り合いもフルスペを使っているが乗らしてもらったみんなはメッチャイイの一言。私も以前に乗せて頂いたレース艇のSJにはNOVIが付いていた。乗ったときに思ったのが全域素晴らしくキレイに吹ける・・・
よしっ NOVIのパクリで行こう(*^_^*)  色々と調べ回って、RIVAのキャブも良いことが書かれている。RIVAのパワーボムのテクノロジーもパクってしまえ!! NOVIとRIVAの良いとこ取りで行こう〜♪

というわけでベンチュリーになる柱の製作
耐食アルミ5056角棒より削り出し。
   
内径8ミリのカラーを加工し先程作った柱にボルト止め用の穴と燃料通路を開けます。
そして天辺をR3で両方からR取りをします。
   
RIVAのベンチュリーは縦に6発穴が開いているらしい
そんなミクロなドリ刃は持って無い。
1ミリで4発にしておこう。
   
内側はこんな感じです。
   
矢印の場所にベンチュリー固定用のボルト穴を開けます。
   
そして75Φ×140の丸棒を購入し、半分に切った物をアレスターアダプター&ファンネルを削り出します。
言うのは簡単だが、とんでもなく時間がかかる。
一個作るのに4時間位かかります。
二度とやらん!!!
   

鏡面仕上げにて

イイカンジ!!

   

そして、ファンネルASSYを本来は圧入すると思われますが圧入するためのクリアランスがわからない・・・
下手に突っこめば、BODYが鋳物だけにすぐ割れる・・・

だからネジ式に決定。

   
思いっきりしめた状態で位置決めをしてフライスにて長穴加工。
   
こんな感じになりました。

 

それっぽくなってきた(*^_^*)

ベンチュリーはボルト止めプラス耐熱エポキシにて固定。

 

最近研究中のアルマイト加工をしてオレンジにしました。写真ではどうしても赤になっていますがもっと薄いオレンジです。何かと製作中に問題も出ましたが、結果思っていた物より良いモノが出来ました。ツレ周りは、ヤバすぎるなんて言っています。くれくれの連発・・・ント良い感じに出来ました。

キャブの動作状況 ←必見です。

 ksより。。。
SJ2年生さん。 ますますマニア度がディープになってますね。 これから以降の記事も楽しみにしてます。ビデオの状況も良く分かりますよ!!!。メインジェットを通過したガソリンが、負圧で高速に吸い出されて、セカンドボアにぶつかって綺麗に微粉化しているのがよく分かります。微粉化の状態は 他の高級社外品に比べても遜色ない、、と言うより、かなりいいです。
ストロー式のシャワーキャブは 作る方としては簡単ですが、インナーボアタイプのキャブは吸い出されたガソリンが、すぐインナーボアに衝突して微細化するので、とても混合にはとても有利ですね。
セカンドボアの中で、穴が縦に複数並んでいるのは、レスポンス的に良さそうですね。 中・高速はかな〜り良さそうです。
柱の取り付けも裏からボルトで引っ張っているので、安心ですね。いざとなれば、ボルトを抜いてからたたけば取れます。
セカンダリーボアの負圧でメインジェットから吸い出される穴が複数(4ヶ)ですが、この穴の数とサイズが今後のセッティングの注目点ですね。
メインボアはほぼずんどうの様ですが、結局、セカンダリーボアでテーパーをうまく作って、 うまく負圧を稼げれば 吸い出しもうまく行くはずです。ホント、期待してますよ。ただし、データーがゼロからスタートする場合、キャブはいろんな要素の組み合わせて、全域Goodなセッティングをさがすにはとっても時間がかかります。 ま、マニアックなSJ2年生さんなら必ずやってくれますね。 期待してま〜〜す!

ちょっとだけ気になったのは 音です。PCにイヤホンをつないで、ムービーからのエンジン音を注意深く聞くと分かるのですが、パンとバタフライを閉じてからの回転が落ちる速度が遅いです。軽量タイプのフライホイルをお使いとのことですが、軽量フライホイルでこの遅さなら アイドリング域でガソリンが引き出されすぎている感じがします。もうちょっとスパンと回転が落ちないと、エンブレが効かずにちょっと乗りにくい感じがします。
エンジンは、回したい時に回り、回って欲しくないときには回転が落ちるようにして、自分の指先(アクセル)に完全に同期するようにしないと、フィーリングとしては違和感がでますので、これからジェットに乗ってからのセッティングが楽しみですね。
でも、ここまでやるとすごいですね。 柱の根本にちょっと接着剤があふれちゃってますが、それ以外は完璧です。 アルマイトの発色もいいですね。ゴールデンウイークが楽しみですね。 



(2007/01/24)SXR用46キャブセット
キャブレターは(2007/01/07)で書いた様に、あくまで性能を突き詰めるなら48以上のキャブでしょう。 ただし、チューニング日記ではあえてミクニ標準の46キャブセットを題材に取り上げます。 その理由は 何たって価格です。
性能を追い求めれば たとえば NOVIの48で本体が \180,000、インマニが\28,000、フレームアレスターアダプター \3,000x2 、フレームアレスター\6500x2 合計\22,7000 です。 それに対して ksがトライするのは コストパフォーマンス優先で ミクニ46ベースのツインキャブセット(キャブ、インマニ、リンケージ、アレスターはプロック、アレスターアダプター)です。 こちらは価格が\11,3500です。 ズバリ半額です。 浮いたお金で、結構他のパーツや足回りが揃います。こちらも 標準出荷状態のMJやPJを変更しながら、セッティングを出して行く様子を日記にアップします。 これは過去にあったAMCシャワーキャブのチューニング日記と同じような感じになるでしょう。
写真で比べてもノーマルキャブ(上:黒)と46キャブセット(下:銀)では、見た目にもボア開口部の大きさが違うのがはっきり分かります。
ちょっと今はモトクロスシーズン開始直後なので、キャブのセッティング記事を公開するのが少し先になりそうですが、ご期待下さい。



(2007/01/21)SXR用新型デジタルCDIユニット  CDI-9R
従来型が改善されて、いろいろ点火カーブもセレクトできて、防水性も向上し、モールディングも良くなりました。下記の様に点火タイミングパターンが9種類選択出来ます。とても良いのが、この9種類の選択を写真にある、シロと黒のセレクトスイッチの組み合わせで、簡単に変更出来ることです。ただし、簡単に変更する為には このセレクトスイッチを電装BOXの外に出す必要があります。 このセレクトスイッチを中に入れることも出来ますが、タイミング変更を簡単にするためには うまく工夫して電装BOXを貫通させてスイッチを取り出す必要があります。 これにはちょっと工夫と特殊工具が必要です。
文章で書くと、一度このセレクトスイッチの防水カプラーをばらしてリード線だけにします。 ノーマルの排気ジャケットの水温センサーのケーブルを取り去って、そのグロメットに入れ込みます。 と、文章で書くと、さらりとかけてしまうのですが、実際にやるとなると 標準はグロメットに4本のセンサーの入線ですが、これに6本通さないといけないのと、防水カプラーのばらしには特殊工具などが必要なので、ちょっと工夫が必要です。
これも、追って、写真付きで取り付け方法なのはアップしたいと思ってます。
価格は セレクトスイッチ付きで¥59,000 です。 また、上記に紹介した方法がご自分で行う自信の無い方は 電装BOX預かりで取り付けも承ります。
点火タイミングの特性は また、それぞれにフィーリングを日記にアップしていきますが、モニター艇がノーマルエンジン+ハイオクガソリン(レースガスではない)仕様ですので、あまり進角させているセッティングは試しません。 ご了解ください。
ただし、進角はパワーアップにとても有効で、下手に圧縮アップするよりは耐久性とのバランスは進角でねらった方がやりやすい場合があります。 今回はノーマルの圧縮でこの辺を狙ってみたいと思います。



(2007/01/14)新型チャージングフライホイル
さて、まずは新製品のフライホイルです。
サンデーレーサー向きにおすすめするのが、JETINETICSの新型のチャージングフライホイルです。
従来タイプは肉抜きが無かったし、鉄製のリングギヤが圧入でいれていたので、ずれたりする場合もありました。今回 新たに出てきたのは 従来より、肉抜きがされているのと、周り止め対策もしっかりとられたものです。 重量も純正品が約2kgに対して 1060gで軽量に仕上げられています。ボス自体はアルミのままなので、時々は増し締めが必要なのは変わりませんが、軽量になったし、信頼性も上がりました。マグネットもスリーピースの内側に入れ込まれているので、多少アクシデントがあってもマグネットが欠けたり、鉄粉が付着することもありません。 交換した時の性能のデーターは追って日記にアップします。この製品はまだ、USAでもつい先週に出たばっかなので、日本に入ったのはksが一番(??)かも  今まで軽量フライホイルは 旧型のチャージング以外は ほとんどノンチャージタイプだったので、結構バッテリーの充電を考えると二の足を踏んでいる方もいらっしゃったのでは?  旧型のチャージングタイプも、しばらくはメーカー側でモデルチェンジするために、在庫が欠品状態が続いていたのですが、ここに来てやっとNewタイプが発売されました。ちなみにSJ用も同様にありますので、ご心配無く。価格は¥88,000(税込み)です。ご注文お待ちしておりま〜〜す。



(2007/01/07)SXR新製品パーツなどなど
さてさて、しばらく、このチューニング日記でSXR用の新製品やパーツ、そのセッティング方法などをポロリポロリと書いていきたいと思います。 ただ〜〜し、申し訳ありませんが、セッティングデーターなど、すべてを公開する訳ではありません。(こちらも商売なもので、、(^_^;)  泥臭い話ですが、当方で購入された方には日記で隠している数字などは公開いたしますが、日記上では部分的に隠させて頂きます。_(_^_)_
ただ、考え方や取り付けのノウハウなどは、十分皆様の参考にはなると思います。やる気さえあれば、皆さんもトライする際には参考になると思っています。 また、日記はあくまでもksの思い入れや独断もありますので、皆さんご自身で試された結果など、メンテナンス掲示板などに投稿されることを期待しています。 長文で報告頂ける方は、DM頂ければ、私も参考にさせて頂きます。
ではよろしくお願い致します。

まずはご紹介していくパーツの対象はトップレーサー狙いではなく、あくまでお手軽なサンデーレーサークラスに向くパーツを紹介していきたいと思います。
たとえば 今回紹介するチャージングタイプのフライホイルも、整備性を犠牲にして性能だけを追い求めるなら、ノンチャージでバッテリー点火の超軽量フライホイルが良いわけです。 ただし、バッテリーの充電管理は乗るごとに必要ですし、あまりに軽すぎるフライホイルは荒れた波では返って疲れます。 なので、今回ご紹介するのは チャージングタイプです。 また、キャブも性能だけを突き詰めるなら48mmや49mmのNOVIなどの大径キャブが優れていると思っています。 特にNOVIなどはインナーベンチュリータイプで、大径キャブの割にはセッティング出しやすい方です。 でも、価格が、、、(-_-;) 下記に紹介するパターンの2倍以上しますし、やっぱり上も下もセッティングを決めるのには時間がかかります。
ということで、トップライダーの方々には しばらくは退屈な日記が続きますが、勘弁ください。 なお、ksは高価な大径キャブやパーツを頭から否定する訳ではありません。
セッティングを出し切れば値段以上に性能が上がるのは間違いありません。 ただし、半分くらいの値段のパーツでも、割とセッティングが出しやすいので、結構十分それに迫る性能に持って行けると思っています。どこまでやるか?はご本人の意志で決めましょう。



(2007/01/02)新年会と初乗り
やっぱり、ポンカンレーシングとしても新人が入ってくるとちょっと活気が出てきましたね〜。正月休みは初乗りすることになりました。いつの酒パワーの王子さんまで、乗る始末! これにはびっくり。 それにウエメンのマキさんも、去年はジェットを売ってしまって乗る船が無い状態でしたが、ことしはSXRを新艇で買ってカンバックするそうです。
KEN君のレースデビューに燃えています。 カズ君、KEN君、がんばってね! ksは今年は皆さんのサポート薬に徹しますよ!! 正月休みに乗りましたが、この日は結構暖かく、いい初乗りでした。




(2007/01/24)新年あけましておめでとうございます。

新年、あけましておめでとうございます今年も、よろしくお願い申し上げます。
さて、今年はジェット関連に関しては、お世話になっているポンカンレーシングの若手ライダーにうまくなって欲しいと思い、いろいろ協力していきたいと思っています。
ケン君、カズ君、ヒロフミ君、 去年はいろいろと助けてくれてありがとう。 おかげで完全にレースからは引退する踏ん切りがつきました。今年は若い君らの時代です。ボクも微力ならが君らのお手伝いが出来ればと思っています。よろしくです。
それと、今年の企画として、 ジェットの足回りのセッティングと 低価格帯のキャブパーツのセッティングを取り上げるつもりです。一昨年の 企画としては前のSXRはポン付けパーツにはあえて頼らず、ポート系をいじったトライでしたが、今回は サンデーレーサーを対象に安いアフターパーツを組み合わせたセッティング情報をホームーページにアップして行く予定です。特にキャブパーツはレース上級者は 迷うことなく大径キャブ(Φ48ーΦ50)クラスをチョイスすべきと思っていますが、 今回K’s Office的には対象をサンデーレーサーを対象にして、低価格帯のキャブと低い改造度でどこまでそれに近い性能を低価格で達成するかを細かくアップしていこうと思っています。アップはだいぶ先になりますので、気長に待ってみてください。


標準サイズの文字がここにはいります。
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