短期連載 AMCシャワーキャブ チューニング日記  ←終了しました。

■ はじめに

レースから引退して早11年。 基本的にはライトモデファイで 乗って楽しむことに重きを置いて、ジェットを楽しんでました。 チャンバーやフライホイルはポン付けでパワーやピックアップは良くなりますが、大口径キャブはセッティングが合えば爆発的な伸びとパワーを見せますが、セッティング合うまでの時間が半レジャー派となったksにはもったいなくて、レース引退以降は大径キャブだけは手を出していませんでした。
でも、ある知り合いにAMC50シャワーキャブのついたKawasaki SXi-pro に乗せてもらってから(その方は2年近くかかってセッティングを煮詰めて、下も上もかなりスムーズにパワーが出てました)、大径キャブにトライするのも良いなと考え直してしまいました。
Φ48ですが同じAMCシャワーキャブを入手し、ksがセッティングを煮詰める様子を 短期連載として掲載してみます。
ご興味ある方は読んでみてくださ〜〜い。

■ 日記の書き方
・キャブのセッティングは 最上段に掲示し、セッティングの変化を行ごとに下に書き足しています。
・セッティング日記は 新しい日にちの記事を上の段に書き足します。 つまり、時系列(古い最初の記事は一番下になりますので、時系列を追って読むには下から上の方向に読んで下さい。 これは 頻繁に日記を読みに来てくれる人は このページの上の方だけ読めば最新の記事が読めるという配慮です。 それでは 始まり始まり!
ただ、これまでの過去の内容は記憶をたどりながら書いていきますので、昔の頃の日付は便宜上適当に付けてます。


■ キャブレター セッティングの変遷(へんせん)

? メイン パイロット バルブシート スプリング
ニードル
ポンプのリターンのMJ 良い、悪い 状態
参考 参考)H付きタイプ出荷状態 120 125 2 85 1h 80 ?
参考 赤のSJさんベストセッティング 90 180 2.3 115 30m 50 リターンを小さくして燃圧を強めにかけた方が安定する。 ニードルは30m程度の方が安定する。
参考 M-Devise推奨値for SJ 120 130 2.0 95 ? 85
参考 M-Devise推奨値for Sxi-pro 120 130 2.0 80 ? 85
参考
ツイントップYさん 150 155 2.3 95 ? 120 上は良いが下は少し濃い
?1
初期状態
(今回の)H無しタイプ購入状態 135 135 2.3 115 1h 80 下が薄い
2 Snap-Offさんベストセッティング
for SXi-pro
155 160 2.5 115 1h 130 × Snap-Offさんのジェット(Sxi-pro)に感動したので、まずはここから試しました。
SJでは下が振動大 じゃじゃ漏れでかぶりが取れるまで回す必要有り
3 2003/2/16 155 160 2.5 115 45m 130 × 下が振動大 じゃじゃ漏れでかぶりが取れるまで回す必要有り
4 2003/3/30
155 140 2.5/td> 115 1h 130 低速で振動あり。前回よりは振動減った。
5 2003/4/7
150 140 2.5 115 1h 130 OK。プラグ黒い。傾けると止まる。ガス欠症状
6 2003/4/14 150 140 2.5 115 1h 80 × ?5はリターンが大きく、フロート室がガソリンが不足と考えたが、濃くなり過ぎて不調
7 2003/4/15 145 140 2.5 95 1h 130 下で振動大きく、ややかぶり気味。スプリングを弱くしたせい。
8 2003/4/16 145 140 2.5 115 1h 130 石風呂にて一回目。プラグまだかぶる。下で少し振動ある。ゴーペッドさんのSJよりは少し速い
9 2003/4/23 140 130 2.5 115 1h 130 × ガスが止まって、すぐ動き出す。 プラグの焼けはOK。
? メイン パイロット バルブシート スプリング Lニードル ポンプのリターンのMJ 良い、悪い 状態
10 2003/4/27 140 130 2.5 65 1h 130 × 始動性悪い。アクセルを握らないとかからない。 レーシングあり。キャブがはずれていた。 その事に気がつかづに85に上げたが、もう一度試してみる価値あり
11 2003/5/1 140 130 2.5 95 1h 130 始動性改善。 ノーマルの性能を超えてきた。 次はちょっとだけ下を濃くしたい。 時々ガス欠症状 次でわかるが、ガソリンタンクの量が少ない。 プラグ白で良好
12 2003/5/5 140 130 2.5 95 1h 60 プラグ黒いほどでは無いが若干くすぶり気味。 ガソリンは1/3ほどあったがまだ十分とおもい、前回のリターンかを下げたが、時々のガス欠状態は解決せず。 後で考えると、やっぱりガソリンタンクの量が不足 全体に若干振動
13 2003/5/6 140 130 25 65 1h 130 プラグ黒いほどでは無いが若干くすぶり気味。 ガソリンは1/4ほどあったがまだ十分とおもい、前回のリターンを下げたが、時々のガス欠状態は解決せず。 後で考えると、やっぱりガソリンタンクの量が不足 全体に若干振動。ガソリン消費あっという間。始動性悪い。バッテリー心配。No 13で時々ガス欠症状を感じたのでスプリングを弱くしたが、改善せず。 後でタンク残量が少ないとわかる
14 2003/5/7 140 130 2.5 font size="-1">65 30m 130 × 下が全く走らない。下がガス欠状態
15 2003/5/7/td> 140 130 2.5 65 45m 130 全体若干濃いが◎に近い。 ガソリンを満タンにしてからガス欠状態は解決。
16 2003/5/27 140 130 2.3 95 1h 130 燃費改善で改善でバルブシートを下げる。状態は良いがガス欠症状ひどいことに変化無し。始動性良好/td>
17 2003/6/2 140 130 2.3 95 1h 80 走りは良いが、息付きひどい
18 2003/6/9 140 130 2.3 95 1h 無し × ガス欠症状ひどくなり、リターン無しではダメの様、 ここでフィルターに水が溜まっていることに気づく
19 2003/6/16 140 130 2.3 95 1h 130 フィルターの水を抜いて、◎に近いレベル。 でも、しばらく立ってくると、途中でガソリンが足らなく現象がおこりはじめた。ガソリンタンクにも水が入っているのか? 走りは良いがプラグは黒い
? 日付 メイン パイロット バルブシート/td> スプリング Lニードル ポンプのリターンのMJ 良い、悪い
(左:走り、右:息付き)
状態
20 2003/6/23 125 130 2.3 95 1h 130 ◎、△ フィルター、タンクの水を抜いて、走りは◎だが、ちょっと上が薄い。でも、プラグは黒い 傾けるとガス欠△。 なんでや!
21 2003/6/30 125 135 23 115 1h 80 ◎、○ 上はよく走る、下がちょっと濃すぎて振動です。 スプリングを115gに変えてガス欠納まる。スプリングが揺れていたのか!プラグ少し黒い
22 2003/7/6 115 125 2.3 115 1h 80 ○、× 走りそうなイメージは与えるが、ガス欠が先に起こり、全くはしらない。 スプリングの揺れではなかったのか?? 最後の状態はガスタン1/3
23 2003/7/14 115 125 2.3 115 1h 80 ?,× 水抜き剤を投入。 リターンも引き直した。前回の状態そのままでは、やはりガス欠症状でる。 ガソリン補給しても変わらず。ガスタンのせいでは無いみたい。
24 2003/7/21 115 125 2.3 115 1h 50 ?,× 燃圧かけても息付き症状に効果無し
25 2003/7/28 115 125 2.3 115 1h font size="-1">130 ×、上○ リターンを130に大きくすると 上は走るようになった。 下はガス欠状態。 下を大きくしてみたい。
26 2003/8/5 115 135 2.3 80 1h 130 ×、○ (振動はないが)濃すぎて走らない。 スプリングが弱すぎた。
27 2003/8/12 115 135 2.3 95 1h 130 ◎、◎ やっと来ました!全域OK! プラグもきつね色!
28 2003/10/11 115 135 2.0 95 1h 130 ×、○ さらに燃費改善セッティング探索開始!全体に薄すぎてぐるぐる言って走らない
29 2003/10/12 115 135 2.0 80 1h 130 次は20pしをねらって80g、しかし、まだ下の反応悪い。
30 2003/10/13 115 135 2.3 95 1h 130 ◎、◎ ベストセッティング
800Rリミテッドを直線で引き離した。

? 日付 メイン パイロット バルブシート スプリング Lニードル ポンプのリターンのMJ 良い、悪い
(左:走り、右:息付き)
状態
次のセッティング試験に続く(上の列はあくまで初期状態です。これからどんどん試験した結果を書き加えます。)

基準
×:全然ダメ。走らない。  
△:まだ、どこかおかしい領域がある。 
○:一応短時間なら走れる。 ノーマルキャブを超えるモノでは無い。 
◎:ノーマルを超えた性能が出ている。
上にも書いた様に○ではまだノーマルキャブの性能を超えてません。
黄色のセルは前回からセッティングを変えた所です。

■ AMCキャブ チューニング日記

(2004/1/18)ロッケンローラー版ハバスへの道 その6 ナビでハバスへ! 

外国でも車にはナビゲーションを!!僕はハーツレンタカーという会社の車をかりました。予約は日本でしていきました。しかし、保険は現地で加入でした。一番安いグレードで良かったんですが、それにはナビ付きはないということで、下から2番目のグレードにしました。ちなみに車はトヨタのカムリでした。日本でも方向音痴の僕はナビの事だけが心配で心配でしょうがなかった。空港を降りるなりハーツレンタカーの大きなバスが来てそれに乗り込み営業所まで連れて行ってもらえます。ちょうど僕が乗ったバスには日本人がいました。ヤマハのバックをもっている方だったので、話しかけるとニコラス・リュウスのサポートをしている方達でした!さらに、営業所に着くとまた日本人がいました。声はかけませんでしたがあれは尾澤聖子さんだったと思う。
ナビですが見た目は えっ?!!これがナビ??って感じです。日本語モードにできますが案内音声が日本語になるだけで操作は英語になります。難しい案内ではないので英語のままで使用してもいいと思います。車に乗り込みまず、レイクハバスと入力しドライブスタート!すると見た目だけでなく道の案内画面も、これがナビ??かよ!!って感じでした。しかし、ロサンジェルス空港からハバスまでの約700kmの道をしっかり案内してくれました。日本のナビみたいに機能的には劣りますが、誰にでも使える操作方法なので英語も上級でない僕には良かったです。と言ってもショッピングモールを検索したりレストランを検索したりそれなりの機能はついているし、シンプルな案内でとても助かりました。もちろんレイクハバスと打ち込めばワールドファイナルの会場まで横付けできます。僕が地図だけでいこうとしてもきっとたどり着けなかったでしょう。ありがとうネバーロストって感じでした。
今回の旅で一番お金がかかったのが車代でした。飛行機が日本・ロサンジェルス往復29800円なのに保険やなんやで5〜6万円くらいかかったと思います。一人旅だったので高かったですが、数人いれば国内線の飛行機を乗るより安いのかもしれませんね。現地の移動手段にも使えるしやっぱり車社会のアメリカには車を使う方が何かと便利です。また来年もレンタカーで行くぞ!!


(2004/1/7)ロッケンローラー版ハバスへの道 その5 ハイウエイにて 
ご無沙汰してましたロッケンローラー版ハバスへの道です。私は成田からロサンジェルスに飛び、ロサンジェルス空港からレンタカーを借りてアリゾナ州のレイクハバスを目指しました。
すぐにハイウェイを使い、最初はスピードを出さずに安全運転を心がけスピードは60〜65マイル(90〜100キロ)で運転していましたが、1時間もするとかったるくなってきて道も広いしスピードを上げました。そして、追い越し車線も走るようになり、「何だ、日本の道路と変わらないなー」と思った時、どこからかクラクションが!バックミラを見るともの凄い土けむりが上がってました。なんだと思い追い越し車線から走行車線に戻ると、舗装してない道路(追い越し車線の更に外側)から車が出てきました。きっと、僕の下手くそな運転で入った追い越し車線に他の車がいたのでしょう。そして、その土けむりから出てきた車に追い越される時に思いっきり中指を立てられ、なにやら文句を言われました。映画ではよく見る中指を立てる行為ですが、マジで拝見出来るとは思いませんでした。しかも自分に!(笑い事ではないですが。危険)それから30分ぐらいはスピードを抑えましたが、やっぱり気づけば100マイルで走ってました。ちょっと危険でしたが、良い経験も出来ました。。。

ks追記:
ks一家もワイフにも運転させます。でも乗りだしは慣れてないので、ほとんどぶつけそうなことが一度ありました。事前に事故対処の解説は十分読んで、レンタカーを借りるときは十分な保険に入っておく方がいいですね。USの車はは乗り込むとシートベルトが自動でせり出てくるので、ちょっと未来的です。皆さんもナビ付きのレンタカーを借りてあちこち買い物に行きましょう。
ロッケンローラーさん、次はナビの使い勝手なども投稿期待してま〜〜す。


(2003/10/20) AMCシャワーキャブ 売っちゃいます。 ←売れました。
さてさて、長々このAMCチューニングキャブを読んで頂いた皆さん、ありがとうございます。 最初はAMC(今はM-Device)というあるメーカーのキャブという一つの商品を日記調に書いていって、どれだけこのページを見に来てもらえることやら、、。と思ってましたが、意外と皆さん訪れて頂きました。 たかだか5ヶ月程度で5000ヒット以上となりましたね。  ありがとうございます。
このページの上の方にある”日記の書き方”にあるように、 日記の日付は便宜上適当に付けてます。 ですので、この日記ではベストのセッティグ(test30)は10/13に出たことになってますが、実際にはメンテナンス掲示板に書いたように7/27に出てます。 
http://ksoffice-jp.com/bbs/kzenet_bbs/log00000299.html
5月からセッティングを始めて、だいたい2ヶ月ちょっとということでした。  
ただ、ksの仕事もこれだけでなく、また 家族と一緒にジェットを楽しむ時間をこれ以上削らないようにするために、とりあえず7月以降、十分夏の間満足して使えたので、満足したAMCは売りに出しちゃいます。
写真のパーツ全て込み込みで、消費税、送料込みで10万円です。メールでご注文頂いた速い方に決定させて頂きますのであらかじめご了承下さい。
状態は、チューニング日記で書いているとおりで、売り出す範囲はAMCキャブ、インマニ、ミクニハイボリュームポンプ、ガスケット一式、ポンプ〜キャブ間のホース、キャブのリンケージです。マニホールドにはバイパス加工やスリット加工を加えてますし、プライマーパイプも追加してます。プライマー自体はついてません。 その他、こまごま手を加えてますが、日記に書いているとおりです。セッティングはtest30のそのままです。 ただし、これを付けたからといって、全く同じセッティングで全域良好かどうかは保証外です。 全て私と同じ吸排気&エンジンパーツなら同じでしょうが、それはこの日記を最初から読んで頂ければご理解頂けると思います。
なお、AMCチューニング日記のページは、AMCキャブの内容は無くなりますが、 またジェットシーズンが始まればいろんな点の手を加えたことを公表していきますので、このページ自体は細く長く存続させようと思います。
なお、ksのもっとうは、”具体的はデーターは出来るだけ公表して、情報の少ないジェット業界に少しでも 確かで気軽な情報の場を作る”です。薄っぺらなボク自身の経験と知識ですが、皆さんのアドバイスやご協力で 少しでも役立てればと思ってます。今後ともよろしくお願いいたします


(2003/10/13) test 30 ベストセッティングでKawasaki SX800Rリミテッドを直線で引き離した!
test29でこれ以上の省燃費セッティングに見切りが付けられたので、それまでのbestセッティングのtest27にセッティングを戻します。日にちが変わっても、朝と昼の違いでも、セッティングはこのままで全域調子いいです。
朝と昼でセッティングを変えないといけないような気むずかしいキャブなら敬遠しますが、一度セッティングが合えばそこそこ守備範囲は広そうです。やっぱりいいですね! AMCシャワー!  トルクも下から太いし、高速も良く伸びます。変なトルクの谷も感じないし、ノーマルキャブが全域トルク1.5倍で高回転がノーマルより2伸びすると言ったらオーバーかな? 今日はレース組と合流して 朝からブイ回りです。 二人現役レーサーで、その他の4人も去年までの現役レーサー君&レーサーガールです。レーサー君達で荒れたコースでもトルクが太いのでちょんちょんとアクセル合わせれば楽に波が越えれるし、波のつっこみも軽々とリカバーつきます。やっぱ、ジェットはパワーが有れば有るほど楽ですね。
現役君の1台はSato Eng.で固めてキャブはNOVIのリミテッド800Rですが、直線だけならSJで波の中でもジリジリと前に出れます。やった〜! 結構時間かけて煮詰めた甲斐が有りました。 コーナーでは浮力の有る800Rはへたなアクセルワークはいらず、かまわず開けて回れるので全然SJも置いて行かれますが、ま、現役君の体力と腕の差もあると思います。  でも、SJ700でも、合えば800Rリミテッドを引き離せるのには満足!!  その彼も、きちんとタコメーターの記録を取ってセッティングをしている様な子なので、全然セッティングが出ていないワケでない800Rです。

でも、もう一人のMod.800Rのプロの子は、やっぱ速いですね。 まず乗り方で圧倒的にksより速いです。やっぱ現役A級はカラダも鍛えてるし、テクニックもさえてます。美しいライディングにはほれぼれしますね。 やっぱ、立ち乗りは見ても楽しいし、早さがわかるのは、立ち乗りの醍醐味ですね。


(2003/10/20)ロッケンローラー版ハバスへの道 その4   大韓航空機は最高!!
まず値段。東京とロスの往復が39800円!超安!!スッチーはきれい!機内食はビビンバが出ます。はじめはイメージから大韓航空か。なんて思っていたがもう大韓航空しか使いたくないって思うほど! JALに2倍のお金出して乗らなくてもサービスも安心度もスッチーも高次元です。 帰国後、何人かに大韓を使ったことがある人に話をしてみると皆、結構イメージと違うね。とっても良いよね!と言ってました。言語は英語・日本語・韓国語で対応してくれて、非常口は英語と日本語で書いてあります。きっと日本の中古機なのかもって思ったけど。以前、乗ったカナディアン航空よりも操縦もうまいし絶対お勧めです!


(2003/10/12) test 29  燃費改善セッティング その2
今回はちょっと理屈っぽい説明になりますから よ〜く読んでくださいね。test27でベストが見つかりましたが、
燃費改善セッティングに取りかかりました。 しかし、test28ではまだまだだったので、理論的に攻めてみます。カンでセッティングをするとtest28ではまだまだだったので、下のセッティング表に立ち返りました。下の表はミクニのセッティング早見表で(AMCは基本的にミクニのパーツを流用)、バルブシートとスプリングの強さの組み合わせはどれだけの負圧がかかったときにバルブシートが開くかを示したモノです。(このデータは”キャブレターデータベース”にも出してます)

td bgcolor="white">21psi ※2
  Pop-Off Arm Spring (color & strength)
  Spring Gold Dull Silver Black Shiny Silver
115g 95g 80g 65g
バルブ
シート
#1.5 55psi 43psi 38psi 32psi
#2.0 32psi 25psi 18psi ※3
#2.3 22psi 20psi ※1 17psi 15psi
#2.5 19psi 17psi 14psi 12psi

ベストのtest27はバルブシート2.3でスプリングは95gですから負圧が20psiで開くことになります。←※1
次に燃費改善でバルブシートを2.0に絞った時に 同じぐらいの負圧で開くのは
※2※3となります。※2はすでにテスト28で試しましたがまだ全体薄くてグルグル言って走りません。もう少しバルブが開けやすくして?に変えた訳です。それが今回のtest29です。中低速は改善改善しましたが まだ低速が若干ガソリンが足りずに下の反応が悪いです。 これ以上弱いスプリングはないので、ということはバルブシートが2.0に絞った状態では ガソリンのフロート室への供給という機能ではセッティングが合うところが無いと言うことになります。
と言うことで、これ以上の燃費改善セッティングはできないという結論になりました。


(2003/10/19)ロッケンローラー版ハバスへの道 その3 藤澤選手優勝!
16日にハバスから無事帰ってきました。現地はとても暖かく土日の2日間見ただけですが日焼けして皮が剥ける程でした。行って来た感想ですがとっても楽しかったです。これから数日間で楽しかったことや、お勧め情報などアップしていこうと思います。
まず僕はフリースタイルを主として観戦に行きました。日本人ライダーの藤澤さんがチャンピオンに輝きました!12日(SUN)にフリースタイル決勝があったんですが、エリックマローンやレンジに混じって演技が始まりました。ほとんど(98パーセント)アメリカ人のスタンドの中で、僕は狂ったように大声を出し日本人ライダーを応援しました。やっぱりフリースタイル選手として歓声が有った方がジャッジにも影響するだろうし、選手個人のモチベーションも上がりますよね!陽気なアメリカ人は僕が大騒ぎをすれば一緒になって大声を出します。みんなスポーツ観戦を楽しんでいるのです。クレイジーな応援をしたってスポーツ好きのアメリカでは全然浮きません。かえってアメリカ人になりきった感じで観戦を楽しめますよ!!


(2003/10/12)ボルト穴をなめてしっまった!
test10でキャブの重さと振動でキャブがインマニからゆるんで振動2次空気を吸ってディーゼリングをを起こしてしまってから、キャブの固定ボルトは強めに締めていたのですが、そのせいでM8のボルトのマニ側がなめてしまいました。 オーマイガー!でも、こういうときにヘリサートを持っていたら、補修はラクラクです。  ヘリサートはバカになったメスネジを一度ドリルで拡大して、専用タップでそのネジに合うスプリングをセットして、そのスプリングがメスネジとして機能する物です。 これは補修と言うより、強度は元のアルミのネジよりアップしますので、補修以上の意味を持ちます。ボクのレースチームには川越の本田技研で働いている人もいましたが、やはりエンジンをパーツを作る上でメスネジををつぶしてしまう時もごくまれにあるそうですが、そういう時はこのヘリサートで補修することが有るそうです。 そのホンダの人いわく、”その補修したエンジンに当たった人は返ってラッキーだ。”(その方が強度が有るから)。。。
ヘリサートキットを各サイズ持っていると、とっても安心します。 M6やM8はアルミ素材に対してステンレスボルトをグイグイ締めるとメスネジが壊れることが有りますが、ビビって締めて、ゆるんでどこかが壊れるより、適正に確実に締めて、その結果、ネジが壊れる方がマシだと思うようになりました。だって、ヘリサートを打ち替えるのに5分グレイで出来ますので、変に壊れるより、よっぽどマシです。


(2003/10/11)test 28 さらに燃費改善セッティングを開始!
test27でbestセッティングは出たので、 今後はさらに燃費を改善するセッティングを探し始めてみます。とりあえずニードルシートを2.0に下げてみました。このチューニング日記は最初ニードルシートは2.5から始めていますが、かなり小さくなったことになりますが、ノーマルミクニキャブは1.5なので、それに比べればまだまだ大きいのですが。。。とりあえず、2.0に下げただけでは燃料が足りずにグルグル言って走りません。 ま、この”グルグル”と言うのも一つな特徴的な症状として覚えておきましょう。  しかし、このAMCはガス欠のとガスが濃すぎる症状に特徴的な差が少ないので、症状から状態を判断するのがむずかしいキャブですね。


(2003/10/10)ロッケンローラー版ハバスへの道 その2 ロスへの出発
遂に出発の日になった。今日の13時55分に日本を出て約8時間でロサンジェルスに着く予定。スケジュールは結構きつくて、着いたその日にレンタカーを借りてレイクハバスを目指つもりです。順調に行けば8時間ぐらいの距離らしい。(ksさん情報)きっと10時間くらいかかるだろうと思ってます。きらいな飛行機、ロスの治安、ロスのハイウェイは複雑など不安な事はいっぱいあるが楽しみです。帰国後の日記にはどんな事が書けるか!? 精一杯エンジョイしてこようと思います。それでは SEE YOU!


(2003/8/27) test 27 やっと来ました! セッティング合ってどっかんパワー!
きましたね〜〜!前回のテスト26はMJ,PJの合い方の比率はは合っているのは何となくわかるのですが、全体的に濃すぎて走らなかったので、スプリングをもう一段だけ強くしてみました。 来ましたネ〜〜!どっかんパワーです。上が良く回りますし、下から上まで全域トルクが太くて10馬力は上がった感じです。頭ウチまでの回転数もノーマルキャブの300〜400rpmは上がってます。  決してピーキーで無く、全域トルクフルと言うのはksの目指す所です。 とっても速い上に乗りやすいです。  前回、test11で良いセッティングが見つかってますが、ウォーターラインを引き直しているのでガソリンタンクの傾きでエアーを吸い込むことは減ってますし、シートも下げているので、だいぶ燃費改善になってきました。 前の様に、ガソリンぶちまけながら走っている様な燃費の悪さは脱出しました。ベストが出て良かったです。 ちょっと気が楽になりました。だって、息付き症状の迷宮もだいぶ迷ってましたし。。。
次回はさらに燃費改善をちょっと探って見ます。


(2003/8/6) セッティング前の前加工 その5 O-ring 自作キット!
AMCキャブはインナーベンチュリーが脱着式でシャワー穴の掃除が簡単と言う利点は有りますが、欠点が有ります。インナーベンチュリー下側のO-リングが本体に挟まれ易いので傷んでガソリンがキャブから漏れてしまうんです。AMCに補修としてO-リングを部品でとったら2気筒分で9000円でした。ぼったくりです。そこでロックタイト社のO−ring自作キットを入手しました。付属しているゴムひもを好きな長さにカットして専用接着剤でくっつけてO-リングを作るモノです。ガソリンにその接着剤が耐えるかどうか不安でしたが、やってみたら全然OKです。それになれれば0−リングが5分ぐらいで作れます。これ、最高です。ジェットや車のエンジンをいじると、O-ringが傷ついていることがわかって作業が止まることも多いのですが、これでどんなサイズのO-リングも作れます。  付属では3種類の太さのゴムひもがついてますが、ホームセンターでもっと細いクラスのNBRのゴムひもを買っておけば、どんなシーンにも対応出来ると思います。


(2003/8/5) test 26
前回、test25では下がガス欠状態を感じたので、パイロットジェットも大きくしたし、スプリングを弱くして下を出やすくしました。でも、ちょっと今度は出過ぎで、振動までは出ませんが、濃すぎて全く走りません。 ま、リターンホースを引き直してから、息付き症状が出てないので、あとはキャブだけの問題ならゴールは近いでしょう!全体に濃すぎるので、両方いじったウチのスプリングの影響が強いことになります。


(2003/7/29)レイクハバスの道 その5 抜き身の銃!
最近、ロッケンローラーさんのレイクハバスへの道も掲載してますが、タイトルに”ロッケンローラー版”と書いてない日記(今回の様に)はks版のレイクハバスへの道です。 筆者をお間違えないように。
レイクハバスは所詮湖なので大きな波(サーフ)が有りません。 なので、前回はレイクハバスでは無く、サーフのレースを見たくてロングビーチで行われたサーフのレースを見に行きました。  ここでのハプニングはまた別に書くとして、日本への帰りの飛行機に乗るところで、USのガン社会の片鱗を見ました。 ロスの空港内のゲートをくぐるのに、結構渋滞してて長い列が出来ていたのですが、その列の前の方にアメリカ人の高専のクラブのそろいのジャージを着た団体の兄ちゃんネーチャンが並んでました。高専と言うのは、そのジャージにチーム名が書いていたので、何となくわかりました。  ただ、なにやらゲートの所でもめ事が始まったようで、ksも”なんだなんだ??”と首を伸ばしてました。  すぐ、ガードマンがやってきて、腰のホルスターからガン(たぶんコルト)を抜いてそのジャージの高専生に照準を両手で合わせて”フリーズ!” です。 おお〜!抜き身の銃を見たぜ!!  それも、一見ジャージ姿(武器は持ってなさそう)なのに ちょっとのもめ事で(何があるかわからないから)まずはガンを抜くところがすごい!USはガン社会と言われてますが、すぐ銃を抜いてくるのですね。それもジャージ姿の兄ちゃんに!  まずは自分が死なない様に銃を抜くようです。
でも、ksは抜き身の銃を見たのはこれで2回目です。 それも、1回目はks自身に向けられたモノです。それもマシンガンです。  ksは大学の体育会でアイスホッケーをやっていたのですが、卒業しても社会人クラブチームでTotal15年ぐらいプレーヤーを続けていました。  20歳代中盤の頃は体力も余ってたので、1つのクラブチームだけで無く、複数のクラブチームに属してました。  そのうちの一つが米軍座間ベースの(当然US軍人の)アイスホッケーチーム Zama_Eaglesに所属してました。リンクは神奈川県の相模原の近くに有る銀河アリーナで練習するわけです。 US軍人のチームですが、私ともう一人だけ日本人がそのチームに入ってました。  US軍人側も、日本人が一人ぐらい入っていると、スケートリンクの予約のやりとりなど言葉の障害がクリヤ出来るので、彼らにとっても色々メリット有るし、ボクにとっても、重量級(80kg〜100kg)の連中を足でかわしてプレーするのは結構楽しかったのです。そんなワケで、米軍座間ベースや遠くは横田ベースの軍人と仲良くなるわけです。一度、米軍横田ベースのアイスホッケーのメンバーの基地内のマンションに遊びに行った時のことです。こいつらは家で仲間とたむろって、アイスホッケーの乱闘シーンだけを集めた様なビデオが有るのですが、それを見て楽しんでいるのですが、((やっぱ、ヤツらヤツらは根っから乱闘好きなのです)がそれが終わって、ボクは家に帰るのに一人で家に帰るのでマンションを出るのですが(マンションは基地内に有ります)、マンションからまっすぐ基地外に出ないで、基地内の飛行場の反対側に回り込めばバーガーキング(ハンバーガー屋)が有るので、基地から出る前にバーガーキングで夜飯を食べてから帰ろうとしました。時間はもう夜です。 基地の反対側に行くには、当然、基地の外周に沿って滑走路を大きく迂回すればいつかは反対側にに行けるのですが、ふと、前の車が滑走路の中に入ってきます。 よく見ると タキシングウエイ(滑走路と滑走路をつなぐ飛行機が徐行する道)の間に自動車用のサイズの道路も有ります。 ”この道は自動車用の道で、どうも前の車はその道を通って滑走路を横切って反対側に行くようだ!”と直感しました。ksもその場の判断でハンドルを切って道を曲がり前の車について行きました。 案の定、その道は滑走路を自動車で横切るための専用道らしく、よく見ると、その道の両サイドは青い小さな豆球みたいなライトがついていて、車を誘導するようになってます。しかし、まずい!  前の車はどんどんスピードを上げていきます。 米軍基地内はすごく車速にシビアで35km/h以上出すとすぐ捕まります。・  しかし、異常なほど前の車はスピードを出しますし、その道はクネクネとクランク状にに曲がってます。。たぶん滑走路を避けながら道がつながっているのでしょう。   とうとうksは前の車に完全に離されて、焦るあまりに、その道路の青い豆球も見失ってしまって、 あの在日米軍主力空軍基地である横田ベースの滑走路の真ん中で完全に孤立してしまったのです。 横田ベースの飛行場は大型軍用輸送機が離発着出来るので、3km四方ぐらい広いのです。 すでにアドレナリン大放出です。 やば〜〜い! とりあえず、この滑走路の真ん中から脱出しなければ!  しかし、何とか出口か例の青い豆球を捜しているウチにパタパタとヘリコプターが降りてきました。 ダメダー! Uターンしてあっち側(あっちてどっちだ?)に行くと、そっち側に有ったハンガー(飛行機の格納庫)の扉がガガガ〜!と開き始めてなにやら飛行機が出てくる雰囲気!   やばい、このままでは輸送機に引かれる! 逃げろーと走り始めたら、今度はヒュンヒュンと青と赤の回転燈がついている車が何台か迫ってきました。万事休す!
3台のでかいアメリカンピックアップののMP(軍隊の警察)の車に囲まれて、”ホールドアップ”でマシンガンを2方向、もう一人はガンを抜いて詰問して来ます。  マジで撃たれると思いました。ホールドアップしましたが、緊張で脇の下からダラダラ汗が流れるのがわかりました。(本当です) こっちは命がかかってますから”I lost my way !"(道に迷った!)とワザとたどたどしい英語をしゃべり、英語をそれ以上しゃべれないフリをしてました。  しかし、詰問は厳しく、長々と事情聴取され、履いていたジーンズの銘柄まで全て調べられて、最後は第7ゲートから放り出されました。  マジで飛行機に引かれると思ったし、マジで撃たれると思いました。  もう、金輪際 横田ベースには行きません。(絶対に入れてくれないでしょうが)
後で聞くと、滑走路の外周路は走行スピードは厳しく制限されているが、滑走路を横切る道はスピード無制限でとにかく早く横切らないといけないそうです。 当然、軍人の中でも、仕事上用が無い軍人以外は通ってはいけないそうです。 生きてて良かった。  ホントに脇の下からあせがドボドボとたれてました。


(2003/7/28) test 25
自分の感(あまり燃圧をかけると良いこと無いみたい)を信じてリターンを大きくして130番にしました。 今までさんざん息付き状態になやまされていたのですが、これが解消して来ました。これはリターンを引き直した効果も合わさったようです。 息付きさえ何とかなれば、あとはだいたいこのキャブの性格はつかめているので、ゴールは近いぞ!!というわけでずいぶん気が楽になりました。下はガス欠状態を感じますので、次回は下を大きくしてみるつもりです。


(2003/7/21)test 24
test23で社外ポンプの配管回りを引き直したけど、そのままでは全く変化無し。おかし〜な〜? でも、この引き回しでもセッティングを探ってみます。 まず、test24では燃圧をかけるためにリターンのMJを50に絞ってみました。と言うのも、DMで皆さんから”AMCは燃圧をかけないと安定しないよ〜〜!”と言うメールを何通かもっらっていたのです。 でも、どうも、ボクがセッティングを振る限りでは燃圧をかけた時はいいデータが出てないのです。  それに、AMCはクソ燃費が悪いので、燃圧はかけたくないし、負圧キャブとして燃圧をかけるのは 何となくksの理論にしっくり来ないのです。  とりあえず、やはり皆さんのメールに引かれてかなり燃圧をかけてみましたが、変化無し。


(2003/7/14)test 23 社外ポンプのリターンを引き直した!
ガス欠症状がなかなか解決せず、キャブ側が悪いのでは無く、まだどっかに水でも引っかかっているのかと思い、ガスタンクに水抜き剤を投入。リターンの引き方はそれまでksはミクニ製社外ポンプの2ヶのアウトの内の1本にタップを切ってMJ(メインジェット)をねじ込んで流量の制限をしてタンクに返してました。もう一本のポンプのアウトをキャブまで伸ばし、キャブの近くでT字で2分岐してポンプに押し込んでました。 今回はお遍路さんのアドバイスを参考に写真の様に引き直しました。 社外ポンプの2本のアウトはそのままキャブに伸ばします。それをT字で結んでキャブから入りきらなかった戻りを集合させて、ココのT字にMJをねじ込んで制限をかけてからタンクに戻します。  もしガソリンに気泡が混じっていても キャブ近くは上から下に流れてガソリンはキャブに落ちて、気泡はなるべくキャブに行かないようにリターン側に流れる位置に集合ののチューブをキャブの上側に持ってきました。test23ではまだ燃圧系のセッティングが出ていないので、これでも不調はありましたが、このリターンの取り方をすることで test30ではBEST!が出ました。また、燃料フィルターの順番も重要です。 キャブの進行方向に対して後ろ側に純正の燃料フィルターがありますよね。最初、純正フィルター→→燃料コック→社外ポンプ→AMCキャブ の順番でラインを引いてました。 これでは容量の大きい純正フィルターの中で負圧が発生し、蒸気になりやすいガソリン空気をの溜まりが出来やすいです。 これでは この空気の溜まりを社外ポンプが吸うと、簡単に息付きを起こしてしまいます。 ですので、順番を燃料コック→ 社外ポンプ(2本)→燃料フィルター(2ヶ)→AMCキャブの順番に引き直す必要があります。このポンプの引き方が掲示板に有った、息付きしない引き方、、の回答となります。 要はフィルターが押しだし側に来ることです。フィルターがもう一個用意出来ない場合はフィルターをはずしてもいいです。(ただし、時々キャブのクリーニングは必要)
また、キャブのダイヤフラムカバーにドリルでΦ4mmの穴を追加します。 こんな簡単な加工でダイヤフラムのフロート室のガソリン量の変化に対する追従が良くなります。 これもお手軽チューニングですね!!


(2003/6/26)ロッケンローラー版ハバスへの道 その2 チケットゲット 9/25 
今日はハバス情報をゲットしようと紀伊國屋書店に行った。そこには"地球の歩き方(ロサンジェルス編)"などがいっぱい並んでいた。
しかし、肝心なハバスの事が乗っている良い本はなく。しょうがないので場所だけでも把握しておきたいと思いカリフォルニア州の地図を買いました。その地図を見てみるとロス空港(LAX:ラックスと呼ぶらしい)からハバスまで凄い距離です。一人で慣れない右側通行を走るかと思うと正直、ビビッてきました。でも、ハーツレンタカーのナビ付きを予約しているので大丈夫と自分に言い聞かせます。そのナビなんですが皆さんは日本と同じナビを想像すると思いますが、アメリカではまだそんなナビは無いようで、テレビモニターなんぞ付いておらずテレビのリモコンの様な物に行き先を入力し後は音声で右か左とアナウンスするだけのようです。また、そこで不安になる私ですが、もうどうにでもなれって感じです。幸いにもアナウンスは日本語も選べるようなのでちょっとラッキーでした。
出発まであと14日。


(2003/6/25)ロッケンローラー版ハバスへの道 その1
皆さんはじめましてロッケンローラーと申します。ホームページの掲示板に"レイクハバスへ行くには?"を書き込みしたところ、ksさんに"レイクハバスへの道"をチューニング日記に立ち上げてもらいました。その連載もNO4までいき、ksさんのオファー?によりロッケンローラーはじめてのおつかい編もスタートさせてもらうことになりました。僕は今年、初めてワールドファイナルを見にいきますが、何もわからないゼロからのスタートです。その珍道中を書き込みしていきますのでワールドファイナルを見に行く方や、見に行きたい方の何かのたしになればと思っています。また、レイクハバスを良く知っている方、何か良い情報をお持ちでしたらken1net@hotmail.comまでお願いします。質問等もありましたらお願いします。それではよろしくおねがいします!!
日記
No1  9/23 
僕は英会話学校に通い始め6ヶ月になり少しは英語が楽しくなってきた。そして、日頃の自分の会話力を試すのに一人旅を思いついた。そこで、以前から行きたいと思っていた、ワールドファイナルの開催地アメリカのレイクハバスに行くことを決めた。行くとなればまず飛行機の手配から・・・
インターネットで調べるとさすがのHIS。一番安いです。東京〜ロサンジェルス往復が大韓航空で39800円です。です。ノースウエストや全日空を選ぶと69800から89800ぐらいだと思います。僕は迷わず一番安い大韓航空をチョイス!!レイクハバスがカルフォルニアのどこにあるかも知らないでとりあえずロス行きの飛行機を手配しましたが後でいろいろ調べてみるとラスベガスの方が近いようです。みなさんはラスベガス行きを選んだ方が良いと思います。そしてksさんの書き込みの通りレンターカーでレイクハバスを目指します。レンタカーは日本で予約し28000円。他に、アメリカ出入国税(テロのあとからできた税金らしい)5900円。成田空港使用料2040円。航空保険料500円。で計76240円でとりあえずレイクハバスまで往復できます。後は現地でモーテル代と食事代、ガソリン代ぐらいでしょう。パーツとかも見たら欲しくなるかもな〜。
ks追記)
・ロッケンローラーさんもレイクハバスへの道を投稿してもらいました。 皆さんよろしく!!
・大韓航空がそんなに安いのは知らなかった。  来年はボクもまた行きます。大韓航空つかお〜〜っと!
・レンタカーは精算の時に何キロ走ったかで追加料金が取られるかも知れません。 ガソリン代はとっても安くて、最初にガススタの窓口で20ドルもあづけるとだいたい足ります。 100ドルあづけると逆に釣りがないといわれかねません。



(2003/6/24) セッティングの前加工 その6 エアクリーナー(フレームアレスター)

ksは色々フレームアレスターは替えてきました。K&N→Vortex→R&D→Tauceti→Prok  K&Nをのぞけばどれも吸気抵抗が少なく、十分その機能を果たすモノです。  でも、ksは吸気の流れのデザインに対してはとってもこだわりが有ります。 その意味でProkのエアフィルターはとても理論的に満足してます。あくまでも流体力学的なデザインに満足してという意味ですので、比較して体感で差が出るというレベルでは有りません。吸気の流れはエアフィルターの横から入って下のキャブに向かうときにエアフィルターの内部に(コーン状の)導入板を設けているメーカーはいくつか有ります。 SEやVovtexなどがそうですが、問題はその形(特に先端形状)です。

まず、形は空気の流れを緩やかに曲げるように2次曲線で無ければなりませんし、その先端が鋭くとがらないと導入板の先端で空気の剥離が起こり、乱流やカルマン渦が発生して流れが乱れます。 水飴を引っ張ったような ヒュ〜イとした曲面で先端がとがらなくてはなりません。  この細くとがるためには Voltexの様にアルミの鋳造では細いところが折れて出来ません。SEの様に板金ををプレスしてオッパイの様に丸い形状では全く流体力学的にはナンセンスの形です。SEの形状では返ってエアクリーナー容量を減らすだけだし、丸い先端でカルマン渦が巻くのでなので、それならMOTOINEの様にない方がまだマシです。ということで ksの一押しはProkです。Prokは樹脂の導入板でで まさに水飴を引っ張った様な形状を実現しています。  この形を見ると、しびれます!  メッシュはかなりゴミの進入を気にされる方もいらっしゃいますが、ノーマルのメッシュはこれの何倍も荒いですし、ジェットはエンジンルーム内はそんなにほこりっぽいワケではではないので、全く心配してません。


レイクハバスへの道 4.ムフフ〜ナイトライフ編
レイクハバスシティーの話しでは有りませんが、ロスは大都会なので、ムフフ・ナイトライフは色々あるわけです。ただ、ksが(たぶん)皆さんと違うのが、ワイフと一緒に行くことです。ここで書きたいことがうまく皆さんに伝わるかどうかわかりませんが、  ksは 、やっぱりワイフ(奥さん)にはいつまでも綺麗でいて欲しいし、いつまでも(ksの好きな)ワイルドなレディーで有り続けて欲しのです。   そのための手段のの一つが、ムフフナイトライフを一緒に過ごすことです。  例えば、ロスの空港の近くを車で夜に流すと、"NUDE"とかの看板が目にとまります。  俗に言うゴーゴーバーで日本流に言うとストリップですが、良く映画に出てくる金属のポールが有って、それを一つのアイテムにしてダンスしたりします。  日本のストリップと違って、本当のダンサーです。 ボディースタイルも良いし、(当然オールヌードにもなります)ダンスが絶品!  一緒に見るわけですが、要は こういうスタイルでいて欲しいとわかってもらいたいのです。ボクの趣味の女性はこんなんだよ。みたいな。  その代わり、他の種類の(どんな種類かはそれは秘密です)女性から私が施されるテクは、基本的には 感じる部分は男も女も同じなのです。・その女性から受けたテクニックは私のワイフにも、施してあげます。   そういうプロの女性にksから”あなたはどうして欲しいの?どこが感じるの?”(プロの)女性にも聞いたりします。・

ワイフにも、”女性用のムフフスポットを捜して行っていいよ”と言ってあげます。お互い、ムフフを勉強し合って、さらにお互いのムフフが楽しくなる。    だって、ワイフとハズバンドは最も身近な異性なので、お互いドキドキした魅力を持ち続けた方が人生楽しいです。  それはムフフライフ以外にも、ジェットスキーで有ったり、スキーやスノーボードで有ったり。。。。  楽しい人生をともに生きるハズバンドがワイフに”ビキニを着てくれ〜〜”と頼めば、ワイフはビキニを着るために体型を維持(減らす)するわけで、そうすれば また楽しい結婚しながらも、彼と彼女のドキドキが出来るわけですね。  ちなみに、ksは新婚旅行にフランス領のニューカレドニアにいきまいたが、そこからさらにホテルのプライベートアイランドに足を伸ばしました。  フランス領なので、結構フランス人女性はトップレスでビーチにいるわけなのですが、 普通の日本人ツーリストはトップレスにはならないでしょうが、ksはワイフに”日本人の誇りを見せろ!とトップレスになってもらいました。  強引だけど、一生魅力的なワイフで有り続けてもらうために、要求はし続けないと  結婚してしまうと、女性は安心方向にいくらでも逃げ道は有るのです。、 家庭に入って醤油臭い主婦に成り下がると、人生半分ドブに捨てたようなものですよ。

ksの格言 その1    地球は男と女で回っている!

このAMCチューニング日記で”レイクハバスへの道”のコーナーを書き始めたのはロッケンローラーさんがレイクハバスへの行き方を掲示板で聞いてきたのがきっかけですが、実はksはロッケンローラーさんと顔見知りで、ロッケンローラーさん(独身)にちょっとksの女性観(ワイフ観)を聞いて欲しくてちょっと書きました。結婚は最大のイベントでは有るけれど、本当に楽しい人生を長く味わえるかどうかはワイフとの生き方をどう続けて、ともすれば(女性は基本的に結婚してしまえば)楽に生きてしまうのを、どうテンションを高めながら男が引き上げ続けられるか?   それに耐えられる女性が選べれば(見つけられれば)ベストで、、長く楽しい二人の人生を考えれば多少の寄り道や失敗はへでもないということです。 地球を回すためには結婚したあとでも”男と女”で有り続けなければならないのです。

良くいますよね。  話の席で、”オレ、ジェットスキーやってる”といえば、”いいね。やってみたい”という女は一杯いますが、いざ誘うと、”ちょっとやめときます。”とか、”予定が合わない”とか言う女。   くだらないです。見た目は良くても、高いバックを持っていても、価値が無い女達です。   ウチのワイフは結婚した後でも、だんだんジェットが乗れるようになると、自分の貯金を下ろして、自分用のジェットスキーを買ってきました。 ワイフ自身の車を買い換えるときに、ワイフに”車は何がイイの?”と聞くと、”コルベットがイイ”とのたまいます。 ワイフは結局、なんじゃかんじゃとイイながら、テレビで見たラリーに感動して セリカを買って WRCカストロールセリカのレプリカを作ってもらいました。  普通、こんな車を女の子が(ワイフですが)自分の金出して作ろうとは思いませんよね。 でもksはワイフを応援してあげます。 それは 車が楽しい。→楽しい車で外に出る。→ 外に出る動機が出来る。→ やっぱり、おしゃれもするし、ドライブするにも回りの奥さん誘ったり、社交的にもなる。   でも、それは全て自分にも返ってきます。  

ちなみに、このカストロールセリカレプリカを手がけて頂いたのはトリムライン(株)の石橋氏ですが、石橋氏はあのルマン24h耐久レースで優勝したマツダのチャージ・マツダ・レナウンのオレンジと緑のマシンのデザインのカラーリングをを手がけた方です。ルマンの時には、時間が無かったので、材料(シートとナイフ)をもってルマンに呼ばれて現地で作業したそうです。その他、日産のワークスのデザインは多数依頼を受けてます。一般にF1などのカラーリングは塗装では無く全てカッティングシートでデザインされてます。 それは、ペイントの重さよりカッティングシートでくるんだ方が軽いのです。 ただ、曲面にデザインをするのは非常にテクがいります。 ksも石橋氏の作業を盗みながらテクを勉強しましたが、やはり石橋氏はゴッドハンドです。  石橋氏にかかれば赤い車も白のカッティングシートでくるんで、その上にラリー風のカッティングシートデザインをすることも可能です。ksもそこそこ曲面をくるむことは出来ますが それでも、SX750をくるむぐらいです。ただ、一般の人には丸っこいSXを全体をカッティングシートでくるむなんて出来ないとは思いますが。。。。  レースの世界に身を置くと、そういうプロフェッショナルの諸先輩方を漠然と見るのでは無く、そのテクや知識を学ぶいいチャンスです。

ボクのかっこいいと思うこと。 例えば男の側ががポルシェで彼女を迎えに行くのがかっこいいのでは無くて、女がコルベットでボクを迎えに来てくれたり、カストロールセリカで娘を幼稚園に送りに行くママがかっこいいと思ってます。ずっと前にボクが秋ヶ瀬で練習デビューしたときは女性A級ライダーで軽トラで550mod を運んできていた女性がいました。 しびれました! ポルシェに粋がって乗せてもらっている女の一万倍かっこいいです。  でも、こういう実力が有る女性ほど、変に男に肩ひじ張ることなく、とっても優しいのです。

最近、娘がモトクロスを始めたので、ks一家でバイクに乗れないのはワイフ一人になってしまいましたが、何を思ったかワイフが”私も中型2輪取ろうかしら?” と言い始めました。  良いことじゃん!!  いっそのこと、大型2輪を取って 二人でBuel(1000ccのハーレーのエンジンを使ってロードスポーツバイクに仕上げたバイク)に乗ろうよ?と誘っているksです。(ksは大型2輪を持ってます)  彼女((ksにとっての彼女はワイフ)に綺麗にいつづけてもらうには 飽くなき要求とムフフサービスと金銭的な余裕をワイフに持たせてあげることです。

ksの格言 その2    愛はお金で買えない。 でもお金が有れば愛はうるおう!

ジェット屋なんか儲かりません。 ココイチの店長になった方がよっぽど儲かります!   おあとがよろしいようで!!!


(2003/7/6) Test 22

前回のtest21が全体濃いめだったし、下は特に濃くて振動が出てましたので、ジェットの番手は上下とも落としました。アクセルを開けた時のツキは良く、ガンと反応してくれて、走りそうなイメージはしますが、走り出す前に息付きが起こって全く走りません。前回、test21はtest20でスプリングは揺れていて息付きしてたかとおもい、スプリングを強くしましたが、これを見るとスプリングの揺れでは無いみたい。 ガスタンは残り1/3だったので、やっぱこれのせい?


(2003/6/24) セッティングの前加工 その5 スタンドアップ用スポンソン
スタンドアップ用スポンソンはカワサキのSXi proに標準でついていたモノがよく知られてはいますが、これってあまり効かないんですよね。効くには効くけど、効果がまだ薄い!  ksはBeachHouseのスタンドアップ用スポンソンを使ってます。これってハルの下の方に付けるので、かなり効きます。 荒れたコーナーでケツが流れそうになっても、きちんとスライドが止まります。 だから、体重をかけ損ねて、くるっとリヤが滑ってスピンすることが有りません。  すごく効きます。 同じSJ乗りが、ksのSJに乗るとなれないので引っかかり過ぎてコーナーでハイサイドになってコケます。 ですが、なれると強力なグリップなので、その分ジェットのリヤを踏みつけずにコーナーを回れますので、非常に楽に回れます。 こんなに良いのに、なぜメジャーにならないのか? BeachHouse のスタンドアップ用を輸入しているのが、ksだけだから(?)です。取り付けはとっても簡単。 付属のタッピングビスで打ち込むだけです。 張り出しは小さいけど、驚くほど効きます。 コツはチェインに並行よりわずかに後ろを下げて取り付けると、浮力が効きます。これが無いSJに乗ると、ブイ回りではリヤを踏み続けなければならないので、つかれますね。 水にタイするグリップが弱いSX系はもっとこのスポンソンが必要だと思います。他のメーカーでRIVAからアリババスポンソンが出てますが、これもSXとと同じで、フランジラインから延長するタイプなので、取り付けが高い位置に有り、効きが薄いです。  やっぱ、スタンドアップ用はBeachHoseが一番ですね。


(2003/6/30) Test 21

ジェットが傾くとガス欠症状がでるので、スプリング(ダイヤフラム)が揺れているのかと考えて、若干スプリングを強くしました。ガス欠症状は治まりましたが、燃圧を上げてなおかつパイロットを5番上げたので、下が濃すぎて振動が出ます。プラグはまだ黒いので、次はメインジェットをもう少し絞ってみます。


(2003/6/24) セッティングの前加工 その4  ロングノズル

セッティングの前加工として、フリースタイルに有効(特にエアターンやバレル系)に有効なロングノズル&切れ角拡大をおこないます。SJはプロテックから20mm、50mmの2種類のロングノズルがが出てますが、迷わず50mmをチョイス。標準で2ヶ所にピポットのネジ穴が開いてますが、さらに内側13mmにネジを開け直して、ピボットは上下逆に付けます。これで、ハンドルの切れ角がグッと大きく切れます。・   飛んでひねった感触は、、、、、

 なんと、いつものつもりでひねったつもりが、ジェットがくるりと回転します。こりゃいいですね。 ジェットを回転させようと言う力がグンとまします。実はksはブロンコまでしか出来ないのですが、それがいつもと同じに様に回ったつもりが(気合いを入れなくても)軽〜く回ります。  こりゃいいぜ。 もしかして、これのおかげで、バレルまで回れるかも、ウッシッシ!と思いました。しかし、次の日、バレル((と思っているブロンコ)をやってみると、 アレアレ? 全然回れません。 すでにカラダはノズルの効果で回転することになれてしまって、気合いが足りなくなってしまったのです。  やっぱり、道具ではバレルは回れないのですね。  気合いとセンスと回りのアドバイスと やっぱ、”ケガして良いから”飛び込む勇気がいるのですね。 チャンチャン!!!でも、ノズル延長と切れ角アップでジェットがひねり回転しやすくなるのには間違い有りません。(写真はクリックすると大きくなります)


(2003/6/23)Test20
ガソリン系に水が入っていたトラブルを発見したので、今回は念入りにガソリン系から水を取り除いてtest20に望みました。 まず、灯油ポンプ(仲間内でシュポポンと呼んでる赤い手押しのポンプ。これもヒャッキンです)で底に溜まってある水とガソリンを吸い出して捨てます。 念のために車の水抜き剤を入れます。 さあ、万全だ!と思い、走り出しました。 前回はプラグが黒かったのでメインジェットを140→125まで落としてみなした。 よく走りますね!!上も伸びます。でも、ちょっと今度は上が薄すぎて、上のトルクの細さを感じます。 でも、プラグをチェックしたら、これだけメインを下げたのに、まだプラグは黒いですね。  それと、ヤヤヤ!ジェットを傾けるとガス欠状態!
何でャ! 水はしっかり抜いたよ。何でだろ〜!?
評価の欄に二つ評価を書き始めました。 最初は走りだけの評価。2番目は息付きの発生状況。 何か、このAMCは息付きが出やすいです。 なので、特別にこれの評価を記録することにしました。


(2003/6/16)Test19
ラインフィルターに水が溜まっていたのを発見して、セッティング迷路に迷い込んでいたのですが、キャブセッティング以外に不調の原因が見つかったので、セッティングはまた基本に戻してやり直しです。 ラインフィルターをはずして、中の水を抜いて走り始めました。良いですね。◎に近いレベルです。 やっぱ、水が溜まっていたらダメだよね。俺もキャブのセッティングに目がいってしまって、周りが見えてないね!と自己反省。と思いきや、だんだん息付き症状が復活してきました。 あれ〜! 今度はキャブのセッティングだけを疑わずに回りを見てみると、ガソリンタンクにも水が溜まってました。 ここんとこ、セッティングばかりでフリースタイルの真似事はしてなかったので、ガソリンタンクの中までは気にしてなかったのですが、やっぱ溜まってました。息付きする時以外はとってもよく走ります。 走りは良いがプラグは黒く、まだ、だいぶ濃い様です。 濃い状態でも、これだけ上が走れば、薄く合わせば、"こりゃ走るぜ!"と期待はさせますが、何せ息付き症状がガンです。 今日はこれで上がって、ガソリンタンクの中の水を抜いて、また出直してきます。


(2003/6/9) Test 18
さて、ココイチにはメールで投書させて頂きました。 もし牛モツカレーが復活したら、それはksの投書にココイチの社長が感動してくれたせいです。(そんなことは多分ありえませんが、、)社長、いつも本、読んでますよ! 牛モツカレー復活させてヨ〜〜ん!みんなも、ココイチに投書しよう!オー!
さてさて、Test 16で息付き(ガーと走れるけど、スコっとガス欠症状でエンジンが止まりそうに回転が落ちる)がひどいので息付き対策をやってます。 フロート室がカラになっていると思い、test17ではリターンを絞って燃圧を上げたけど改善せず。 燃圧の影響度を見るためにTest18では逆にリターンにねじ込んであるメインジェットを取り外して見ました。 かえってガス欠症状はひどくなったような、、。 でも、ここで初めてノーマルのフューエルラインフィルターに水が溜まっていることに気づきました。このラインフィルターはゴミのフィルターの意味以外にも、ガソリンに紛れ込んだ水のセパレートの意味が有ります。
ああ、色々セッティングで息継ぎを解決しようとしてましたけど、本当はこのラインフィルターの水が揺れるたびにキャブに流れ込んで、スコっと回転が落ち込んでいたのね? そうすると、今までさんざんセッティングを変えて対処しようとしていたのは、全く無駄だったのね!?
ただ、リターン無しではやっぱりガス欠症状ひどくて、評価は×です。


(2003/6/4) 泣きたくなったぜ! ココイチ!
今日の晩ご飯はカレーハウスCoCo壱番屋です(またです)  ”心に余裕のある日の夕食はココイチだぜ!”とルンルンしながらココイチへ。   席に座って、私はいつもの”牛モツカレー”と決まっているのですがワイフと娘がメニューを決めている間に、私も、とりあえずメニューを見ます。 最近、ココイチも季節でで特別トッピングを出したりしますので。あれ!?レレレレレ!!!  無いんですよ。牛モツカレーが!!  メニューを裏から見ても表から見ても牛モツカレーが有りません。おそるおそる店員に”あの〜、牛モツカレーは無いんですか??”
店員いわく、”無くなりました”    が〜〜ん! 
 ココイチに投書してやる!!社長のバカ野郎〜〜〜!
結局、牛モツの無い、プレーンなポークカレーを頼みましたが、ksの胸にはぽっかり穴があいたまま、悲しい夕食を過ごしました。  ブルーです。
実はココイチを初めて食べたのはハワイのココイチです。  ロスの帰りにハワイに寄って、ひさびさにに”今日は日本食だ!と思って食べたのが、ココイチとモスバーガーです。   なんでハワイと言う外国で”牛モツカレー”と言う純日本的なカレーをだし、その上、なんと牛モツがうまいんだ!とすごく感動しました。  それ以降、ずっとココイチで牛モツカレーを食べ続けていたのに!  ショックです。プレーンなポークカレーに歯ごたえの物足りなさをしみじみ感じ、灰になってしまった今晩のksでした。。。。。。。。。。



(2003/6/2) test17
test16以降はtest11が出ているので、走りの良さを維持したまま燃費を改善していくシリーズです。 前回のtest16ではガス欠症状(息付き)がひどいので、燃圧をかけてみました。(燃費改善には逆行しますが) 息付きにはあまり変化無し。 どうもフロート室のガソリン不足では無いみたい。


レイクハバスへの道 3. 会場編

YAMAHAファクトリー艇チケットは当日券が受け付けで売ってます。
ksは取引のショップがいつもリザーブしてくれてますので、買ったことは無いので、値段は知りませんが、多分、5$〜10$位の範囲でしょう。 ksはスペシャルチケットなので、ワークスのピットにも入れます。自分の名前を告げて予約されていることを告げ、手首に付けるリングを受け取ります。リングの色で入れる範囲が決まっています。  予約なしでも当日チケットはあるはずですよ。
ワークスのピットやトラックは一般のチームテントとは違うところにあり、フェンスで仕切られて、ゲートにはガードマンがいます。スペシャルパスが無いと、このゲートは通れません。だから、ワークスエリアは他のところから遮断されて、とっても物静かです。
会場はレイクハバスの"ロンドンブリッジ"という観光名所の橋を渡って左側に曲がっていくと看板があるはずです。 会場は、大きな特設観客席があり、多分観客席だけでも2000人は入れそうです。駐車場も広いので、レンタカーで気軽に行きましょう。
最初、取引していたのはCastaicSportstというカリフォルニアのJetPilotの代理店をまとめていたショップでした。社長はJimと言いましたが、結構ふとっちょの良い社長でした。 でも何年か前につぶれてしました。Rivaのファクトリースタッフと
次ぎに取引したのはLongBeachの近くのAqua Sports と言うショップでSuzanという女性マネージャーです。 彼女もマネージャー兼スタンドアップライダーでカワサキをメインに扱ってました。 けど、スーザンもショップを辞めて、バイクのBMWのショップに転職しました。転職して、合わせて夜間は大学にも通い始めました。 それってほとんど映画"カクテル"みたいですね。 かっこ良すぎ!!
スーザンが言うには、やっぱり高卒で働き始めたけど、自分を伸ばすには大学を出なきゃダメだと思ったとのこと。USも結構学歴社会の様です。 でも、ショップに働くにしても、大学を出てないと、マネージャーの地位が社長からそれ以上に認められない様です。 それも、まんま"カクテル"ですね。
この映画、主演はトムクルーズなのですが好きなんですよ。 BGMも良いし、"摩天楼はバラ色に"的なサクセスストーリーで、結構思い出に残る映画でした。今のワイフとデートのダシにつかったのが、この映画ですし、、、(^_^;)
話し変わりますが、トムクルーズの出世作"タップス"はまだ、トムがそんなに有名でない頃の映画でしたが、偶然に映画館でみて、感動した映画です。 彼が青春の純情を軍隊の教育で苦悩する姿を描いた映画です。
やっぱハバスはビキニでしょう!Susanはヤマハのニコラスリウスとも友達なので ハバスでファイナルが有る前にリウスのチームにチームシャツを増刷して作ってもらっておいてリウスのチームシャツを入手した次第です。  ですので、完全非売品でハバスの会場でも急に頼んでも売ってももらえません。





レイクハバスへの道 2. 宿泊編
宿泊編と言いながら、ks一家の宿泊はいつも一つしかありません。 行き当たりばったりのモーテルです。モーテルと言っても日本のラブホテルの意味ではありません。 民宿というと、またイメージが違います。 "モーテル"なのです。
35$〜60$位で泊まれます。60$を超えてくると、小さなプールがついているモーテルが多いです。結構、アメリカ人てプールなんですよね。 一部屋いくらなので、3人でとまっても60$なら60$です。だいたいはどこのモーテルでも朝食はカウンターの近くに無料のパンと牛乳とコーヒーはあります。 食堂的なモノはありません。  モーテルは国道走ればどこでもありますので、泊まれない心配はありません。 ハバスのレースウイークでも、ちょっと町から離れれば、空きはたくさんあります。
USには ラブホテルと言うのは無いのでしょう。 皆さん、車でMake love するので、日本で言うラブホという文化が育たなかったのでしょう。だから、USの車はおおきいのですね。ベンチシートも多いし。

日曜の朝はホテルで朝食を取らないで、デニーズとかのファミレス系で朝食を取りましょう。 ファミレスの前にはだいたいコインを入れて新聞を買う販売機があるのですが、この新聞がグッド!!  日曜は特別で、折り込み広告が1cmぐらいの厚さで新聞と一緒に入ってます。(特にロス市内は広告も多いです。) 広告があまりにも多すぎるので、広告を入れる専用の袋に一緒に入ってます。 この広告を読みなら、朝飯を食べて、"よし、この店でバーゲンあるから、明日はここに行こう、あそこに行こう"と計画を立てます。 道はナビに任せてGoです。
デニーズでも 同じ値段でボリュームは日本の倍です。 他に頼むと食べ切れません。 太るはずだよ。アメリカ人。 ksは粗食なのです。 ハバスは引退した人たちが余生を楽しむ静かな町ですが、当然大きな湖なので、マリンショップも結構あります。 そういう広告も入ってます。日本のマリンショップは使えないですが、向こうのマリンショップは 規模的には小さなホームセンター並みで、扱っているモノが工具では無くてマリン用品というモノで品数もたくさんあります。ボートの艤装からエンジン、キャブ部品から色々。 でもジェット用はやっぱりジェットショップに行かないとありません。
ちなみにハバスの町を走る車の1/4はヒッチがついてます。 決して誇張ではありません。皆さん、引退して、湖の畔で、時々ボートなんか乗りながら、ゆっくり老いを楽しむのです。USは徴兵制がありますが、徴兵があけて、そのまま職業軍人を続けると36才で軍人年金がもらえます。つまり、贅沢しなければ36才から働かなくても年金で十分暮らしていきます。 この年金は 日本では別に仕事をすると月々の年金支給金額が減りますが、USは減りません。 つまり36才以降、十分暮らせるだけの年金が確実にもらえながら、仕事をするとさらにまるまま給料が手に入りますので、結構お金が貯まります。 だから、ちょっと働くと、40位でも、もう、家もボートも手に入れて悠々自適の生活に入れるのです。  軍人って、良い職業なのですよ。USは軍人は手厚く金銭面でも保護されてます。軍人だけでなく、USはあまり高年齢まで仕事にしがみつかず、いかに早く引退して悠々自適の暮らしをするかを考えてます。ボランティアやアルバイトをしながら。 だから、引退と言っても、そんなに皆さん年寄りでないし、年寄りの人も、ボランティアをしながら社交で表に出てますので、おばあちゃん、おじいちゃんでも、みなどこかこぎれいで、張りがあるし、何たって、表情に自信があります。


レイクハバスへの道 1. 行き方編
掲示板でロッケンローラーさんからレイクハバスへの行き方の質問がありましたので、メンテナンス日記の方で書いてみます。

大きく分けて、2通りの行き方があります。
? 飛行機を乗り継ぐ方法
? 車でロスからハバスまで行く方法

? 飛行機を乗り継ぐ方法
・ 成田→ロサンゼルス→フェニックス→レイクハバス空港へ3つの飛行機を乗り継いで行きます。レイクハバス空港からレンタカーを借りてレイクハバスへ行くので、どちらにしてもレンタカーは必要です。
3つ乗り継いで、ボクの場合、飛行機代は往復11万円ぐらいだったと思います。日本でチケットは入手していきますが、フェニックスで乗り継ぐ時は、フェニックス空港は大きく2つのウイングがつながっていて、ロスから到着したArrivalロビーとレイクハバスに出発するDeparcherロビーがとっても離れているので、4,50分の乗り継ぎ時間だと間に合いません。ksはいつも一家でUSや海外にはいきますが、当時ksの娘はまだ3才でベビーカーだったのであまり早く走ることが出来ず、乗り継ぎロビーを探している内に、チケットを予約していた飛行機に乗り遅れてしまいました。だいたい、フェニックスから降りたときに、その飛行機はハバス行きの最終から2番目の便だったので、まず、予約をキャンセルして次ぎの飛行機を押さえないと、その日、フェニックスで泊まることも考えないと行けないし、第一、フェニックスから手荷物で預けた僕らの荷物はすでに出発してしまったのでフェニックスに泊まるにもどうしよう、レイクハバス空港に予約してたレンタカーに遅れたことを(英語で)伝えにゃ行けないとバタバタしてました。日本でも多分皆さんでも飛行機に遅れたら焦ると思いますが、海外で、それもレンタカーも予約していたし、荷物は無くなった状態で、飛行機に乗り遅れた状態では、私の焦り度も皆さんわかりますよね!! とりあえず、フェニックス空港からレイクハバス空港に電話して、ハーツのレンタカー屋に電話して、遅れますと連絡しました。 乗り遅れたけど、最終の飛行機は席が空いていたので、キャンセル料無しで乗れました。 USのドメスティック(国内線)はシャトル的に電車感覚でバンバン飛んでいるので、席さえ空いていれば予約は多少チョンボがあっても何とかなりました。 でも、荷物はどうするんだ!?  サービスに掛け合って、予約していた飛行機に積まれてしまっているはずの荷物を調べてもらうと、ラッキーなことに(?)荷物はフェニックス空港に残っているとのこと。自分たちの手荷物はトランジットで自動的にハバスへ行くとおもっていたので、 オイオイ! 遅れたから良かったようなもので、もし、そのまま乗っていれば俺たちの荷物が今度は行方不明になっていたことになります。

レンタカーの予約を変更するのに電話をするのですが、電話は25セントコイン(英語でクォーター、コーターといいます)を一杯持っておかないと、長距離なので、ガンガンコインが落ちます。 これにも弱りました。 冷静になって後で考えると、自分で電話しないで、フェニックス空港のハーツのカウンターで遅れる様に手配すれば良かったのですが、ksもあせっていたのですよ。

・フェニックス→レイクハバス行きのジェットは 20人乗りぐらいの小さなジェットで中央通路で左右1列の小さなジェットでした。 パイロットはノエビアの宣伝とまでは行かないですが、決してブスでは無い女性パイロットでした。  3才の娘は1列で1人でシートベルトをさせられて乗らなくてはならないので、びびって泣きまくりで、鳴き声で飛行機が落ちるかと思いました。 USでは安全や飲酒には妥協しないので、ママがダッコでは乗せてくれません。 ダッコで良いでしょ!と言っても拒否されました。 それに酒場にも入れてくれません。

最終便でつくとあたりは真っ暗。レンタカーを借りてハバスに向かいますが、ハバスは砂漠地帯の田舎町なので、街灯は無い国道を走ります。田舎町と言うと語弊があります。 引退する人生をゆっくりした時間を過ごすための町です。
空港からハバスの会場までは一本道ですので、迷うことはありません。(ナビもついているし) ただ、ksも すぐには左ハンドルは慣れないので、真っ暗な国道を時々トラックとすれ違いながらUSで運転開始はちょっと緊張します。それに時差ボケで強烈に眠いので、とってもハードでした。  ホテルは適当に探していつもモーテルです。

? 車でロスからハバスまで行く方法
2回目からは飛行機には懲りたので レンタカーでロスからハバスまで行くことにしてます。。
実はロス→フェニックス→ハバスは位置的には3角形になるので、飛行機だとすごく大回りなのです。 車で行くと、結構直線的に行けますので、時間も6時間ぐらいです。飛行機とそんなに変わりません。
USでレンタカーを使う場合はナビ付きのレンタカーがとっても便利です。ksはいつもハーツを使ってますが、ハーツのナビは"Never Lost" (絶対迷わない)という名前のナビで、観光客に使いやすくなってます。当然操作やボイスは全て英語ですが、簡単な英語ですので、すぐわかります。 ハバスへ行くにも、ロス市内ではいくつかのフリーウエイを乗り継ぎますが、市内を出ると一本道ですので、後はひたすら走るだけです。
ナビは色々、観光名所を指示すれば近くの観光名所を出してくれますし、大型ショッピングセンターを指示すれば近くの大型店を出してくれます。レース会場で、アメリカ人のチーム員のファミリーのキッズが生意気にもオークレーの子供用のサングラスをかけてましたので、ksもこれが欲しくなりました。 だからナビで大型ショッピングセンターを回って、ありました! 子供用のオークレー!  くー〜〜! かっこよすぎ!  子供用なので、こけて打ってもヒンジが割と簡単にはずれてケガしないようになってます。
 オークレーのシールを貼ってある日本車は腐るほど日本で走っているけど、お前らホントにオークレー持ってのかよ? スキーのゴーグルがオークレーの本当の商品じゃ無いんだよ。 サングラスの一つぐらい持ってなさい。

ただ、フリーウエイを乗り継ぐ時のインターの出入り繰りは ナビでNとかWとかの記号がでるので、それをキチンと読みとらないと、逆方向の高速に乗ってしまいます。 (多分皆さん何度か間違えるでしょう。 でも、フリーウエイなので、間違えても何度でもはいりなおしてもただなので、気楽にインターに入り直しましょう。 日本もタダにすべきだ〜〜!USに出来て、なぜ日本で出来ない!?    USのフリーウエイは路面は結構荒れていて状態はそんなに良くないです。 でも、タダです。 日本は路面はいいですが、高すぎ!!  多少荒れてもいいからタダにしましょう!!
でも、ロスについたときは時差ボケで強烈に眠いので、運転するならその日に運転するスケジュールでは無くて、1日ロスで買い物するなり、ユニバーサルスタジオに行くなりして、体を時差に慣らしましょう。次の日出発するのが良いですよ。

日程的には金曜の夜にハバスに入って、土曜はあまりレースは真剣に見ないで、出店を回って、パーツや安い掘り出し物を見るのが一番。買い物は全て土曜で終わらせて、日曜はレースやイベントやビキニコンテストや周辺のフリースタイルモトクロスのアトラクションを見るのに命をかけましょう!! 色々パーツメーカーのエンジニアも来ているので(英語が出来るなら)このパーツはどう良いんだ?と聞いてみるのも良いでしょう。木、金のプラクティスや予選は見てもそんなに感動するモノではありません。 やっぱ見るのは日曜日です。

? 番外編(一粒で2度おいしい)
ハバスに行くのが主目的なら、帰りはハワイによって一泊するのがベスト。なぜなら
・ ハワイは帰りの飛行機の経路の途中なので、飛行機代は5000円ぐらいしかアップしない。
・ 時差が5時間のハワイで一泊するので、ここで時差ボケが半分以上解消出来るので、日本に着いてもほとんど時差ボケ無しで次の日から仕事OK!! それに ロスとハバスとハワイを回ることで、何か得した気分。 飛行機代もほとんど変わらないのがgood!!!!
ちなみに、子供料金は 格安の大人料金の方が安いので、ks一家はいつも子供含めて格安の大人3人でチケットを取ってます。



(2003/5/27)test 16 燃費向上委員会!!

前回の車用のマイクロフロンじゃないですが、今のセッティングではAMCキャブAMCキャブはは燃費悪すぎ。だからちょっとダダ漏れじゃないようにニードルバルブを少し絞って、これからセッティングを捜してみます。
まずは単純にtest11のベストからバルブシートを1段落としてみましたが、走りはまあまあイイのですが、走っていると、すこっと息付きが出ます。ちょっと頻繁過ぎ。 絞るとひどくなるのかな??今までガスタンが少ないとこの症状が出やすかったので、ガスタンは気を付けて一杯にするようにしているのですが、それでも息付きがひどい!!  他に原因有るのかな??


(2003/5/20)残念!SJに'04フルモデルチェンジ無し!
スタンドアップはカワサキの800Rの完全に制せられたので、ヤマハも刺激されてSJ800が出てくることを期待してましたが、残念、SJに来年もフルモデルチェンジは有りません。 残念だな〜〜!(T_T)
ヤマハ発動機としては2輪部門が大型の北米はあまり伸びずにアジアは結構伸びてますが、所詮小型バイクが主流なので、大きな収益は上がらず。 ジェット部門は出荷台数はほとんど変わらずなので、利益はジリ貧。だから、あんまり開発費が出ないみたいです。スタンドアップは台数は少ないけど、カワサキにばっかだと、ヤマハの名前が廃れます。
頑張ってヤマハもイイハルとエンジンをを開発して下さい。 今のエンジン特性で、もっと上までスカッと回るエンジンを作って下さいね。800のエンジンは元々もってますが、このエンジン特性だとスタンドアップは向かないので、もっと軽く上が回るエンジンにして欲しいです。
カワサキさんも偉いのは、800Rになっても、価格的にはほとんど上げずに出してきたことです。それにハルもだいぶ研究してますし。
ポラリスも直線番長なので、ハルを変えてくればもっといいジェットになるんですけどね。クリスティーカールソンはスタンドアップのオクターンの開発ライダーとして契約してました。現役のころはかわいらしい女の子でしたが、今は結構グラマー系です。ホンダも、北米の工場をもう一つ造ってターボ付きジェットの増産を開始しました。これで供給も安定してくるでしょう。

クリスティーはスラロームがとっても美しく、無理のないウイメンらしい乗り方で、ビクターととクリスティーはいつ見ても美しい乗り方でした。
それにしても、SJ800が来年も出てこないのは、本当に残念です。 来年1年はSJに乗りますが、それで出てこなかったら800Rに乗り換えちゃいますよ!がんばってね。ヤマハさん!!


(2003/5/14)夢の様な燃費改善! マイクロフロンーII
今回はチューニング日記からははずれますが、ちょっと皆さんにに紹介を!!夢のようなことがおこってしまったのですよ!! ボクの車は三菱のデリカ・スペースギヤV6-3000ccなのですが、燃費がクソ悪いのです。結構エコランしているつもりなのでが、それでもリッター5km行かないんですよ。他のデリカのオーナーに聞いてもV6は皆さん5km/L行かない様です。いつも”燃費悪リ〜”と嘆いていたのですが、このマイクロフロンー?をエンジンオイルに混ぜると、劇的に燃費ががアップしました。 なんと4割アップのリッター7kmに! もう、ksは夢の様です。 いままで、満タンで250kmしか走れなかったのですよ。 満タンで夢の300kmを目指していたのですが、満タンで300kmをいったことが有りません。それが、これを入れるとした道でも満タンで400kmです。 もう効果にビックリ!!
マイクロフロンはテフロンの粉なのですが、1回に4gを10ccぐらいのエンジンオイルにといてからエンジンに流し込みます。遅効性なので、ボクの場合2000kmぐらい走った所で、燃費の上昇に気づきました。一ビン120g入っているので、1回4gとすると30回エンジンオイル交換のたびにいれれることになります。一生使っても使い切れない量です。 1ビン4000円ぐらいでちょっと高いのですが、一生使えると思えばとっても安いですよね。だって燃費4割アップなので、3回ガソリンを入れると元が取れました。
ホント、夢の様です、マイクロフロン−?!!
ただし、2ストオイルにはいれれませんので、くれぐれもジェットには使わないようにね! テフロンは燃えると有害な塩素を含むテフロンガスが出ますので、、。   2ストオイルはガソリンと一緒に潤滑したあと、燃えますので、2ストマシンには使えません。  この添加剤は実は学生の頃(20年以上前)から知っていたのです。車の整備を扱う雑誌”オートメカニック”で良く紹介されていたのですが、添加剤としては高価な部類だったので、興味は有ったのですが、手が手が出ませんでした。 3年前、V6デリカに新車で変えたのですが、燃費の悪さでやっと踏ん切りがつきました。ああ、何でもっと早く入れなかったのでしょう(T_T)  皆さん、オートメカニックという雑誌をご存じですか? 車の整備を自分でしてみたい人にはうってつけの本です。値段も500円でお手ごろです。 マイクロフロンは東急ハンズの車のコーナーに売ってます。他にはドライバースタンドでも売ってますね。 オートバックスではたぶん売ってないでしょう。

マイクロフロンのホームページは以下です。
http://www.poweraccel.co.jp/
初めてホームページをボクも見てみました。 

・添加の方法は 粉でボトルに入ってますので、紙コップに4グラム(付属の小さじで4杯、私は多めに6杯ぐらい入れます)とって、余ったエンジンオイルで20ccぐらいを混ぜて 割り箸で混ぜ混ぜして オイルキャップから流し込みます。
・オイル交換すると もう一度粉は足さなければなりません。
私の場合、効果がはっきりしたのは2000km走ったあとですが、一度聞き始めると テフロンの皮膜が出来てますので、オイル交換しても、直後に粉を入れると、オイル交換後も燃費は向上したままです。ガソリン満タンで確実に1500円以上燃費が伸びてますので、ウハウハです。


(2003/5/7)test 14,15
test11ででbestは出てますので、そこからセッティングをいじっていって、各部要素(例えばスプリングをいじったらどうなるか、ニードルをいじっていくとどうなるか?)を探っていきます。test12は燃圧、13はスプリングをいじりましたが走りはボチボチですが燃費悪すぎ。次はtest11を基準にtest14,15でニードルをいじってみました。結果はニードルをtest11から大きく絞ると下がガス欠状態で××!  でも結果は悪いけど、”ニードルで変化する。させられる”とわかることが重要なのです。ということでニードルが1回転を基準に置いていることにとりあえずOKですね。  ダイレクトメールで”30m以下が安定するよ〜〜ん”のメールも頂きましたが、とりあえず、ks流としては1hでOKだと確認出来ました。(ニードルのゆるみ止め対策も打っているし)。それにbestの11と15を良く比べてもらえればわかりますが、スプリングを115→65にしていることでジェットの番手は同じでも、濃さは全体がシフトしてtest11は綺麗に(やや白目で)焼けてますが、test15はニードルが45mでもやや全体濃いめですね。ニードルが45でも濃いので、次回はニードルが1h近辺で合うようにジェットの番手で調節する予定です。


(2003/5/6)test13
test11が◎になったので、わずかに残った欠点(ココではガス欠的な息付き症状)を消すためにセッティングを振っていきます。test12はリターンジェットを絞って燃圧をかけてみましたが、あまり改善せず。今回のtest13はスプリングを弱めてニードルバルブを開けやすくして、フロート室のガソリンが無くなったらすぐニードルバルブを開ける様にしました。確かにスプリングを(大きく)下げるとニードルバルブは長い時間開く様になったのですが、その代わり、過剰に燃圧がかかり、ガスが濃くなって始動性も悪いし、振動も出ます。その状態でも息付きします。  どうも違うのかな??(だいぶ後にわかるのですが、この部分の息付きは別の原因でした) test12,13の結果から、この息付きはフロート室のガソリン切れでは無く、他の要因の様な気がしてきたので、とりあえず、息付きは無視して、このスプリングでセッティングを少し探ってみることにしました。


(2003/5/5) これから、AMCをさらに煮詰めていきます。
前回、test11で全域パラフル&高速のびのびのセッティングにたどり着きましたので、これからは わずかに気になるところを消していってBest of Bestを探っていくのと、ベストの前後にセッティングを振って、多少ずれても良好に走るのはどのぐらいの範囲か調べて、AMCの守備範囲の広さをチェックしていくことになります。
それでも、◎のセッティングが見つかったことで、一安心(ダメならココに戻ればいい)だし、大径キャブは合えば高速がそうとう延びるので、(ちょっとしつこいけど)ニヤニヤします。 スカッと走るっていいですね。
ks流のセッティングの目指す点は、一言で言えばマイルド&全域パワフルです。昔のファクトリーパイプの様に、途中からカーンと延びるセッティングはks流としては×です。ピーキーな特性は”おお、伸びるね”という印象は着けた人には与えますが、(特にスタンドアップでは)低中の反応がリニアで無いと、結局コーナーの立ち上がりやぐしゃぐしゃの波で着地して波をかんだ瞬間のアクセルのツキの良さが無いと、やっぱり扱いにくいジェットだと思ってます。いろんな人のいじっているジェットには乗せてもらいますが、自己流でただピーキーなだけな人にはお世辞で”すっごく良く伸びますね”といっちゃいますが、ksが目指す所はちょっと違います。一番きらいなセッティングはアクセルオンしてだいぶ遅れて狂った様に回るエンジンです。 こういう方は、もっと低・中にも重きを置いて(結果的に)マイルドに(感じる)セッティングを捜せば、もっとファンタスティックなジェットになるのにと思いながら、、、。 上が伸びることで安心して、セッティングを追いかけるのをやめちゃうんでしょうね。
さて、前置きはが長くなってしまいましたね。(ちょっとksはしつこいですか??)
さて、チューニング日記をアップし始めてから、いろんなお友達や師匠たちから温かいメールを頂きました。ボクのベストはこうだったとか、リターンジェットは小さくして、燃圧をかけた方が安定するよとか。。。
何もksのこれから向かうセッティングが絶対的なベストでは有りませんので、AMCユーザーはメンテナンス掲示板の方にご自身のベストを投稿して頂ければ幸いです。
前回test11は一応の良好を得ましたが、時々ガス欠(息付き)を感じました。ガソリンタンクはまだ1/3は残っていたのでガス欠では無いと判断しました。 燃圧が足らなくてニードルバルブが開きにくいのかと推測して、リターンジェットを小さくして(130→80)キャブ側に燃圧をかけるようにしました。test11ではプラグはいい色に焼けてましたが、今回のtest12では若干黒くなってますので、バルブシートが開いている間に燃圧がかかってガソリンが押しだし側で出ていることは確認出来ました。 それでもガス欠状態が止まりません。 (後でわかるのですが) このガソリンの引き回しはノーマルよりガソリンタンクをきちんといっぱいにしないと、空気を吸うんですね。←でも、本当の息付きの原因は今回の部分hばガソリンのエア噛みでは無かったのです。



(2003/5/1)test 11 とうとうノーマルキャブの性能を超えてきたぜ!
test 8からだいたいのところがわかってきました。 前回test10では思い切ってスプリングを弱くしましたが、かなり弱すぎで燃圧でバルブシートが開いてFuel Injection状態で濃すぎて始動性も悪かったです。
今回、少しスプリングを強くしてみました。  来ました〜〜!走ります!  ノーマルの性能を大きく超えて、上も伸びるし、低・中速もトルクが太く、高速までつながっていきます。  これだよね〜!とついついジェットに乗りながら叫んでしまいます。
上が回りにくいSJのエンジンでも、かなり
中速以上で軽く回って、ノーマルの回転をを超えて回っていきます。大径キャブで心配してた”上は回るけど、下はスカスカ”と言うことは有りません。全域パワフル こういうフラットな特性で、且つ上まで回りきるエンジンが乗りやすく、気持ち良いエンジンですよね。  とりあえずHappy!!
ああ! ニヤニヤしながら走っている自分が怖い!!  でも、やっぱこれだよね!!
こういうのを体験しちゃうと、キャブのセッティングで時間をかけても、やっぱ良かったと実感します。 きちんとエンジンがほしがる混合気を与えてあげて、エンジンの持っている性能をキチンと出してやる。  何たって700ccもある排気量ですから、頑張ってね、エンジン君!!
プラグの焼けも良い感じで焼けてます。
でも、時々ガス欠状態が出ます。 なんだろう?燃圧足りなくて、フロート室が空になるのかな??
次回にわかりますが、まだガスタンは1/3ほど有ったので、ガス欠とは思わなかったのですが、(後でわかるのですが)やっぱりガス欠でした



(2003/4/27)test 10  とうとう2ケタに!
前回のtest8,9のつながりですが、test8でだいたいセッティングが合い始めたけど、ちょっと濃かったので、test9では全体に薄めにしました。 そうすると、ガスがつっかえて息付き(一度、すとんとエンジンが止まって、またすぐ走り出す。)起こすので、フロート室がガス欠になっていると思い、まずはフロート室にガソリンが流れ込み易くするために、テストととして極端にスプリングを弱くしました。65gと言うのはフリースタイルや激しい乗りでは揺れて安定しないのは知っているのですが、自分の考えが合っているかどうか確かめる為に極端に弱くしたわけです。 そうすると、今度は燃圧に負けてニードルバルブが開きっぱなしになるようで、めちゃめちゃ濃くなって、始動性が悪くなります。 そのため、エンジンをかける時にアクセルを全開にしたままセルを掛けないとエンジンがかかりません。 燃圧で押し込まれるガソリンに対応する大量の空気を送り込んでやらないと、爆発する領域の混合気濃度に薄まらないのです。
すぐダメだ〜〜!と思いましたが、かけている間にディーゼリングが発生しました。(アクセルを開けてないのに、狂った様にエンジンが回ってしまうこと)。 なんでだ〜?と思いましたが、フードを開けてみると納得! キャブの取り付けネジがゆるんで、キャブの隙間から2次空気を吸ってました。 チャンチャン!!   
ディーゼリングはこのほかにも、左右のバタフライがわずかに角度がずれている時にも発生します。 ノーマルのキャブは左右のバタフライがスプリングととネジで挟み込まれてますが、左右が多少ずれていても、このスプリングの範囲で角度を合わせてくれます。 でも、これがあだになって、ココにゴミがかむと角度がずれるので、ボクの場合、ココのスプリングを片側に押しつける様にインシュロックで縛って固めてます。これによって(全閉時に)バタフライはスプリングでずれが吸収されてどちらもピッタリに見えて角度が合ってる様に見えても、パーシャル域では角度がずれている場合が有るのですが、固めることによってごまかし(スプリングでズレを吸収)出来ないようにして、きちんと調整ネジで角度を全閉時にピッタリふさがる様に調整します。 本当なら、シンクロナイザーでチェックするのがベストでしょうが、そこまではやってません。また、インシュロックで縛ることにより、キャブをはずした時に左右のキャブがばらけないので、とっても便利です。

それと、キャブの取り付けボルトがゆるんではずれてしまったので、それ以降、かなりのトルクで取り付けを閉める様にしました。 削りだしのキャブは重いから、振動には不利ですね。でも、このこと(きつく締めること)は後でとんでもないことに!!!?



(2003/4/21)セッティングの前準備加工 その3  うますぎるぜ!ココイチのカレーライス!
今日の晩ご飯はカレーハウスCoCo壱番屋です。うますぎるぜ!ココイチ!ksのお気に入りは牛モツカレーの3カラです。この牛モツは噛めばカムほど味があり、やっぱりココイチのルーがうまいんだよな〜〜。。としみじみしながら食べていると携帯に電話が、、。かけてきたのはゴーペッドさんでした。ゴーペッドさん、今週、ジェット乗りに行かない?と言うと、快いOK! ということで、今週はゴーペッドさんと、たぶん濃いお話が出来るでしょう。 先日、初めて、ゴーペッドさんのお家におじゃましたとき、ゴーペッドさんのロードレース時代のトロフィーの数にビックリ!!壁一面でかいトロフィーで埋もれてました。ジェットのセッティングするにも、気圧、湿度全部記録していたには、”こいつ、ただもんじゃやない!?”と思ったけど、ホントにただモンじゃ無かったです。(少なくともロードレースにおいては!)
さて、本題にもどって、AMCのキャブのニードルは全閉から1回転ぐらい開ける方向に戻すと、スプリングの効きが悪く、振動でゆるんでしまいます。 最悪、気がついたら抜け落ちてます。そこで、簡単にニードルをゆるまない様にするには一度O-リングとスプリングを抜き取ってワッシャーを3枚追加します。(画像はクリックすると大きくなります)  セッティングはボクの基本はニードルは1回転開けたところでMJ、PJを合わせ、最後のわずかな微調整をニードルでしていきます。ですので、ニードルは1回転開けの所を中心にやっていきます。赤のSJさんの”ニードルは30分の所以下が安定する”のアドバイスは、AMCのニードル標準状態では半回転以上開けるとスプリングが効かなくて、だんだんゆるむ為に安定しないと推測してます。  こういう、細かい所にも、気がついたところはアイデアを入れていきましょうね。  ksは皆さんに結構リーズナブルな改造アイデアを提案しているつもりなんですが。。。(自画自賛??)
さて、話し戻って、ksは結構ココイチが大好きで、良く行きます。 ksは結構粗食なんです。ま、ジェッターみな貧乏ですから^^;  ココイチに行くと、ココイチの社長が書いた本が置いてます。この本、結構おもしろいんです。 ココイチの独立社員を養成する本ですが、ジェット屋するより、たぶんココイチの店長になる方がよっぽど儲かるでしょう。 なんたって、おいしいモン。行ってしまうんですよね。吉野家は安売りで売ってますが、ココイチはおいしいので、ディスカウント競争しなくても、十分やっていけるでしょう。 ボクも固定客の一人です。   あと、欲しいのは タイ料理(特にトムヤムクンやトムヤムミーン)がおいしく食べられる所が近くに欲しいです。


(2003/4/20)セッティング前の準備加工 その2 AMCキャブの加工その1
セッティング条件が2ケタになる前に、またまた、横道にそれて、セッティングを始める前におこなった前準備の加工の紹介です。 前回はフードの吸気アップやインマニのバイパス加工を紹介しましたが、今回はキャブ側です。
まずは始動性の大幅改善の為にAMCキャブにプライマーのラインを追加しました。 チョークを持たないレース用のキャブは元々負圧が出にくいので、ガソリンが回りにくく、、特にセッティングが合っていない内はさらにかかりにくく、セッティング中はほとんど走っている時間も無いのでバッテリーに充電出来ません。 だから始動性を簡単にするためにプライマーのラインを追加しました。
まず、AMCのキャブボディーにボール盤でΦ3.9の穴を空け、真鍮のパイプ(外径4mm)を7mmほど飛び出させて圧入で打ち込みます。真鍮のパイプは1mで300円ぐらいです。使うのは15mmぐらいですので、だいぶ余りますが、プライマーのフィッティングを買うより、よっぽど安いです。 パイプは圧入してますが、念のためガソリンが漏れないようにエポキシ樹脂でキワを固めておきます。穴を空ける位置はインナーベンチュリーの少し下側になるようにして下さい。 プライマーのチューブには外径4mmのパイプがピッタリです。
プライマーを取り付けるのは片側のキャブだけでOKです。 1気筒にガソリンが回って、ブルンとエンジンが回れば、外付けポンプが動いて、セル一発でエンジンがかかります。これでバッテリーい全く負担をかけずに始動出来ます。 一発始動って、気が楽ですよ。

ノーマルキャブを使っている人にもプライマーはお勧めです。 プライマーは小さい手押しポンプをチョークレバーの所に付け替えて、そのノブを押すと少量のガソリンが強制的にキャブに流し込むモノです。 これはいちいちフードを開けて”バクダン”(Stating flud)をかけなくても良いし、チョークをかけるよりエンジンがかかりやすいです。
何より、キャブの空気が通る上での一番の抵抗体のバタフライバルブが取り外せて、キャブの流入抵抗が減らせます。左の写真はノーマルキャブのバタフライを取り外して、プライマーライン(ブルーのチューブ)を取り付けている写真です。 キャブボアの内側がチョークバタフライが無いとすっきりしているのがわかりますか??
プライマーのポンプは2種類(ノブタイプとゴムボタンタイプ)がありますが、ボクはゴムボタンがお勧めです。ノブタイプは激しい動きで足が当たるとポキッと折れてしまいます。



(2003/4/13) test 9
前回のtest8までで、何となくAMCキャブの全体像が見えてきたな〜なんて思い始めました。だいたい、どこをいじればどう変わるか推測つくようになってきました。(後で、まだ全然わかってないのが判明するのですが、、) 前回、ノーマルをまだまだ超えてないのですが、全く動かないところはだっして、”だいぶ濃いけれど、ま、フラットな特性で一応走るね”と言うところまで来ました。 全体濃いのははっきりしているので、後は薄くするのみ。。な〜〜んだ、単純!と思いながら、メインジェット、パイロットジェットともにかなり下げていきます。  でもでも、あらら、一瞬、グンっと出だし良く出るのですのですが、すぐ息付きを起こして失速し、またアクセルを開けるとグンと一瞬走るのですが、また、息付きついて失速します。 一瞬ガス欠かと思ったけど、前回ゴーペッドさんたちと乗って、そのままセッティングを変えただけなので、ガソリンを浪費したわけでもなく、ガスタンも1/3以上残っています。 なんででしょうね〜〜。プラグの焼けの色は綺麗なキツネ色です。ガス欠さえ無かった、一瞬の出だしも良いのですが。。。。
この結果から、(ガソリンはまだ有ると思っていたので)ジェットを上下とも下げたため、キャブの負圧がダイヤフラムに伝わる量が少なくなって、ニードルバルブが開きにくいのでは無いかと考えました。メインジェットやパイロットジェットから流れるガソリンの量は(フロート室が空で無ければ)そこそこ合っていると考えました。 次回はニードルバルブのスプリングを弱くしてみます。

実はtest 12でわかったのですが、この社外ポンプはガスタンが少なくなって、ちょっとでも空気を吸うと、スカッとガソリンがと抜けちゃう(止まっちゃう)んですね。ですから、ガスタン残り1/3なら、ノーマルキャブなら全然まだまだ走れるし、ガス欠に近くなっても、パスッとは止まったりしないのですが、ミクニ社外ポンプは空気をちょっとでも吸うとダメみたいです。 それにしても、今の所、ほとんどセッティング作業だけなので、走っている時間はほとんど無いのに、見る見るタンクが減っていきます。 だから、前回走れてそのままセッティングを変えただけなので、ガソリンはまだあるはず、、と思っていたら、ガソリンは1/3に減っているぜ、なんじゃこりゃ〜!  ちょっとでも跳ねたり傾けると空気吸ってガス欠じゃー! セッティング中はマメにガソリン継ぎ足して満タンの状態を保って、外乱を少しでも減らしてセッティングしないとダメなのね!ただし、もっと後でわかるのですが、リターンの取り方で、ガスタンの少なさで、空気吸い込みの影響は少なくなることもわかりました。



(2003/4/16)test 8
今日は石風呂と言う名前のゲレンデでtestです。 とっても綺麗な砂浜と水で、良いところです。前回の?7はスプリングを弱くしたので、燃圧がかかりやすくなり、下がかぶってしまったので、もう一度スプリングを強くしました。 このスプリング条件と対比できるのは?6となります。 ?6は×でしたが、それからメインジェットを5番落としてますので、だいぶ走る様になってきました。 プラグはまだだいぶ黒く、下も振動が出てますので、上はまだ濃く、下はだいぶ振動が出るほど濃いので、まだノーマルキャブを超えるモノではありません。まーだ全体に濃すぎるのですね。
それでも、ゴーペッドさんと併走して、最高速勝負をしましたが、ジリジリとゴーペッドさんを引き離していきます。
ゴーペッドさん、AMCはあってない今でこれですから、まだまだ合わせ込むと大変なことになりまっせ!!まだまだセッティングが出ていないAMCですが、それでもノーマルキャブながらかなり追い込んでいるゴーペッドさんのマッハー2ーSJを引き離せたので、今日はちょっと満足!!



(2003/4/15)test 7

前回の?6は良く無かったため、一度?5を基準に考え直しました。?5はプラグが黒いのでメインジェットを絞っていきました。 傾けるとガス欠症状が出て止まるので、ニードルバルブが強くて開きにくくガス欠になると考えたので、スプリングを弱めて行きました。
その結果が?7ですが、スプリングを弱くしたせいで、今度はバルブが開きすぎて燃圧がかかり、同じパイロットジェットでも大量にガソリンが流れ込む様になった様で、?5に比べて下が濃すぎて振動が大きく出るようになりました。ガス欠の症状は小さくなりましたが、メインジェットを5番下げても、それ以上の効果でリターンジェットを小さくすることで上がる燃圧はガソリンの流入量が大きくなる作用があるのですね。なるほどなるほど。

しかし、AMCは燃費悪い。 セッティング中なので、ちょっと走って調子を見るだけなのに、見る見るガソリンが減っていく。これって異常だよね。
それから、皆様からダイレクトメールで寄せられたAMCのベストセッティングを一番上の段に参考として書き足し始めます。



(2003/4/14)test 6
前回のtest5でガソリンタンクにまだ燃料はあるのにガス欠で 途中でエンジンがプスッと息付きするので、燃圧が足りずにニードルバルブが開いていないと推測しました。 リターンにねじ込んでいるメインジェットを小さくして、キャブ側に燃圧がかかるようにしてみましたが、今度は燃圧がかかり過ぎて、濃すぎる感じになってしまいました。  ウ〜〜ン。 こちらを立てればあちらが立たず。でも、リターンを変更することで、燃圧も確実に変わることを実感。大事なのは、いじれば変えれるということですね。これが思い通りに変えれるようになったら、ボクもこのキャブが卒業ですね。



(2003/4/7)test 5
前回のtest4でパイロットをだいぶ絞ったので、下の振動は消えてきました。 今回のtest5はメインジェットを絞って見ました。 だいぶさらによくなってきました。
でも、ジェットをターンで傾けるとプスッとガス欠症状が出ます。 ガスタンはまだ1/3は残っているので、ガス欠では無いみたい。  このことから、外付けポンプのリターンが大きくて、キャブに燃圧が不足して、ニードルバルブが開きにくいと推測しました。なので、キャブのフロート室がカラになってガス欠症状が出たと推測しました。
次回は外付けポンプのリターンにねじ込んであるメインジェットを小さくして、キャブ側に燃圧がかかるように変更して様子を見ようと思います。プラグを見るとまだ黒いので、ガス欠さえでなかったら、もう少しメインジェットも絞った方が良さそうですね。

(でも、あとでわかるのですが、このガス欠症状はずっとksを悩ますのでした。。。。。。)



(2003/3/30)test No.4
キャブの事前準備改造はまだまだあるのですが、またまたチューニングのことを書きます。  この辺はksの性格のずぼらな所ですね。
前回のテスト3ではかなりじゃじゃ漏れ状態に濃かったのですが、上は全開で回し続けると少しかぶりが取れて走るので、高速はチョイ濃いめで、低速はだいぶ濃いねと言うことで、まずはパイロットをだけ大幅に小さくしました。 P160→140   前回はエンジンが揺れるほどの振動が出てましたが、今回は振動はだいぶ小さくなりましたが、まだ振動してます。 これでもまだまだ下が濃いのですね。 でも、全体としてはだいぶ改善方向に向かってます。
ジェットのサイズを変えた後は、スクリューは基本状態(ボクは1h)にもどしてから確認しましょう。

横道ーその1
この日記を書いている現在(2003/7/11)は 実はすでにセッティングは出し終わっているのです。 日記は過去にさかのぼって記録を見ながら記憶を書きつづっています。 日記はスローペースで書いてますので、ベストセッティングの日記がアップされるのはだいぶ先になります。 ありがたいことに 日記をホームページ上にアップし始めてからまだ1週間もたたないのですが、300カウント以上訪れてもらってます。ここに来て、常連さんや(顔を実際に合わせたことのある)お友達や、ネット上で私が教えて頂いた先生方からダイレクトメールで”自分のAMCのベストはこれですヨ〜〜ン”と温かいメールを頂いてます。 (すでにセッティングを色々試して終了して)わかるのですが、AMCも守備範囲が結構広くて、 例えばスプリングをこれに変えれば、他のジェットをこう変えればセッティングが合ってくるとか、  要はベストセッティングはたった一つでは無いと言うことで、どれか一つ違えたセッティングでも、他をそれに合わし込めば 良いところはあると思います。
ですので、ボクが書きつづるks仕様のベスト仕様の日記がアップするのを待つのでは無く、AMCのご自分なりのベストが見つかってらっしゃる方はメンテナンス掲示板に投稿して頂けると、迷子になっているAMCユーザーにとっても助けになると思います。 逆にボク自身もこれからベストセッティングからはすしていって、許容範囲の広さとさらなるベストを捜して行くつもりですので、そのためにも 皆さんのベストを投稿して頂けるととっても助かります。 ボクも皆さんのそれぞれのベストをタメさせて頂いて、インプレッションを日記にアップさせて頂きます。ダイレクトメールもうれしいのですが、それだけでは貴重な情報が死んでしまいます。  よろしくおねがいいたしま〜〜す。

横道ーその2
7/19にキャンプする情報をアップしてますが、悲しいかな ジェットライダーからは誰もレスポンスがな〜〜い (?_?)  
5,6台以上集まって来てもらえれば、ブイ張ってフラッグ振ってクローズドの模擬レースをしたいところなんですが、お近くの方、どうですか?
2日間あるので、ジェットばかりしゃかりきに乗ることはしませんし、家族・小さい子供連れもいますので、そんなに何回も模擬レースはやりませんが、時間的には余裕もあるので、セッティングを見てあげることも出来ます。  それに 模擬レースで6週レースを1日に2回もやれば、ヘロヘロですよね。 



(2003/2/23)セッティング前の準備加工 その1 インマニバイパス加工
セッティングに入る前に いろんな準備加工をしてます。 その一つがインテークマニホールドのバイパス加工です。
社外品の大径キャブ用のインマニはなぜか左右のキャブをつなぐバイパスがありません。ノーマルキャブにあるのに、何で社外品に無いの?
純正品はコスト重視でケチるところはケチるのに、それでもコストがかかるバイパスがノーマルのインマニでは有るんですよね。 プロテックのインマニにはバイパスが有るのに、R&Dのインマニはありません。アルミ鋳物でバイパスを造る場合、砂型に中子を入れなきゃいけないか、 後でマシニングで彫り込まなければならないので、R&Dさんはコストをケチったということでしょうか。 と言うわけで、無いなら作れ!と言うことで追加工でバイパスを造ります。 純正のプレートと組み合わせるときちんとトンネルのフタが出来るので、追加工はやりやすい部類です。バイパスで彫り込んだ部分はわかりやすいようにマジックで着色してます。
キャブに流れる空気は実際にはエンジン1回転の内の1/4ぐらいが進んで、後の残りの3/4は止まっているわけなので、バイパスが無いと キャブを通る空気君は進んで止まって進んでの動きを繰り返してます。 空気君は進みそうになって動き出したら、リードバルブが閉じてしまって、跳ね返されてしまうので、とっても効率悪く動いてます。止まっている間にバイパスが有ると隣りの気筒に流れ込めるわけです。 跳ね返される空気君は”吹き返し”としてエアクリーナーから目で見える位出る場合もありますよ。 バイパスがあればリードバルブが開いている間はイメージ的には1気筒に2ヶのキャブから流れ込めるわけです。 超大口径ですよね。 実際には そんなに効率良く流れ込むわけではありませんが、低中速はかなり改善します。 高速になると リードバルブは結構惰性でしまりきらずに開きっぱなし状態になるのですが、それでも締まりかかる停止圧力は隣りの気筒に逃がした方が、キャブ1ヶを通る気流の流速が安定すると思ってます。(右のの写真はクリックすると拡大します)  写真では黒いミクニの44を付けてましたが、今回のAMC様のインマニも同じ加工を施してます。スリット加工と書いてあるのは、R&Dのインマニの場合、ノーマルの六角ボルトだと 上側の4ヶのボルト穴がキャブが取り付く部分が干渉してボルトを締められません。 そのため、ボルトをスタッドボルトに変えればいいのですが、それでは 整備性が悪く、また、ノーマルインマニに戻すときにスタッドボルトを抜かなければならないので、何かと面倒。 そんため、上4ヶ所を穴を拡大してスリット加工することによってノーマルのボルトがそのまま使えて、ボルトを締めるのも、上からスパナで締められる様になります。 

 リードバルブはCarbon-Tech社のカーボンリードを入れてます。 カーボンリードも吸気には改善効果大です。
前にメンテナンス掲示板でも書きましたが、同じセッティングでカーボンリードを入れるだけで、パイロットジェットが10番大きく出来ます。 ノーマルの金属リードで10番もパイロットを大きくすると、下がかぶってしょうがないのですが、これが10番上げられるということは、低・中速域で10番の拡大のガソリン量に対して、空気も十分拡大して取り込まれていると言うことで、これってすごいことですよね。ボイセンのProシリーズ2枚リードはそんなに期待してません。イメージ説明は”低速では1枚目のリードが開き、高速域では2枚目も開く”とうたってますが、1枚目が開いた時点で2枚目を開かせようとする圧力は相当漏れているので、2枚目を開かせようとする力はほとんど無いはず。1枚目が開いても、1枚目の形は小さく出来ているので、流入面積が小さい。 また、相当空気量が増えて初めて2枚目が開き始めると考えてますので、開閉のつながりがイメージ説明ほど良くないと思ってます。 シンプルな1枚リードが良いと考えてます。
ただ、リードについては カーボンリードが絶対良いわけでは無いようで、成(なる)ちゃんなどは、純正の760egの樹脂リードがしなやかに動くので、安くて良いよ!ともアドバイスくれてます。700egは金属リードなので、ちょっと動きが硬い??


(2003/2/16)test No.3
前回test ?2はガソリン垂れ流し的に濃かったので、test ?3は単純にLスクリューを15分閉め込んで様子を見ました。
全く変化無しでやっぱりじゃじゃ漏れ状態。下の振動もひどいし。。  と、いうわけで スクリューは調整範囲が30分から2時間の範囲でセッティングが合わない場合は スクリューに頼らず、ジェットの番手交換で調整していきます。 これは スクリューのネジはいくらでも回せるのですが、回す回転に合わせてガソリンの量が調整出来るのはだいたい30分から2時間の範囲なので、これを超える場合はジェット交換です。 出来るなら1時間から1時間半ぐらいで合うのが理想的です。次回のキャブセッティングはジェットの番手を変えていきます。(下げる方向ですね)
セッティングはまだまだ試しますが、 また、ちょっと横道にそれて、チューニングに入る前にキャブに施した改造などを次回の日記に紹介します。


(2003/2/15)test No.2
前回は初期状態でテストしましたが、今回は一番上の”キャブレター セッティングの変遷”の表にあるtest ?2の行です。
これはSnap-Offさんが2年かかってKawasaki SXi-proでセッティングの行き着いた状態です。 私も乗らせてもらいましたが、大径キャブでありながら下から上までトルクの谷がほとんど無く、上も回りきってました。特に高回転の軽く回りきる所はとってもGoodです。 ただし、低速は(細いというほどではありませんが)フリースタイルするほど瞬発力はありませんでした。 これは単純SJとSXのポートの差かな?というところです。
ただ、SJでtest ?2を試すと、全然合いません。 下は極大に濃くてじゃじゃ漏れ状態です。低・中速の振動も大きいです。 上はかなりこいですが、上だけ続けると多少かぶりが取れて回ってくれますが、気持ちよく回り切りません。
やっぱり、同じキャブでも(50と48の差とベンチュリーのカーブの差はあれど)、ジェットスキー本体が違うと、セッティングは全然違うんですね。 と いうのは単純ですが、実は内心、ちょっとほくそ笑んでます。
というのも、ボクの(勝手な)理論では 同じ空気量が流れれば、SJだろうが、SXだろうが、そんなに良好な混合気を作るセッティングは変わるハズが無い。。(あるにはあるのだろうが、そんなに大はずれしてないはず)と思ってます。 自己満足かも知れませんが、もし同じセッティングでいけるはずなのに、ボクのは濃いとしたら、フードの改造が成功して、Snap-Offさんより空気量が多く取れているのじゃないかな?とこじつけてます。
同じセッティングなのに濃く出てしまうのは空気の流速がより多くなって、ガソリンが吸い出されやすい? とも考えてます。(ま、この辺は自己満足を勘弁して下さい。)
  こういう思いこみが無いと、改造の苦労も楽しみに変わらないので、多めに見て下さい。


(2003/2/8)セッティング開始!
いよいよセッティング開始です。 本当はセッティング開始する前に前出のフード改造以外にたくさんのことをやってます。キャブも改造や工夫を入れたり、インマニはバイパス改造をほどこしたり。。。 でも、それを書いているといつまでたっても本来のキャブのチューニングの部分に日記が突入しないので、先にちょっとだけチューニングの日記を書き始めます。

(?1:初期状態)
まずは初期状態のテストです。 状態は一応○です。この○と言うのは 決して”良い”というレベルでは無く、一応、落ち着いて走るには良いが、どこかすかっとしない部分が残り、ノーマルキャブを超えないというレベルです。 性能としてはノーマルキャブ以下です。下がとっと薄い感じがします。ま、最初は何もセッティング出してないので、それでも、そこそこ走ったので、まだ安心してます。後でかきますが、プライマー配管も追加しているので始動性も良く、大径キャブにありがちな低・中速の息付きも少なく、 ま、とりあえず こんなモンからでしょう〜!的な感じです。 さ、これから煮詰めていきまっせ!

ちなみに 表の最上段は
メイン:メインジェットの番手
パイロット:パイロットジェットの番手
バルブシート:俗に言う”鉛筆”の所の穴の大きさです。バルブが大きくなると、ダイヤフラムが押したときのガソリンの流入量が大きくなります。 また、わずかですが、燃圧に対して開きやすくなります。
スプリング:バルブシートをふさいでおくスプリングの強さで、単位はグラムです。 これが弱くなると フロートのガソリンが減るとすぐバルブが開くので、低・中速のピックアップが良くなります。 低中速域でガソリンが濃くなっていきますが、弱くし過ぎると 濃くなり過ぎるし、ちょっとした振動で開いてかぶったりや外付けポンプの燃圧で勝手に開いてメインジェットからガソリンをねじ込んでしまうなどの症状が出ます。 セッティングにはメインジェットやパイロットジェットに目が行きやすいのですが、スプリングの種類は重要なファクターです。
Lニードル:ニードルを何回転開けたかです。1回転が1H(1時間)と表現してます。 時間表現ですので、1H20(分)なら、1回転と1/3回転です。基本は1hでセッティングが合うことでそこから30分以上ずれる場合はメインジェットやパイロットジェット側で調整することが必要です。 あくまで、Lニードルは微調整のみです。
リターン:外付けポンプをリターン側にメインジェットをねじ込んで、キャブ側に行く流量と圧力を調整します。 これを大きくするとタンクにリターンするガソリンが多くなり、小さくするとキャブ側が多くなります。小さくし過ぎるとキャブに燃圧がかかりすぎて、弱いスプリングなら勝手にバルブシートが開いてしまって強制的にガソリンをキャブに送り込んでしまうので、かぶりが出たりします。ただ、ある程度燃圧がかかっていないと息付きが出ますので、これも最適値を捜す必要があります。 結構リターンジェットをいじるとキャブの性格はころころ変わります。 それと、あまり小さすぎると 燃費の悪化とガソリンホース中のベイパー(気泡)が分離出来ずにキャブ側にベイパーが回りますので、色々不具合も起こります。
セルの色を変えている部分は前回のセッティングから変えている部分を色を変えてわかりやすくしてます。 前回の不具合がどういう症状だから、次回はどうする。。。を解説しながら日記を書いていきます。



(2003/2/1)
フードの吸入アップの巻!その3     フードの改造!
吸気をアップするにはレースフードに交換するのも手っ取り早いのですが、簡単な改造で十分吸気は増やせます。目安はキャブの口径面積の2倍を目指しましょう。ノーマルの穴(写真左側の3つの穴)は3つ合わせてもノーマルキャブ(Φ38)の1.5個分しか開口面積がありません。 これでは、吸気抵抗がかかりすぎて、大径キャブでは流速が出ません。強度と水の入りにくさを考えながら、穴を空けていきます。(fig−1)これだけ空けると、AMCキャブの2倍近くの開口面積が稼げました。

中央のΦ64穴は内側から塩ビのネジフタ付きソケットを接着して煙突の様に突き出します。 その煙突にナイロンメッシュをかぶせてホースバンドで止めます。 内側から突き出すことで ”かえり”となって水が入りにくいし、メッシュをかけてゴミも入らない様にしてます。
このネジフタ付きソケットは優れもので、200円くらいで買えますが、水が入るのが怖ければ、このネジフタを閉めればいいので、簡単に開け閉めが出来ます。(Fig-2) Fig-2はフードの内側から見たところです。 水を入れたくなければ付属のネジフタを閉め込みます。 O−ringも付属しているので水漏れ無し!
この穴から入った水は直接コンパートメントに入りますが、落ちる位置はエンジンとガソリンタンクの隙間の当たりに位置しますので、そんなにホースで下に導くまではする必要がありません。
ボクはレース時代はカワサキの750sxで出ていましたが、カワサキのフードの吸気口は本当に小さいので、拡大する必要があります。 たぶんノーマルキャブ1ヶ分も無いかも知れません。 カワサキの場合、フード中央に丸いフタがありますが、これにがっぽり穴を空けてメッシュをかけてました。 これ一ヶで簡単にキャブの2倍の面積が取れます。 ただ、この位置だと入った水がエンジンのプラグ当たりにかかってリークするので、内側にはエルボを接着して 前の方に水は落としてました。 こんなに 穴を空けて水が入りすぎませんか?と聞かれますが、そんなに変わりませんよ!  水を入れないより、水は入りやすい(=空気が入りやすい)様にして、その分、(ポンプ等で)出せる様にする方がパワー的には良いと思います。
穴を増やすと、特にフリースタイルで大量に水が入りそうですが、小さいままでも負圧が高くなって勢いよく水を吸うだけですので、拡大したからって水の入る量はわずかに増えるだけです。 それより、キャブへの空気流入が少しでも多くならなければなりません。特に大径キャブではこれをしないとセッティングが安定しません。 吸気拡大は大径キャブには絶対必要ですが、ノーマルキャブレベルではそんなに差は出ないかも知れませんが、必ず安定方向には向かうと思います。 だって、たとえば700ccが6000回転で回ったとすると、1秒にエンジンは100回転するということで、単純計算で 1秒に0.7Lx100=70Lの空気量が必要となります。 1秒に70Lの空気を通すには、、  これでわかりますよね吸気の拡大の重要性が。
通常、車やバイクではノーマルアスピレーションでシリンダーに吸い込まれるのは4サイクルの吸気効率の良いエンジンでも容量の70%と言われてます。 たぶんジェットはフードの吸気抵抗が大きすぎるので、半分以下で無いでしょうか?? だから 6000回転でも通っている空気量は1秒に20Lか30Lぐらいでしょう。それでも結構な必要空気量です。



(2003/1/24)
フードの吸入アップの巻!その2   100円ショップ恐るべし!!

いよいよノーマルフードを改造して空気流入をしっかり取るようにするわけですが、穴を空けるのに”ホルソー”と言う道具を使います。 これって、工具を扱っている専門店ならとても1000円ぐらいでは買えないのですが、100円ショップにこれがあるんですよね!! 
恐るべし、ダイソー!!!(←100円ショップの大手) ダイソーの大型店って、何でもあるので、結構(と言うより、最近はまってます)使えます。
ダイソーの工具で使えないのは+、ーのドライバーだけです。  特にダイソーの+ドライバーはダメです。 ネジをなめる元です。  +ドライバーは先端が焼きがきちんと入って+溝が正確に研磨されていて、 グリップがゴム系のしっかり押さえながら力がかけられるモノをきちんと工具屋さんで選んで買ってます。ネジの溝のサイズに合ったモノをそれぞれ持つのも重要ですね。 でも、ダイソーでホルソーまで買えるとは思いませんでした。 最近のダイソーの工具関係の充実ぶりは異常です。 鉄工系ドリルが細いモノなら3本組で100円ですよ! これなら、ドリルの先を研ぎ直さなくても、完全に消耗品と割り切って使えます。
特にホルソーはFRPはガラス繊維でホルソーの刃が痛むので、100円ショップのモノの方が割り切って使えます。
 写真の小さい方がΦ28で大きい方がΦ64mmです。 SJにはこれを使います。 SX系はこれより大きいモノを使います。
次回こそ、フードの改造に入ります。


(2003/1/17)
フードの吸入アップの巻!その1

大径キャブは吸入空気をしっかりフードから取ってやらないと、性能が出ません。 この当たりは知り合いの”お遍路さん”からアドバイス受けていたのですが、僕自身もレース時代には当然吸入アップの改造をフードに加えていましたので、お遍路さんのアドバイスも当然と思ってます。
特に、AMCのシャワーキャブはシャワー穴はボアの内面に位置します。 これって、流体力学的には とってもセンスの悪い配置なんですよね。
筒の中を流れる空気の流速はどこでも同じでは無く、筒の中心が最も空気の流速が速く、ボア内壁に近づけば近づくほど遅くなります。だから負圧によってガソリンが吸い出させる一般名称の”負圧キャブ”に属するジェット用のキャブでボア内壁にガソリン穴があるAMCシャワーキャブはガソリンが吸い出されにくいという欠点があります。特に 空気流速の遅い低中速では 負圧が出にくく、その上にノーマルフードの吸気抵抗が多い状態ではもっと流速が稼げないことになります。 事実、AMCシャワーキャブでは ノーマルフードのままでは 朝と昼のセッティングを変えないと合いませんが、吸気面積を拡大したレースボンネットに変えると、一日同じセッティングでいける程度に改善するようです。
歴史あるキャブメーカー(AMCで無く、ミクニやケイヒン)は万人に安定した性能を発揮するようにダブルボアで筒の内側の流速の最も早い位置にもう一つボアを設けて、さらにこのボアはテーパーがきつくして負圧の発生を大きくするようにしています。  そして もっとノーマルのキャブを見つめて下さい。 このセカンドボアの小さい筒はキャブの中心では無く、ちょっとだけ片寄った位置にありますよね。 これは バタフライが開いたときに バタフライは斜めに傾いた中間では 空気はバタフライの傾いている方向に斜め下の片側に多く流れ込み、その反対は引っかかって流れ込みにくいので、空気はキャブの真ん中が最も流速が速いのでは無く、バタフライが斜め下側に傾く側に少し寄ったところが最も空気の流速が速いところになるために、それに合わせてセカンドボアが少し寄った位置にあるのです。 そのくらい、大手メーカーは負圧キャブは空気の流入流速に神経を使ってます。
だから、フードの吸気面積拡大は 大径キャブを入れるには絶対条件です。 2輪レースではラムエアといって、車速による風速を利用してキャブを加圧する方法をとってます。 市販二輪車でもラムエアシステムはありますが、加給圧はたいしたことはありません。これがレース車両となると過給はかなりの圧力が加わります。  反対はジェットは水を入れないためにフードの開口面積はキャブの口径より小さいです。 こんなことでは吸気系の改造など無駄に終わるだけです。

次回、フードの吸入アップの巻!その2 で いよいよフードの改造です。

PS。 だいぶAMCさんをこき下ろしましたが、シャワーキャブは写真の通り、バタフライ以外に全く空気の邪魔が無いという長所もあります。 AMCさん、勘弁して下さい。


(2003/1/10)  いよいよ、日記の始まり始まり!!
入手したのはAMCキャブの旧型(Hスクリュー無しタイプ)のΦ48キャブです。 AMCは今はM-device と言う名前に変わってます。
まずはAMCキャブΦ48(左)とノーマルΦ38(右)との写真を見比べて下さい。(比べるのは バタフライの大きさですよ!)この口径の大きさにそそられますね〜!